レスター伯の限界

気付いたらVtuberになってた

ただのラジオのアニメ化じゃない ―『洲崎西』アニメ化によせて―

 5月24日の『ざきにし春の豚まつり~Majiで絶頂5秒前~』に行ってきたんですよ。今回も腹の底から笑ったんですよ。あっちゃんもぺっちゃんもいつも通り面白かったし、まいちんの結婚もめでたいし、ボロボロだった体にすごいエネルギーをくれたわけですよ。

 買ったばっかりのApple Watchのアクティビティを見たら、座ってるだけのイベントなのに興奮してカロリー消化してるし、エクササイズとしても認定されてたんですよ。つまり面白いだけじゃなくて、ライブでもないのにダイエットも出来るわけですよ。「なんだよ、ただの最高かよ!」って感じなんですよ...

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 いつものロケ地決めダーツが終わって、二人がはけて、今回のイベントはちょっと早く終わったな... って思ってるところに、あのPVが流れたわけですよ。

 

 めっちゃ動いてるわけですよ。くっそ可愛いわけですよ。テニスしてるわけですよ、あのぺの変態エピソードでおなじみのテニスですよ。あっちゃんもアホみたいに笑ってるわけですよ。(西゚∀゚)アハハハハ八八ノヽノヽノヽノ\/\じゃなくて、アニメーションでわろとるわけですよ。

 それで最後にタイトルロゴがどーん!したらですよ、『洲崎西 THE ANIMATION』ですよ。しかもOVAじゃなくて、地上派3局ネットですよ。正直、バカじゃねえのですよ。

 

 でもね、そこで冷静に考えた訳ですよ。これは色んな意味でただのラジオのアニメ化じゃねえなと。よく考えたら、最終的には安心したんですよ。

 多分この感覚はずっとイベント来てたら分るんですけど、来たことない人には今の段階では伝わらないだろうなあと思って。3日たっちゃったけど、100回放送聞いてたらもう書くしかねえなと思って。勢いだけで、記事の構成とか何も考えずに書いてる訳ですよ。

 最後まで文章はこのノリでメチャクチャだから、どうでもいいやって人は7月のアニメを楽しみにしてくれればいいです。

 でも、僕がこの2年間ずっと洲崎西を体験してきた結果、このアニメ化は大丈夫だと感じたのを書き残しておきたいと思ったから書くんです。同人誌作ってちゃんと形にする元気も余力もないけど、それでもなんらかの記録に残しておきたい。つまりただ単に書きたいから書きます。

 

 

 今回の洲崎西のアニメ化を考えようとすると、そもそも洲崎西という番組が始まる前に溯る必要があると思います。つまり、植木さんラジオ関西から独立してシーサイドを立ち上げた所から考えるのがいいだろうというわけです。

 豚まつり終わった後にも、「あの『墓参り植木』がここまで来たか」という感想を古参のラジオ勢と話してたのですが、元々植木さんはラジオ関西で『集まれ昌鹿野編集部』や『おどろき戦隊モモノキファイブ』など、ネットラジオという新たな影響も踏まえつつ、ぶっ飛んだ自由で楽しいラジオのPをやっていた人です。

 そんな植木さんがラジ関をやめて、自分の会社として作ったのがシーサイドコミュニケーションズであり、多分、ラジオ局所属のままでは出来ないことをやるために作った会社な訳ですよ。この前提は非常に重要です。

 

 シーサイドとして独立して以降、植木さんは『ごぶごぶちゃん☆』や『井上麻里奈下田麻美のIT革命!』などのラジオ番組を手がける一方で、『ら☆ら☆ら☆なかむランド~Love♡Laght☆Live♪~』のような単独イベント(及び物販活動)を積極的に打っていきました。要するに、中村繪里子の山賊活動の土台にはシーサイドがあるわけですよ。

