レスター伯の限界

気付いたらVtuberになってた

『スペース☆ダンディ』ともう一つのCOWBOY BEBOPの系譜―坂本真綾『Be Mine!』のすすめ―

 2月も1/3が終わってしまいましたね...(挨拶)

 

 それはさておき、年度末で色々と忙しいのですが、今季は博論が終わった分、じっくりアニメを見てます。咲全国編の安定感はもちろんですが(毎週日曜日9時から『伯すま咲TV!』絶賛配信中)、『いなり、こんこん、恋いろは』のファンタジー日常系感もいいですねえ。ヒロイン伏見さんを演じる大空直美の関西弁はここ10年の新人声優の中でもトップクラスじゃないですかね。『かみちゅ!』大好きな僕としては、特に楽しみながらみてます。 

 

 他には、『バディ・コンプレックス』が最近のロボ物の中だと比較的うまく王道展開を織り込みつつ言霊力が高くて楽しみに見てます。相変わらず六花ちゃんのリアクションがくそかわいい『中二病』、今季もスーパー真礼タイムな『ノラガミ』、レズアニメというよりキスアニメなコメディ『桜Trick』あたりは安心してみてます。

 それから『ウィッチクラフトワークス』はさすが水島努といった感じで、『ガールズ&パンツァー』で魅せてくれた戦闘シーンだけでなく日常シーンでのCGの使い方のうまさとか、CGと言えば老舗GoHandsが全力の3Dを駆使して全力の下ネタギャグでお送りする『生徒会役員共*』もいろんな意味で素晴らしいですね。あと、この二つは主題歌も素晴らしく、毎日聞いてます。 

ウィッチ☆アクティビティ

ウィッチ☆アクティビティ

 

 

花咲く☆最強レジェンドDays

花咲く☆最強レジェンドDays

 

 

 そんな感じで楽しめてる今季アニメですが、個人的な思い入れの面で言えば咲に勝るとも劣らないのが『スペース☆ダンディ』。今でも「一番好きなアニメ」ランキングNo.1の座に君臨し続ける『COWBOY BEBOP』の渡辺信一郎監督に、信本敬子佐藤大らが再集結したスペースコメディで、設定もノリもまさにBEBOPの後継者。

 見栄とバカを全力のクオリティと疾走感でやり、それでいて人情話や浪花節も全部やる。5話とかよかったですよね(大河内脚本というのがまた草ですが)。『カブトボーグ』や『あいまいみー』並に全滅エンドが多くても、次の回には何事もなかったように普通に再開し、何をやってもちゃんと『スペース☆ダンディ』になってる。15年ずっとこれをまっててよかった...(『坂道のアポロン』も好きなんですけどね) 

 

 あと、BEBOPといえば音楽ですが、ダンディでも一話の終盤の音楽とのシンクロ感がたまらなかったです。また、より世界観へ入り込めるかどうかが重要なダンディだと、岡村ちゃんのOPも、やくしまるえつこ×菅野よう子のいかにもなEDもうまく機能してますね。こちらもITSでぽちってひたすら聞いてます。 

ビバナミダ(スペース☆ダンディ盤)(DVD付)

ビバナミダ(スペース☆ダンディ盤)(DVD付)

 
X次元へようこそ/絶対ムッシュ制

X次元へようこそ/絶対ムッシュ制

 

 

 BEBOPの遺伝子といえば、今季はダンディ以外にもう一つあるんです。それが、『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』。監督の岡村天斎はBEBOPにおいて『悪魔を憐れむ歌』や『マイ・ファニー・バレンタイン』、『カウボーイ・ファンク』などの印象的な回のコンテを切ってます。それ以降にも『DARKER THAN BLACK』の監督などを務めるなど、外連味と遊びの両方を併せ持った天才演出家。そんな岡村監督の新作が、BEBOPチームと同じ時期に見られるとは幸せこの上ないわけです。

 ズヴィズダーも世界征服をもくろむ秘密結社というテーマを扱いつつ、コメディとシリアスを絶妙なバランスで混ぜつつ、独特の視点とこだわりで描く面白い作品ですね。ダンディが「スペースダンディとは宇宙のダンディである」の一言でその世界観に没入させるように、ズヴィズダーもケイトの妙な説得力がある台詞や振る舞いで世界に入り込ませる見栄の世界と言う点が共通してて面白いんですよね。一端世界に入り込ませて油断させつつ、ちょっとした死角から殴ってくるアニメ。大好物です^^ 

