レスター伯の限界

気付いたらVtuberになってた

日常系ラジオ用メモ

配信予定地:Ustream 漫研ラジオ

ラジオ(28日9時か10時開始予定)に向けての個人的なキーワードを抽出。

比較的個々の作品語りが中心になりそうな気がしますが。

簡易マップとして利用していただければなと。

ラジオが終わったら改めてちゃんと纏める予定...

基本的な考え方に関しては、以下のエントリーも参照していただければ。

参考:日常系としての新しさと古典性/ノスタルジー ー日常系としての『日常』の新しさー - レスター伯の躁鬱



1.空間的リアリティ<時間的リアリティ

サザエさん時空」(『侵略!イカ娘』の終わらない夏休み)とは違う、時が流れる「日常系時空」

参考:アニメ「侵略!イカ娘」の成功と「日常」の失敗 - グーテンベルグのセカイ系へ

←『あずまんが大王』の時間と『よつばと!』の時間の比較

漫画版『けいおん!』と京アニ版『けいおん!』における時間の流れの違い

*終わらないループからの脱出(目的)とループによる局面の打開(手段)

参考:ループという運命を変えるのではなく、運命を変えるためにループ(リセット)を選択する ―『サクラダリセット』5巻で見えてきた物語の構造― - レスター伯の躁鬱



2.風景を定着させる手法

聖地巡礼』を生み出す空間描写、平池芳正が定着させる風景、地方と都会の関係性の変化

参考:「WORKING!!」と「スケッチブック」 - 平池芳正監督が見せてくれた新しい景色と変わらない景色 - さよならストレンジャー・ザン・パラダイス

   岡田麿里さんの作家性を軸に見る今期の二作品 - 物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために



3.『近過去』へのノスタルジーと90年代/ゼロ年代の違い

携帯電話、インターネットが「日常」では無い時代としての「近過去」

ゼロ年代に置けるログの氾濫と「終わコン」言説、古典性の獲得と「語られない失われた10年」90年代の残滓

→30代のクリエイターにとっての青春

参考:Togetter - 「ノスタルジーの原理 歴史としての90年代とゼロ年代の差異」



4.『日常』の笑いとは

型のなさへの不安、学校生活、全力で「バカをする=生きる事」の輝き

90年代不条理ギャグ、『あずまんが』→『苺ましまろ』→『みなみけ』と引き継がれていく系譜

参考:日常7話見ててふと思ったこと - G.A.W.

   アニメ「日常」がつまらないと感じるいくつかの理由 - りきおの雑記・ブログ

   全力で友達を笑わせようとする学生のリアル、それが『日常』の一面! - ピアノ・ファイア

   私はいかにして『日常』を毎週心待ちに、既刊分を全て購入したか - 日々の御伽噺



5.作品体験と「日常/非日常」

作品論、商業論とはいったん距離をとった上での「日常系」語りのために必要な物

「読書/アニメ視聴という作品体験は日常なのか?非日常なのか?」という前提についての考察

ネットという「日常」リア充という言葉に込められたもの

キネ旬総研エンタメ叢書 “日常系アニメ”ヒットの法則

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