 多分実際にイベントにいかずに、ラジオやその他の活動を見てるだけだとなかなか伝わらない部分だと思うのですが、シーサイド関連のイベントにいくと、コンテンツや声優の人気や流れに乗っかかってイベントやってるんじゃなくて、きちんと土台を自分たちで組んだ上で流れを作ろうとしてるのが伝わってくるんですよね。演者のサイドもそれは多分感じていて、だから、シーサイドのイベントは楽しいだけじゃなくて、すごく暖かい気持ちになれます。

 

 そんなシーサイドの活動の流れの中で一際重要なのが、多分2013年末に開催された第一回のSEASIDE LIVEFES2013だったんだと思います。シーサイドを代表する番組の出演者が、ライブで歌を歌う。トークのおまけに歌うんじゃなくて、歌のおまけにトークする(客がどっちが目当てかはともかくとして)。

 シーサイドの番組は別にタイアップではないんですよ。番組も歌をフューチャーしてるわけではないんですよ。だから、実はライブフェスやってる時点でおかしいんです。アニメ化以前に、この時点で冒険なんです。

 それでも、BLAZEで行われた2013の時点で、ちゃんとライブフェスしてたんですよ。生バンドを背景に、ちゃんとみんなライブで楽しませてくれました。もちろん、トークもクソ面白かったけど、歌もダンスもちゃんと印象に残ってます。

 後現地で驚いたのは、どう考えてもパッケージ発売する気満々の映像セットがあったこと。実際に後にBDが発売されましたが、別にそこまでやる必要があったのかと。でも、あの時点で、植木さんの頭の中には画が見えてたんだなと今になって思います。

SEASIDE LIVE FES 2013 [Blu-ray]

SEASIDE LIVE FES 2013 [Blu-ray]

 

 

 

 こんなライブフェスを成功させて、しかもきっちり物販を売ったことで一つの転換点となった2013のフェスですが、このフェスこそが洲崎西の最初のイベントだったわけです。

 チケット申し込み券が付いた洲崎西DJCD第一弾が発売された2013年10月時点、洲崎西は徐々にその存在を認知され、ちょっとこれは普通じゃないラジオが始まったぞという雰囲気はでてきていましたが、それでもまだ一般層まで爆発してなかった。実際に2013のライブフェス参戦組は分ると思いますが、本人達が舞台上で自虐したように、洲崎西当てのフラワースタンドはなかったし、「トートバックも売れ残ってるので終わったら買ってね」(ステージ終わった後完売しましたが)とアピールする段階だったわけです。

 つまり、自分も含めて熱心なリスナーであれば洲崎西は抜群に面白いと思っていたけど、それが今ほどの勢いになるかはまだ確信できてなかった、それが2013のライブフェスの段階だと思うのです。でも、2013のライブフェスの二人はダンスも歌もくっそ可愛かったし、初イベントなのに全方向にdisってたし、先輩達を前にしてもひるまないし(中村繪里子の胸ネタでいじる二人とか)。

 あのフェスでの二人を見て、「これは物が違う」と確信した人は多かったんじゃないかなと。生で「じょじょじょ!」コールをして、これはどこまでもついて行こうと思ったんじゃないかなと。

 

 で、そのライブフェスの最後の植木さんの挨拶で、「来年以降もシーサイドは攻めていくので、付いてきてください」的な事をいってたんですね。その時には、単に「これからも応援するぞ、イベントよろしく」くらいの感覚だったんですけど、今回の豚まつりで発売されたパンフレットのスタッフ座談会をみると植木さんはこの段階で本当にでかいことを想定してたんだと再確認したわけです。

 座談会で植木さんはシーサイドフェスありきで、そこの出演者という想定から洲崎西は始まったといってましたが、シーサイドとして面白い事、よりでかいことをやりたいという構想が先にあって、洲崎西はそこにはまったというのが真相なわけです。つまり、洲崎西は宝くじだったと。

 