 

  そんなズヴィズダーといえば、OPの『Be Mine!』が本当にたまらんのですよ。いや、何度聞いてももうたまらんとしか言いようがない。坂本真綾the band apart+江口亮とか、ほんま良く組み合わせたとしかいいようがない。

 

 

  the band apartのファンキーでパンクで美しいロック。2000年代中盤に、よく深夜に木屋町鴨川を徘徊しながら聞きまくってました。あらゆる要素を詰め込みつつ、それでいてオリジナルで、ノスタルジーもある。バンドにいけば窒息してでもモッシュしたくなる。最高に熱くて心地いいバンドなんですよね。

 そんあバンアパ坂本真綾の曲を書くとか「マジか!」と言わざるを得ないわけです。美しくかつアッパーに心地よいロックに真綾の声が非常にあうのですよ。しかも、ストリングスのアレンジに江口亮(いきものががりやschool food of punishmentなどのアレンジでおなじみ)が加わることで、旋律の美しさ、そして爽快感の中に一滴の罪悪感のような物がふりかけられて、もう逃れることが出来ない曲に仕上がってますね。 

Be mine!/SAVED.(世界征服盤)(初回限定盤)

Be mine!/SAVED.(世界征服盤)(初回限定盤)

 

 

 

 ちなみに、坂本真綾といえば、BEBOP8話『ワルツ・フォー・ヴィーナス』において、盲目の少女ステラ・ボナーロを演じています。このステラのエピソードはダンディ5話とにかよった構成で、最後にスパイクがステラに話しかける台詞は本当に最高なのです。

 後、テレ東で放送が途中打ち切りされた後、最速で全話放映されたWOWOWでは、二作目のアルバム『DIVE』をリリース前後の若かりし頃の真綾がよくCMで流れていたのを覚えています。『DIVE』の頃と言えば、菅野よう子とのコンビの真っ最中で、この後『プリズム』とかがリリースされるわけです。 

 そんな坂本真綾岡村天斎の新作のOPを歌うというだけでも個人的には凄くくるのですよね。本当に僕の思い出回路が色々と刺激されて今季はやばい。

DIVE

DIVE

 

 

 まあ、個人的な思い入れをおいておいても、『Be Mine!』は最近でもかなり上位にくるアニメOPなので、是非是非聴いてみてください。ちなみにシングルに同梱されている『SAVED』も『いなり、こんこん、恋いろは』のED曲で、これまたいいので本当にお薦めの一枚です。

『咲-Saki-全国編』の放送開始と咲SSの新たなサイクル(2014年1月版)

 みなさん『咲-Saki-全国編』楽しんでますか?(挨拶)

 

 3話に入り、ちゃちゃのんも登場し、(もうすぐ40なのに、アスミスにまで先をこされるなんて)「そんなん考慮しとらんよ...」な松来さんのネイティブ広島弁名演技もすばらでしたね。『伯すま咲TV!』でも話していますが、ここまでは丁寧に積み重ねるフェーズという感じですが、来週以降本格的に二回戦が始まるので、より一層楽しみですね。 

White Sincerely

White Sincerely

 

Video streaming by Ustream

 

 さて、全国編の放送開始に伴って、このブログでも何度も取り上げてきた咲SSが最近再活発化して来ている印象があります。そこで今回は2013年年末から2014年初頭にかけて面白かった咲SSを紹介しつつ、最近の傾向について少しまとめて見ようと思います。

 

 年末あたりからの咲SSの再活発化に全国編の放送開始が影響を与えていることはほぼ疑いが無いところですが、どのように再活発化しているかといえば、

 

 ①単純に量的な増加

 ②新たなカップリング

 ③これまでとは異なる方向性のキャラの掘り下げが進む

 

の3つくらいの傾向が見られると思います。以下でそれぞれの論点について簡単に。

 

①量的な増加

 咲SSは2013年後半の咲SSといえば、まとめサイトにまとめられるようなSSが一日1〜2個くらいしか見当たらなく少し寂しい思いをしていましたが、年末あたりから(身長などの情報公開あたりから)3〜5個くらいに増えてきている感じがします。

 

 過去にチームiPS敷居亭支部のコピー本でさっすまがまとめてくれたように、VIPSS(およびSS速報など派生系のSS)は、スレ(VIP、アニメ本スレ、なんJ)が盛り上がることでネタと人が集まってきて、結果的にSSの量と質が上がる傾向にあります。昨年の後半と言えば『シノハユ』の連載が始まりましたが、『シノハユ』はスレが加速するタイプの作品とは少し違うので、やはり年末からの盛り上がりはアニメによるスレの盛り上がりが一番大きいのかなと思います。

  人がまた集まりだしてるのは、年末あたりから安価系SSが少しずつ増えてきており、比較的長めの連作SSがぽつぽつ投稿されていることからも分かります。例えば以下のモモSSなんかは、つかみのネタの突飛さや、途中からのドライブがかかってくるところは、最盛期(2012年後半)のシリーズ物SSの感覚に近く、非常に懐かしい気持ちになりました。

 「酷い、だが、もっとやれ!」という感覚で読み進めていくのがやっぱり咲SSの醍醐味なんですよね。

 

桃子「この声とひきかえにこんなに美しい夜を届けるっす」マンゲファイアー、ゆみ「まんまんワイフの毛根蒻畑」 マンゲファイアー : おかしくねーしSSまとめ

 

 

②新たなカップリング

 咲SSといえば、やはり欠かせないのがカップリングの妙。とはいえ、既に長年にわたり様々なカップリングが試されてきた咲の二次創作界隈において、新しさを求めるのはなかなか難しい物があります。

 ところが最近だと、連載当初はあまり盛り上がらなかった有珠山SSやシノハユ関連のSSがポツポツと投下されるようになることで、文字通り新しいカップリングが出てきている印象があります。

 有珠山でいえば、最近なるちかSSをひたすら投下している人がいて、この人のなるちかSSがいい感じで狂気を孕んでいてたまりません。また、有珠山全体も阿知賀に近いバライエティ的なSSがよくあうバランスの高校なので、今後YGでの連載が進むにつれて更に盛り上がることに期待がかかります。

 

成香「おち○ちんが生えました」 : おかしくねーしSSまとめ

誓子「なるかが欲しい」 : おかしくねーしSSまとめ

誓子「なるかの可愛いポイント全部当てるまで帰れま10!」 : おかしくねーしSSまとめ

 

 また、シノハユSSに関しては本編に対する咲クラスタの好反応とは逆に、SSとしてネタにしずらい雰囲気もただよってましたが、こちらも少しずつその方向性が模索されています。具体的には「ロリチャードソン」系SSを中心に、慕ちゃんの麻雀ジャンキーっぷりをいかしたSSも少しずつ開拓されている印象があります。

 

シノ「おじさん、一緒にお風呂入ろうよ」コースケ「!?」 : おかしくねーしSSまとめ

慕「紙で作った麻雀牌!」山岡「やれやれ」 : VIPとSS

慕「打てますか?」玄「はい、松実姉妹がお相手ですのだ」 : おかしくねーしSSまとめ

 

 こうした新規参戦校、新規作品関連のSSに加えて、これまであまりなかったカップリング自体もちらほら出現しています。個人的に最近で一推しなのは以下の憧咲SS。憧咲自体はこれまでもいくつかあったのですが、このSSにおける憧ちゃんの咲さんを好きになる感じはこれまでにない新鮮な切り口だったので、是非読んで欲しい一作です。

  後、次の傾向とも被るんですが、最近の憧ちゃんは、援交キャラでも、iPSキャラでもない、それ以外の方向性のキャラの掘り下げが進んでいる印象があります。

 

憧「泣き顔の綺麗な人が好き」咲「えっ」 : おかしくねーしSSまとめ

 

 

③異なる方向性のキャラの掘り下げ

 カップリングと併せて、これまでとは異なるキャラの方向性の掘り下げも見られます。これに関しては、特に清澄が多い印象がありますが、全国編前半の主役とも言うべき部長を中心に、アニメが進むとまた進むんじゃないでしょうか。

 特に以下のぽんこつ久シリーズは、咲さんのキャラ付けも含めて非常に目の付け所がいい感じで、うまく新たな魅力を引き出しているといえると思います。こういうSSは今後も更に増えて欲しいですね。

 