 だけど、洲崎西という宝くじが当たりくじになるためには、そのための舞台を用意しておかないといけなかったわけで、シーサイドの土台があってこその爆発だったんだと思うわけですよ。洲崎西の新しさは割と突然変異だと思いますが、その変異種を育てるには普通の環境では難しいわけで、シーサイドだからこそ洲崎西がここまで来たってのはあるわけですよ。

 しかも、植木さんは当たりくじをそのまま放置しなかった。きちんと追加投資をした訳です。2014夏の日消ホールの段階で人気は爆発してキャパが足りなくなっていたので、冬にはサンプラザを(幸運もあって)用意してるし、2014のライブフェスでは明らかに洲崎西を核に据えて構成もしてた。

 座談会では「何でもやるっていったよね」って言質をとったとも書いてありましたが、「何でもやらせて」面白くするための準備と仕掛けをしっかりしていたからこそ今があるわけですよ。 

 

 こういうシーサイドの活動ってのは、イベントに来ると強く感じられます。そういう暖かみのあるイベント運営がきっちりできてるんですよ。だからこそ、イベントのたびに緑のサイリウムを振る植木推しがいるわけです。別にいじりたいだけじゃなくて、イベントにいくとみんな演者だけじゃなくて、植木さんの事が好きになるんですよ。

 もちろん、他のスタッフの愛情も素晴らしいと思います。今回の座談会で面白かったのは、作家のふかわが一番ビジネスライクだけど、入り口のところでざきにしの二人に付き合ってメールをしっかり選んで準備をする。一方で編集のみなもってぃが一番の二人のファンで、出口のところで二人のトークの一番いいところを愛をもって形にする。

 コンテンツを作る時って愛があふれすぎるとおかしくなっちゃうことって多々あるし、逆に愛が全くなければそれはそれでバレちゃう。ざきにしの場合には、スタッフの番組に対する愛が、すごく絶妙のバランスで保たれてるし、それをうまくコントロールしてるのがシーサイドっていう会社の妙だと改めて感じたわけです。

 

 ここまでの話を踏まえた上で、今回の洲崎西のアニメ化を考えるとですね、文字通り、「ただのラジオのアニメ化じゃない」って意味が伝わるんじゃないかなと思うんですよ。「ラジオのアニメ化」自体が誰もが思いつきそうでなかったっていう意味もありますが、単に「面白いラジオ番組だからアニメにしちゃえ」ってのではないことは明白です。

 シーサイドコミュニケーションズという会社がこれまで積み上げてきた物を土台にして、『洲崎西』という化け物コンテンツがでてきた。特にタイアップもないラジオの公録で中野サンプラザ昼夜埋めた上で、争奪戦に普通に負けるリスナーが出る番組になった。

 そんな状況で次のステップに行くための選択肢の一つとして、アニメ化が出てきたと考えるとそこまでおかしくないんじゃないかと。だからこそ、OVAでも特典でもなく、5分アニメとはいえ地上派なんですよ。

 

 だって、2000人×2のイベントが普通に埋まって、グッズもかなり売り上げがある。ラジオ聞いてるリスナー数も多分頭一つ抜けてる。正直に言えば、普通にグッズとしてOVA売っても採算とれるんじゃないかと思いますよ。

 だけど、二人の出身地も含めて、地上波でアニメとして流す。これはリスクあるし、何よりかかる手間が全然違う。それでも、洲崎西というコンテンツをもっともっと大きくしたい。面白い事をしたい。

 そういう想いが詰まってできあがってくるのが7月から放送される『洲崎西 THE ANIMATION』なんじゃないかと、僕は思うわけです。

 

 楽しいことを、面白い事をしてくれる人たちには最大限のリスペクトを向けたい。それは僕の根本的なスタンスです。ブログも同人誌も余裕がなくて止まっちゃってましたけど、どうしても書きたくなったんですよ。

 洲崎西の二人、スタッフのみなさん、植木さん、本当にありがとう。アニメ、そして大宮ソニック(実は当日誕生日)楽しみにしてます。

豚の宴2014その一

 