まこ「うちの部長はぽんこつじゃ」 : おかしくねーしSSまとめ

咲「うちの久はポンコツかな?」 : おかしくねーしSSまとめ

和「うちの部長はポンコツじゃない…です」 : おかしくねーしSSまとめ

 

 

 以上の3点をまとめると、全国編に伴いスレが再び賑わい、「SSの不可欠なネタと書き手が増加する→新たなカップリングや新たな方向性の掘り下げがはじまる」ということになります。これは量的な増加と質的な変化の両方を伴う変化で、咲SS文化を支える風潮被害文脈の更なる進化の一つの形といえるのではないでしょうか。

 

 そしてこの傾向を象徴する超大作SSが久しぶりに投下されました。

 

怜「竜華を欺いて浮気を続ける」憧「そうはさせない!」 : おかしくねーしSSまとめ

 

 このSSを簡単に説明すると竜華を欺いて憩ちゃんと二股浮気を続けようとする怜と、それを阻止しようとする憧ちゃんが、心理戦、推理合戦を繰り広げるSSです。単純に二人のやりとりが「デスノートの月対L」を思わせる非常にレベルが高いもので、咲のキャラについて一通り知っていれば楽しめる、読み物として非常にハイレベルなSSといえます。

 しかし、このSSの凄いところは構成力+文章力だけではありません。怜の浮気と言えば、いわゆる初期咲SSを支えた「屑怜」風潮被害の文脈です。怜竜SSの歴史を振り返えるならば、屑怜竜華NTR属性竜華チームiPS入り(からの脱退)→逆に竜華がNTRるSSの増加→ラブラブSS」という風にまとめられると思いますが、このサイクルを踏まえた上で、最初期の「屑怜」に再び戻ってきているのが上記のSSという訳です。

 

参考:二次創作の最前線はここにあるー咲SSのすすめー - レスター伯の限界

最近の咲SSの流行 ー怜竜の関係性の逆転傾向からみる咲SS回の新たなサイクル- - レスター伯の限界

 

 といっても単純に屑怜SSに先祖返りしているわけでなく、会話における「一巡先」を読む能力、情報収集や連絡のために活用される「怜ちゃん」など、この2年間で本編、そしてSSで積み上げられてきた能力やネタをふんだんに盛り込むことで、屑怜風潮被害をより高次元まで引っ張り上げています。ネタが一周するということは、その界隈が廃れてしまうのか、再び浮上するのきっかけになるのかの分水嶺に当たるわけですが、このSSはまさしく後者の咲SSの再活発化を象徴しているといえると思います。

 また、怜だけの問題でなく、相手役の憧に関しても、チームiPS的な要素を匂わせつつも、偏差値70が嘘ではないと言わんばかりの頭脳を発揮して、チート能力持ちの怜と全力で戦っています。これも怜と同様に、憧に関しても過去の風潮被害の歴史を踏まえつつ、更に憧のキャラクターとしての魅力を引き出した演出がなされているといえるでしょう。

 

 以上を踏まえてまとめると、

 

 ①全国編の再開に伴い書き手が咲SS界隈に再集結する

 ②更に2年間積み重ねられてきた風潮被害文化の歴史というベース

 

 この2つの文脈が合わさった上で、ハイレベルな書き手の渾身の一作として投下されたのがこのSSだといえるのではないでしょうか。したがって、この作品は単作のクオリティ的な意味で『大阪デート』と並べても遜色ないですし、それに加えて、歴史的な重要性の意味でも、『カンちゃんシリーズ』、『ゲンツキ・ホー』なんかと並べてもいいのではないかと個人的には思っています。

 また、昨年の同じ時期に投下された超大作『学年対抗シリーズ』と比べると、『学年対抗シリーズ』が咲SS界の第一次の盛り上がりを締めくくる意味での転換期を象徴する作品であるのに対して、本作はスケールの面では少し劣るところもありますが、第二次の盛り上がりのきっかけという意味で転換期を象徴する作品となるだけの潜在力を持っていると思います。

 

 久しぶりに読了後の興奮冷めやらない超大作だったので、ついつい長い記事を書いてしまいました。咲SS界が再び盛り上がるんじゃないかという期待を抱かせてくれる、ほんとうにすばらな作品でした。咲は知ってるけど咲SSは殆ど読んだことないという人にも、咲SSはずっと読んでたけど最近離れていたと言う人にも、その両方に是非読んで欲しい超大作なので、是非是非一読してみてください。