1年ぶりの豚ライブでも、相変わらず洲崎西洲崎西でした(挨拶)

 

来週のサンプラザも楽しみです。

なお、クソコラ西明日香なんJ
 

 

 

 

洲崎西 MUSIC CLIP SEASIDE LIVE FES 2014

洲崎西 MUSIC CLIP SEASIDE LIVE FES 2014

 

 

 

 

 
ゆっころさんもやっぱりゆっころさんでした。
本物の天然物は違うなと思いました。
 

 

 

 

あどりぶ DJCD vol.1

あどりぶ DJCD vol.1

 

 

 

 

 
これで来年も生きていける...
 

1/4が養豚場成分な年末ライブ

今度は無事に受かりました

他にも当たった人は年末横浜で会いましょう^^

 

なお、その前に海外出張連発なので無事に帰ってこられるかは不明...

 

 

養豚場ミーティング

見事に落選しました。

豚力が足りなかったようです。

でも、ブログとかTLで普及してざきにしにハマって行った人たちが受かっていたので、

豚から調教師にクラスアップしたと言っていいんじゃないでしょうか(生存報告)

 

相変わらず仕事がマッハなので更新はなかなかできませんが、

夏休みはミーティングのタイミングで上京して裏で遊びたいですね^^

 

 

洲崎西 DJCD vol.1

洲崎西 DJCD vol.1

 

 

 

全国編放映開始以降のおすすめ咲SSリスト(1月〜2月中旬編)

 今週は全国編の放送がお休みで寂しいですね(挨拶)

 

 その分、今度こそヤンガンに咲が掲載されてましたし(有珠山いいぞ!)、来週はシノハユもあるのでなんとでもなりますね。また、このあいだまとめたように全国編を契機に咲SS会が再び活気を帯びてきているというのもあり、SS読んでるだけでも楽しいというのもあります。

 毎週日曜日21時からやってる『伯すま咲TV!』でも、今週はアニメがお休みなので、咲本編とSSの話をやろうかなと思っているので、その予習としてレスター伯が最近おすすめのSSをまとめて見たいと思います。



 

 なお、最近の流れについては以下の記事も併せて参照ください。

 

『咲-Saki-全国編』の放送開始と咲SSの新たなサイクル(2014年1月版) - レスター伯の限界 

 

 

①宮守SS増加と変質

 全国編がはじまって最も目に見える変化は、宮守SSが増加していること。まあ、アニメでも宮守が最も主役校っぽい風に描かれてる感がありますし、まあ仕方ないよね^^

 ただそれでいてSSの質が少し変わってきていることがあげられるかなと思います。

 とりあえず目についたSSを列挙。

 

塞「えっ、シロ大樹になっちゃったの?」 : おかしくねーしSSまとめ

胡桃「シロと一緒に表情筋を鍛える!」 : おかしくねーしSSまとめ

塞「みんな大変! 胡桃にバッテリー寿命がきたみたい!」 : おかしくねーしSSまとめ

 

 ここら辺が代表的だと思いますが、宮守ってほのぼの日常系コメディか、シリアスよりのサスペンス(二者択一とか)が多かったイメージでしたが、最近は結構シュール系というか、咲SSのカオスな部分を引き受けたコメディが増えてきているなと思います。

 僕は元々宮守SSってあんまり好きな作品がなかったのですが、より咲SSッ歩区成ってきた感じがして最近の宮守SSは好きです。

 また、最近は傑作も結構出てきていて、特に以下のSSは大好物。

 

塞「えっ!? 胡桃、アンタ床屋で散髪してもらってるの?」 : おかしくねーしSSまとめ

 

 これもタイトルだけだとポンコツ系コメディっぽいんだけど、実際読んでいくと宮守っぽいハートフルな雰囲気と、コメディのバランスがよく、最後のオチも含めて凄くいい。ネキ胡桃SSにおける塞さんと胡桃ちゃんの関係を思い起こさせる所もあってたまらんっすね。