 

TVアニメ 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A キャラクターソング vol.6

TVアニメ 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A キャラクターソング vol.6

 

 

TVアニメ 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A キャラクターソング vol.2 Live A-Life

TVアニメ 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A キャラクターソング vol.2 Live A-Life

 

 

 

 追記:追加で特にジャンルレスに昨年後半に面白かったSSをピックアップ。読み落としてるのがあれば是非読んでみてください。

 

咲「清澄と風越の部員は相部屋ですか!?」久「何か問題でも?」 : おかしくねーしSSまとめ

 久しぶりにチームiPSの香りがしつつ、さらっと混じるカンちゃん

 

姫子「おばあちゃんになっちも一緒におろうね」 : おかしくねーしSSまとめ

 新道寺SSは息が長いですね。哩姫もいいけど、個人的には姫すばが大好物です。

 

憧「iPS力たったの5。ゴミか」優希「じぇ?」 : おかしくねーしSSまとめ

 帰ってきたスタジオあらたそ

 

穏乃「いじめるんだ、みんなを!」:えすえすMode

 阿知賀編が完結して主人公の重圧から解放された最近の穏乃はフリーダム

 

憩「宮永照と」照「荒川憩の」照&憩「何かと戦ってる系!」:えすえすMode

 ラジオ好きにはたまらない一作。照&憩のコンビもすばら

 

和「王様ゲームしませんか?」京太郎「まじで!?」 : おかしくねーしSSまとめ

 下半期の安価系SSといえばこれかな。ハギヨシとセーラがいる時点で狂気確定

 

モモ「先輩と別れて欲しいっす!」久「じゃアナタが代わりになる?」 : おかしくねーしSSまとめ

 昨年の下半期はゲス部長SSが多かったですね。これが全国編によってどう変化するのかも今年の見物です。

 

【京牌】京太郎「紅生姜のない牛丼屋」:えすえすMode

 昨年中旬に(一部界隈で)一世を風靡した京牌SS。ただ、これは極まった狂気というよりは、原作、SSなどあらゆるネタを取り入れつたスケールのデカイ大作

 

絹恵「憩ちゃん変わったな」憩「かもな」 : おかしくねーしSSまとめ

 大阪の同級生だけど、なかなか無かったカップリングの絹憩。個人的にはツボなので、続きも期待してます。

 

洋榎「新年早々やかましいのが来よった」セーラ「せやな」 : おかしくねーしSSまとめ

 やっぱり洋セがナンバーワン!

1/19(日)こみっくトレジャー23にサークル敷居亭で参加します

 今週末に大阪で行われるこみっくトレジャー23にサークル敷居亭で参加します。

 

 イベント名:こみっくトレジャー23

 日時:2014年1月19日(日)11時〜

 会場:インテックス大阪4号館交通アクセス

 ブース番号:ナ-18b

 

 去年の冬コミには参加できなかった分、二度目のこみトレに参加することになりました。関西でのイベントは滅多にでないので(というか敷居亭にみんなやってくる)、関西近郊にお住みの方は是非是非足を運んでください。

 

 頒布物としては、去年の夏コミの時の新刊を中心に既刊を大体一式持って行く予定になっております。

 

①『敷居の部屋の最前線』(700円)

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 「小説家になろう」「VIPSS」を中心にテキスト系WEB小説の最前線に迫った一冊。『まおゆう』に引き続いて、現在アニメも絶賛放映中の『ログホライズン』の原作者橙乃ままれ先生のルーツに迫る独占インタビューを巻頭に掲載。

  その他にも、小説家になろうの累計ランキングでついに一位になり、まもなく書籍版が発売される『無職転生』の理不尽な孫の手さんのインタビュー、『神様のいない日曜日』『魔法の子』のラノベ作家入江君人さんによる「書き続けるための創作講座」など、好評なコンテンツを満載。計114頁の充実した内容になっております。

 自信をもってお薦めできる本にしあがってますので、まだ手に入れてないと言う方は是非是非お手にとってもらえればと思います。

 

 

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1 (MFブックス)

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1 (MFブックス)

 

  

魔法の子 (富士見ファンタジア文庫)

魔法の子 (富士見ファンタジア文庫)

 

 

 

②『敷居の部屋の終幕』(500円)

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 アイマスニコマスの歴史をずっと追ってきたサークル敷居亭のアイマス系同人誌の集大成ともいえる一作。ニコマスPが選ぶ魂の一選、豪華対談、ライブ・声優・ミリマスなどに関する個別記事などを詰め込んだ内容になっています。くらふとさんによる気合いに入ったライブイラストの表紙も素敵です。

 

 

③『敷居の部屋の混沌』(500円)

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 こちらは二年前に作った同人誌ですが、執筆当時より更に発展したニコニコ動画の格ジャンル論(MUGEN、RTA、ゲーム実況、アニメ)、ブームが始まった頃のなろうに関する対談を扱った一冊。敷居亭メンバー的には既刊の中でも屈指の出来との声もあがるなど、現在読んでも十分に楽しめる内容になっています。

 長いこと在庫切れの状態が続いていましたが、この度増刷したので、是非お手にとっていただければと思います。

 

 

 その他にも在庫がある既刊は持って行く予定です。当日は最近「ゆかい食堂」で大活躍中のくらふとさんもブースにきてくれる予定になってたりするので、ぜひぜひ遊びにきてください。

 

サークル敷居亭関連情報まとめ&通販受付 - 敷居の先住民

 終幕だけど最前線—サークル敷居亭C84新刊のすすめ— - レスター伯の限界

 

【告知】毎週日曜日21時から『伯すま咲TV!』で咲トーク【定期放送化】

 あけましておめでとうございます。2014年もよろしくお願いします。

 

 昨年後半から、さっすまと一緒に咲関連の感想USTを発売日にあわせて行ってきましたが、2014年はそれを定期放送化(『伯すま咲TV!』)したいと思います。

 全国編の放送も始まったので(関西は今晩からですが)、全国編の感想+その週に発売された咲関連の連載の感想+αという感じで、咲の感想を中心に色々としゃべっていきたいと思います。日曜深夜に関東で最速放送、土曜日晩にニコニコで全国編の配信というスケジュールを考えて、その間にあたる毎週日曜晩にストリームを打つ予定です。

 

 詳細は以下の通り

 

 ・番組名:伯すま咲TV!

 ・配信URL:http://www.ustream.tv/channel/leicesterp

 ・配信日時:毎週日曜日21時から(予定)

 ・内容:『咲-Saki-全国編』、YG『咲-Saki』、BG『シノハユ』『咲日和』の感想

     その他、今日の艦これ、オススメ漫画、格ゲーばなし等々

 ・出演者:レスター伯、さっすま(レギュラー)+時々ゲスト(主に敷居亭のメンツ)

 

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Live streaming video by Ustream

 

 全国編で咲クラスタも盛り上がってますし、アニメが始まると咲に注目するアニメ勢も多いですし、『シノハユ』でりつべ+あぐりのコンビが最高に高まってますし、2014年は咲世界がこれ以上ない成熟した魅力を見せてくれる一年になると思います。僕らもストリームを通じてその盛り上がりに加担できたらなと思っていますので、是非是非よろしくお願いします。

 

 

 

 

HW修道会に寄進してきた (冬コミ告知 2日目東A88b)

 あれは、シコシコと博論の原稿を書いていた11月上旬、一通のDMが届いた...

 

 「まずうちさあ、艦これ本つくるんだけど、書いてかない?」

 「ああ、いいっすねえ...」

 

 その結果がこれだよ...

 

冬コミのお知らせ「Kancolle Admirals] | 坊主めくり

 
■二日目・東-A88-b
 
■サークル名「ハッピーウォーミー修道会」
 
■艦隊これくしょんアンソロジー
 艦これイラスト・漫画・小説・資料・レポートなど
 豪華ゲスト陣の参加による艦これアンソロです

 

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■執筆者一覧

小竹田貴弘 アザミユウコ MDC本舗
内村かなめ 根本邦明 ダンカン
遠藤海成 広江礼威 河内和泉
EXCEL 野上武志 志画内まいと
仁木英之 むむ アグレ510
バケツ shachi ありらいおん
阿羅本 景 木緒なち かきたね
姫ノ木あく 嵩夜あや 橘ぱん
レスター伯 田沢大典 たまごまご
徳岡正肇 蝉丸P サティール

 