 

 

②咲SSのリトマス試験紙、京太郎SS

 咲SSの流れを定点観測するときには、京太郎SSの風潮を追っていくのが一番なんですが、最近こちらも流れが変わりつつありますね。例えばこいつら、

 

京太郎「ついマジギレしたら部長が超しおらしくなった」 : おかしくねーしSSまとめ

咲「あれぇ?京ちゃん、キスもしたことないの?」 : おかしくねーしSSまとめ

京太郎「恩知らずでごめんな」:えすえすMode

 

 これって京太郎が変わってるというよりは、部長や咲さんや和の立ち位置が変わってる感じなんですけど、本当に京太郎は便利だなというのはここら辺を読むとよく分かると思います。後、その影響か、最近は淫ピSS減ってきてちょっと寂しいですねえ...

 一方で、京牌以来ずっと続いてる、京太郎狂気系のSSもまだまだ元気で、やっぱり咲SSの狂気を感じるには京太郎SSを追うしかないのです。最近だとここらへん。

 

京太郎「朝起きたらオチ○チンが生えてた!」咲・優希「ええっ!?」 : おかしくねーしSSまとめ

京太郎「和に中出しできたらすごく気持ちいいと思う」 : おかしくねーしSSまとめ

京太郎「ゲイ・ストーリーってオモチャ達の映画にレズ・ライトイヤーってキャラ居たよな」 : おかしくねーしSSまとめ

 

 特に一番下はいい感じに狂ってますね。京豚っぽさも感じられてたまらんっすわ^^

 

③新たなトライアングル照智憩

 全国編と直接関係ないですが、最近徐々に勢力を伸ばしつつあるのが、照、ガイト先輩、憩ちゃんの照智憩トライアングルSS。個人戦繋がりということで、割と学校とかそういうのに縛られずに自由に妄想を膨らませやすいってのがいいですね。

 個人的に好きなのはこの二つ。

 

照・憩「バルス」智葉「うわぁぁぁぁあ」 : おかしくねーしSSまとめ

憩「ねーこーはこったつーでまーるくーなる♪」テルニャン「にゃん」 : おかしくねーしSSまとめ

 

 上のはテンプレっぽいトライアングルコメディで、上級生を甲斐甲斐しくかまってあげる憩ちゃんって感じなんですが、下はその反動なのか、憩ちゃんが癒やしを求めてるSS。僕は憩ちゃんは咲の中でも5指に入るくらい好きなキャラなので、荒川病院シリーズ以外のキャラの拡大が進んでるのはいいと思います。

 

④その他傑作選

 大きな流れでいえばこれくらいですが、それ以外のも傑作は結構出ているのでピックアップしてみます。

 

文堂「私が風越を導いてやんよwww」 : おかしくねーしSSまとめ

 草はやしてますけど、地味に過去最高クラスの風越SSじゃないかなあ。

 

洋榎「胸を大きくするで」絹恵「え?」 : おかしくねーしSSまとめ

 最近の永水駆け込み寺はたくましくなったなあとしみじみ

 

塞「能力もいいけどたまには唇を塞いでみる」 : おかしくねーしSSまとめ

 「塞さんストレスたまってんなあ...」っていうのと、個人的にこういう性的な能力付与物好きなのです^^

 

栗巣「遊びに来ました!!!!」 健夜(暑苦しい……) : おかしくねーしSSまとめ

 りつべブログで設定だけ明かされた晩成出身の栗巣プロすら貪欲にSSにしていく咲SS界隈

 

灼「エバーグリーンズサポ?」哩「ああ」 : おかしくねーしSSまとめ

 こういう目の付け所のいいSSは好きです。後、哩部長はこの路線のポンコツがいい

 

爽「こんにちは桧森さん」 誓子「……こんにちは」 : おかしくねーしSSまとめ

 有珠山SSも徐々に精度上がってきてますが、爽部長好きにはたまらん一作

 