 リアルに「ファッ!?」ってなる名前しかないメンツが揃う蝉丸Pのところの艦これ本に原稿を寄進(寄稿)してきました。まあ、声をかけられた瞬間にこういうメンツになると予想はしてましたが、実際に自分の名前がこの中に並ぶと、「ああ、これは殺されるな」と思いました(小並感)

 ただ、「レスター伯 田沢大典 たまごまご」の並びだったので、なんかほっとしたのを覚えてます^^(失礼)

 

 とはいえ、原稿自体はちゃんと書きました。僕は「声優関係で書いてくれる人」という枠で呼ばれたので、艦これのシステムと声優起用に関する話、個人的一推しの声優の話などで書きました。だれを一推ししてるかはこのブログを読んでる人なら容易に予想はつくんじゃないでしょうか(てんてこてんてこ)

 

 ということで、別に僕の原稿なんか関係ないくらい豪華なメンツによる艦これ本になっております。2日目の壁際で配布されているので、頑張って手に入れちゃってください。

 

TVアニメーション「たまこまーけっと」オープニングテーマ ドラマチックマーケットライド

TVアニメーション「たまこまーけっと」オープニングテーマ ドラマチックマーケットライド

 

 

境界の彼方 (1) [スペシャルイベントチケット優先販売申込券 封入] [DVD]
 

 

サークル敷居亭2013年振り返りSP放送(12/27 22時〜)

 昨日は咲の日USTを聞きに来てくれた方が結構いたみたいでありがとうございました。来年もアニメの放送日や漫画の発売日に併せて定期的にやっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

 さて、放送のなかでもやるよといっていた年末USTの日程がきまりました。12月27日(金)の10時頃から、いつもの僕とさっすまid:sad_smiLey3)に加えて、敷居さん(id:sikii_j)をゲストに迎えて、サークル敷居亭2013年振り返りSP放送をお送りしたいと思います。

 

 くしくも、サークル敷居亭の夏コミ新刊『敷居の部屋の最前線』で橙乃ままれさんインタビューに参加した三人で放送することになるので、今年のアニメ、漫画、映画、ニコ動・ニコ生、なろう・SSの話に加えて、夏コミの話や今後の話なんかも出来たらなあと思います。

 

 ・日時:12月27日(金)午後10時頃〜

 ・放送URL:http://www.ustream.tv/channel/leicesterp

 ・参加者:レスター伯、さっすま、敷居(+誰かメンバーがくるかも)

 ・テーマ:2013年に楽しんだもの(アニメ、漫画、映画、ニコニコ、なろう・SS等)

 


Video streaming by Ustream 

 

 たぶん、以下の話なんかが中心になるんじゃないかなと思うので、興味がある方はぜひぜひ聞きに来てください。今年は冬コミにサークル参加しないので(3年ぶりくらい?)、そのかわりに色々としゃべり納めしたいと思います。

 

 

 

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1 (MFブックス)

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1 (MFブックス)

 

 

同世代の女性声優コンビのラジオが熱い—『洲崎西』のすすめ— - レスター伯の限界

 ・メジャーラノベ文庫で出る「小説家になろう」出身作品 - 敷居の先住民

・ テキスト系Web創作の”今”を切り取る - 夏コミ新刊『敷居の部屋の最前線-Front Line-』 - 敷居の先住民 

謙虚、堅実をモットーに生きております!(小説家になろう)

レジェンド・オブ・イシュリーン(小説家になろう)

今日は絶好の咲日和、楽しいよ(Ustreamに)おいで

 メリー咲日和!

 

 今年はクリスマスを廃止するまでもなく、自然と咲の日になったのでよかったですね。もちろんみなさん当たり前のように本屋やamazonに出向いてると思いますが、本日2013年12月25日は『咲12巻』、『シノハユ1巻』、『咲日和3巻』、そして『ビックガンガン 2014 vol.01』の発売日でございます。 

 

 

 

 僕も日付が変わると同時に、まずkindle版で全部購入して、朝一で本屋にいって購入してきました。

 

 とりあえず、まず語るべきは『シノハユ1巻』でしょうか。BG読んでない人は初めて本格的にシノハユの世界に触れることになると思いますが、慕ちゃんの圧倒的なヒロイン力にぶちのめされてください。この子のヒロイン力と麻雀愛はこれまでのりつべ神が想像したキャラの中でも間違いなく最強。

 一巻丸々つかって、そんな慕ちゃんのルーツを余すことなく描ききっています。キャラクターもいいけど、りつべとのコンビも二回目で、さらに画力と構成力を上げてきている作画担当のあぐりにも注目。阿知賀編の途中から明らかにブーストがかかってましたが、シノハユでは一話からあれを超えんばかりのテンション。疾走感がまじたまりません。あぐりの見開き最強伝説がここから始まらんとしております。

 あと、単行本も表紙の質感が全然違うし、デザインも変えてて、こういう細かい所からも『シノハユ』っていう作品を全力で作りに来ている感じがして本当に素晴らしいです。メダルもって笑顔の慕ちゃん、まじ大天使

f:id:pushol_imas:20131225091805j:plain

http://instagram.com/p/iU0CB7BKEc/

 

 そんなシノハユだけでなく、咲本編もいよいよ準決勝が本格的に進んでいきます。今回は先鋒戦と次鋒戦が収録されていますが、ついにベールを脱いだ個人戦全国3位のガイト先輩の圧力、漫ちゃんの爆発力に対してタコスがいかに立ち向かうのか。そして、今回はキンクリを発動させなかったものの、過去の重要なエピソードが発覚したまこの運命やいかに。後、大天使のよーが今回も大天使でかわいかった(*´ω`*)

 なお、今回の表紙はガイト先輩...ではなく、そのガイト先輩との因縁もあり、回想シーンに登場した個人戦全国2位の荒川憩。阿知賀編ではナースのコスプレで登場して騒然とさせましたが、三箇牧の制服自体がナース服っぽいという衝撃の展開が今巻であきらかになります。この子も間違いなく怪物なんだけど、表紙のイラストのとおりやっぱり「あらかわいい」なんだよなあ(*´ω`*)

*ちなみに12巻の表紙は聖地巡礼するまでもなく、毎週の様に通ってる万博公園前(日本庭園前)のエキスポロードですね。Jリーグがある週末はガンバサポでごったがえします。後、歩道橋の横あたりで警察がよくねずみ取りしてますね^^

 後、裏表紙はすこやんで、折り返し裏が照と、扇情的なワンピースのはやりん。てか、はやりん完全に犯罪ですよね、この格好...

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 そして、こちらは本当に久しぶりの発売となった『咲日和3巻』。今回の表紙はみんな冬の装いで、とよねーとエイスリン、あと三角帽を被りつつも無表情の照がいい味出してます。神が弘世様と呼んでいることが発覚した菫さんの呆然とした表情もいいですね。ちなみにいつものやつはすばら先輩でした。

 肝心の内容は全国編や阿知賀編登場高校の回もゾクゾクと登場していて読みごたえばっちり。あえて見所をあげるならば、やはりカラーで収録されている新道寺の巻でしょう。ころたん回に負けずとも劣らないクオリティの新道寺回、「楽しいよ おいで」

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 さて、そんな単行本ラッシュもいいのですが、連載派としては25日といえばやはりBG発売日です。今回はシノハユ巻頭カラーに、咲日和も全編カラーと圧倒的な咲シフト。表紙の小学生慕ちゃんが可愛すぎます^^

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 内容の方は「100巻やりたい」との神の宣言にもあったように、じっくりじっくりとした感じで、まだまだ小学生編は続くと言うことでシノハユの名バイプレイヤー、閑無ちゃんの回想。シノハユは能力というより打ち筋にキャラクターが表れる感じですが、今回もそこらへんの細かい描写もしっかりとしながら閑無ちゃんのキャラを掘り下げています。

 また、カラーだった咲日和は、ある種咲日和の大エースの一角、愛宕家の巻②で攻めてきています。よく分かってらっしゃる。本編で雅枝が姉妹の母親であることが確定したところで、今回はオールスターで参戦です。内容も相変わらずのクオリティでやはり木吉紗天才すぎる。

 

 さて、こんな感じで今月号のBGも面白かったですが(巻中カラーの『ハイスコアガール』:の対決もたまらんかった)、毎回BGとヤンガンの発売日にはさっすまと咲感想USTやっています。今日もたぶん9時くらいからやる予定にしてるので、ぜひぜひ聞きにきてください。

 「楽しいよ おいで」


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