竜華「朝マクドでマクドバーガー食べるで!」穏乃「マクド?」 : おかしくねーしSSまとめ

 マクド揚げたおいもさんスキー

 

竜華「卒業前の」怜「一足早い」セーラ「卒業式」:えすえすMode

 説明不要の千里山3年生ゴールデントライアングル

 

ハギヨシ「高山さんですか?」霞「ひ、ひ、ひ人違いです!」 : おかしくねーしSSまとめ

 かすみさんじゅうななさいネタを上手く生かした一作。後、この人の展開はどことなく京豚の匂いがする。

 

灼「憧が穏乃の噂流してたよ。憧と付き合ってるって」穏乃「はぁ?」 : おかしくねーしSSまとめ

 クレイジーサイコレズの風潮により、チームiPS再結成の日も近い...のか...

 

 まあ、こんな所でしょうか。詳しくは日曜の伯すま咲TVでも語りたいと思いますので、よろしくお願いします。

劇場版アイドルマスター『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ』感想: 輝いたステージに立つということ

 色々とあって機会を逃してた劇場版アイマス(ムビマス)をようやく見てきました。

 

 思ってた以上にガツンときたので、客観的な評価とか全部放り投げて、超主観的で超個人的な感想を勢いのままに書いてしまおうと思います。こういうノリ久しぶり。

 

ニコマスからムビマスまでのレスター伯の五年間

 僕が初めてアイマスに触れたのはPreStarだからもう10年前ですが、ニコマスPとして動画を作りだしてどっぷりアイマス漬けの生活になったのは5年前。最近動画はつくってないけど、今年の3月1日で5周年なんですね^^

 今回のムビマスを見たときにまず感じたのはこの5年という歳月ですよ。最近積極的に動画作ったりみたりしてないし、モバマスもフェスの時くらいしかアクティブに触れてないけど、この5年間なんだかんだで毎日直接的なり間接的(TLにアイマスの話題がない日はないし)なりにアイマスにふれてきたわけです。

 正直、ある程度の感想を直接的・間接的に聞いてたので、観る前は今の自分でムビマスの世界に入り込むことが出来るか不安でしたけど、ただの杞憂。『眠り姫』の予告編の間は、「ああ最高の技術と人材でMADやってんなあ、いいぞもっとやれ」だったけど、その後主題歌(THE IDOLM@STER)が流れた瞬間にもう全部もってかれました。あっという間に5年前と同じ気持ちに戻った気がして、ぶっちゃけ、主題歌流れてるときが一番泣きそうだったw

 

 唐突な自分語りですが、僕にとってこの5年間は激動の5年間で、死んだように過ごしてた20代中盤を乗り越えて、留学していろんな人と出会って、学生生活がおわり大学で働く立場になって環境も大きく変わった。その変化も、アイマスニコマスとの出会いや、更にそこから新たに出来た友人たちや、その友人達と作った動画や同人誌がなければこんなにスムーズに行かなかったんじゃないかなと最近よく思うんですよね。

 特に今年に入ってからは博士論文出して(無事合格しました^^)、仕事も一区切りして変わることになって(少しだけ昇進)、この5年間で積み上げてきた物が一つの成果になって。そんなタイミングで、ムビマスをみると、やっぱり見え方が違うんだなと。多分、5年前の自分が観てもこんなに心動いてないよなと思います。

 

 まあ、本当にアイマスってずっと自分の側にあったんだなと。そういうことをまず感じて、一番泣きそうになってるってのは、アイマスっていうのが「存在する」コンテンツで、そのことを再確認する映画だなと。こうなると、もう安心して見れるわけで、主題歌の間にそんな想いが駆け抜けた後は、楽しむだけでした。

 それにしても、アイマスの音楽はやっぱりずるい。どの曲もなんかのトリガーになってる。ここまで贅沢に財産である曲を使えるってのは、それだけアイマスが積み上げてきた証拠だなと。雪降るパリで風邪を引いたときに、ごまえを聞いて泣きそうになりながらレスターに帰ったのを思い出して、別の意味で泣きそうにもなりましたがw 

 

矢吹可奈と自分REST@RT

 細かいシーンでも色々と感じた所もあるんだけど、個人的に一番印象に残ってるのは土手で矢吹可奈が自分RESTA@RTを口ずさんでるシーンです。あのシーンで、雨に濡れながら可奈が口ずさんでたのは「輝いたステージに立てば」の部分で、その後は歌えなかったんですね...(そしてその直後に春香さんが可奈を見つける)

 

 正直、自分を変えるってのは簡単じゃないですよ。変えようと思っても変えられるものじゃないし、逆に実際には変わっていたとしても変わっていることを実感するのはとても難しい。可奈のように太るというマイナス方向の変化なら簡単にわかるんですけどねw 僕もストレスは食べる方向に走りやすいからわかる。

 そんな可奈が口ずさむのがジブリ。「輝いたステージに立てば」ってのはまさしく変われるんだという希望の象徴で、でも輝く自分になれるなんて自信が持てない。今のままだと、最高の気分を味わうなんてできないかもしれない。

 この不安は、一度ステージに立っちゃえば、そこに立つための準備を重ねて経験しちゃえば吹っ飛んじゃうものだけど、口で言うほど簡単じゃない。一度尻込みしちゃうとなおさら。終わってみれば「なんだこんな簡単なことだったんだ」と思うんだけど、そんなの経験するまで分からないから。

 そんな想いが「輝いたステージに立てば」と口ずさむシーンに象徴的に表れてて、そこが本当にいとおしかったですね。今の自分からみればわかるんだけど、5年前はわかってなかっただろうなと。すげー単純なことなんですよね。でも、その単純なことを愚直に描いているのが今回のムビマスだったんじゃないかなと思うわけです。

 

 ちなみに僕はジブリには結構思い入れがあったりします。アイマス2以降まともに動画作ってませんが、一個だけ作ったのがあってそれがVRF'11の時の『竜宮小町REST@RT』。

 この動画は僕なりに2をプレーして感じた竜宮小町のストーリーを編集したものだけど、この中で使ったダンスは1番が全部『Smokey Thrill』で、2番が全部『自分REST@RT』。ダンスが使いやすかったのもあるけど、実際に歌詞を聴いてこれしかないと思って使いました。

 ちなみにこのMADで使ってる曲はASIAN KUNG-FU GENERATIONの『E』ですが、この曲はOASISの『Live Forever』に対するオマージュソングです。生きることの脆さ、儚さと、だからこそ感じる意志の強さと決意。そんな想いを込めた選曲にジブリを併せてみたんですけど、ジブリを口ずさんでる可奈をみてると、色々と思い出してきてなんかぶわーっときましたね。

 
 可奈が裏の主人公だとすれば、表の主人公はもちろん春香さん。もちろんみんなよかったんですけど、ムビマスみてるとどうしても春香さんのことばっかり観ちゃうんですよね。仕方ないね。
 僕にとっての春香さんは、この二つの動画に全部詰め込んでます。

 観てもらえればなんとなく感じてもらえると思うんですけど、春香さんは僕にとっては眩しすぎる、まさしく輝いてるアイドルなんです。

 

 時期的にはL4U~SPの頃に本格的に入ってきたこともあって、動画を作ってるときの自分はずっとプロデューサーというよりディレクター、もしくはL4Uのファン代表P的な立ち位置だなと感じながら作ってました。L4Uでプロデューサー不在の中で「私頑張りますから!力を合わせて乗り切りましょう!」という春香さん。僕の中ではこの瞬間が一番近づいた瞬間。

 割とアニマス→ムビマスの春香さんを観てるときの自分は、この距離感と近いんですよね。輝きの向こう側にいけたとして、その時春香さんはどんな顔でいるのか、そこで観られる本当の春香さんってどんななのか。

 最初に書いたように僕もこの5年間で、自分なりに輝きの向こう側のかけらの様な物には触れられてかなと最近思えるようになってきましたが、ムビマスの春香さんの表情をみてると、輝きの向こう側でも変わらない笑顔の、でもトップアイドルとして、でもやっぱり暖かい笑顔の春香さんの、なんというか肌触りというか、そんなものを少しは感じられたかなと。それが僕の中ではムビマスをみて良かったなと感じたところですね。

 

 あくまでこれは僕の中の春香さん像から出てきたものなので普遍性なんか全くないと思いますが、一方でじゃあ765プロ団結の化身としての春香さんみたいなのは個人的には感じなくて、例えそうだとしても、アニマスの春香さんと、ムビマスの春香さんは立場は変わっても、結局、愚直で、不器用で、悩んでて、でもまっすぐで、諦めずに、道を切り開いて、歩き続けてるようにみえました。

 それで僕の中では十分だったし、実際にそれってどんなに大変なことなのかってのは身にしみて分かってるつもりなので、グッと捕まれるんですよね。

 
・輝きの向こう側へ
 歩き続けること、それが輝きの向こう側へ続いていくということ、そんな勇気をくれる映画でした。素晴らしかった。
 
 
*小ネタも少し
さすがにこれだけだとこっぱずかしいので小ネタもすこし。
 
・ごまえ4年くらいまともに見てなかったけど、踊り出すとダンスちゃんと覚えてた。脳というより体がw
 ダンスPV作るってのはフィジカルな体験なんだなとあらためて実感。
 
モーションアクターの上四人(現StylipS)に草不可避。ノッチは本当に売れっ子振り付け師だなw
 でも、こんな部分からもリアルなアイドルの存在を感じられたのは個人的に良かった。
 
・最後のライブシーンは圧巻だったけど、一番グッときたのはダンスやカメラというより、アリーナの広さ。3Dやセル(もしくは両方)でいろんな圧巻のライブシーンのアニメを観てきたし、カメラの好みだけなら劇場版けいおんの方が好きだけど、あの広さの演出はこれまでで一番だったかな。
 
・ムビマスを観てる間、ずっと思い浮かべてたのは全く関係ないけど、ウメハラの『勝負論』。ウメハラの『勝負論』に書いてあることって、表面的には凄く単純なんだけど、一方であの言葉はウメハラの積み上げてきた物からしかでてこないものだし、それを実践してるのことが痛いほど伝わってくる。ムビマス良かったなって人には是非読んで欲しいなあと思います。

 

 ・Twitterで書いたら結構うけたけど、響の山口達也感は異常。きっと大御所になると松方弘樹にランクアップするね。

 「今日はカジキを釣りにいくぞ!」

 

・書き忘れてたけど、僕にとってのアイマスの入り口はPreStarであり、中村繪里子だったわけだから、少しだけ。

 今回の春香さんみてて、春香さん=中村先生なのはもう言うまでも無いんだけど、同時にSEA SIDE LIVEFES2013で久しぶりにみた先生のことを思い出すと、中村繪里子もまた天海春香とは違うアイドルになってるんだなということも少し感じました。

 でもそれが悪いわけじゃなくて、アイマス以外での中村繪里子としての経験がフィードバックされて、単純な一体感じゃなくて、合わせ技での春香さんの魅力の高まりに繋がってるように、特に後半部分の演技を観てるときに感じたかな

 

 

*追記:一緒に敷居亭で遊んでるさっすまの感想USTが良かったのでこっそり貼っておく


Ustream.tv: ユーザー sikiitei_stream: 敷居亭Radio(2014/2/15)さっすま「劇場版アイドルマスター私的感想」, 敷居亭Radio(2014/2/15)さっすま「劇場版アイドルマスター私的感想」. Radio...