レスター伯の限界

気付いたらVtuberになってた

にじさんじ甲子園を全力で楽しむために栄冠ナイン配信を復習しよう【Vtuber語り第二回】

やっぱり夏はにじさんじ甲子園なんだよなあ(挨拶)

 

僕がVtuberにどっぷりハマるきっかけになったVtuber甲子園から一年。今年も、あの熱狂が帰ってくる。にじさんじ with アンバサダー天開司でスケールアップしたにじさんじ甲子園が8/14-16の三日間にかけて行われます。

 

  

 

 昨年の箱対抗線から、今年はにじさんじ内の全面戦争へ。6名の監督(樋口楓、剣持刀也、椎名唯華、社築、舞元啓介、リゼ・ヘルエスタ)によって全にじさんじライバー96名(後に新人併せて100人+α)がドラフトで選ばれ、栄冠ナインによって育成がされたライバーたちが甲子園で戦う。今年は交流試合こそ行われているものの、本物の選手権がない中で、Vの世界で熱い熱いなつの戦いが繰り広げられます。

 

本大会は8/14~16日ですが、その前に各校の選手の育成が栄冠ナインで行われました。にじさんじ甲子園の見所は本番の戦いだけでなく、ドラマたっぷりの栄冠ナイン配信にもあります。本番までに至るプロセスもたっぷり楽しめて、その相乗効果で本戦がより熱くなりますい。

その一方で、6人分の栄冠ナイン配信を追うのはこれまた困難。スケジュール上、配信が被ってることも少なくなく、またアーカイブで追うにも膨大な再生時間(多分全員分をフルでみると100時間を越える)...もちろん、大量にまとめ動画が作られていて、それらを補助線にすることも可能ですが、それでも大変ですよね...

僕は去年は本大会はリアルタイムでみたけど、栄冠は後追いだったので、今年は栄冠ナインを出来るだけ見てやろうと言うことで、期間中3窓、4窓しながらほぼ全てみました。Google Documentsに見所メモを取ってたら30頁を越えてました。本当に面白かった。

 

その内容については先日生放送でたっぷり3時間語ったわけですが、ブログでも改めて各校の栄冠ナインの見所、戦力分析、本番予想についてまとめておきたいと思います。本戦の前に軽く目を通してもらって観戦の助けになればと思います。


 

 

 

1.VR関西圏立高校(樋口楓監督、グループA)


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一期生樋口楓監督率いるVR関西圏立高校(以下V西)は、数値的には今大会最強のチームに仕上がりました。大エース月ノ美兔、主砲ギバラを中心に本当に強いです。

栄冠ナインでは、投げキッス(意味深)連発な市民球場の広島ファンを体現したような樋口監督の「熱い指導」(コンプライアンス)が売り。そんな樋口監督を慕った有能選手が次々と集い、一年目から殆どの選手が星100超、二年目には転生赤星(ましろ)が来るなど、さすがの人望をみせつけます。

えるさんの羽が何度ももがれそうになったり、シェリンやあみゃみゃが「熱い指導」に恐れおののいたり緊張しっぱなしだったりと色々ありましたが、徐々に監督もチームに入り込んでいって見ている方もV西のストーリーに引き込まれていきました。このあたり、本当に樋口監督のライバーに対する深い愛情を感じられて良かったですし、最後の夏が終わったときの漢泣きはエモかったですね。

 

f:id:pushol_imas:20200813091612j:plain注目選手はほぼ全員といって良いくらい上昇軍団が出来上がりましたが、やはり大エースに育った委員長でしょう。ステータス、青特ともに文句なし、このレギュレーションの中ではこれ以上無いくらいの最強投手に仕上がったと思いますし、本番でもほぼ点を取られることはないと思います。

何よりも、栄冠ナインというストーリーとして見たときには、委員長の先代エースにあたるマッツこと松田が2年生の夏に最後延長戦を1人で投げ抜きサヨナラ負けをしたところから、エースの座と「内角無双」という金特を引き継ぎ、先輩の無念を晴らすように真の大エースになっていくというのが本当に熱かった。

本番には参加出来ない上級生を含めたV西のエースの系譜という物語が展開したということを念頭において本番の委員長のピッチングをみるとよりエモくなると思います。こういうストーリーがきちんとできあがるあたり、さすが樋口監督もってるなと思います。

 

一方で不安要素としては、正捕手のちーさんがキャッチャーDのままだったという点。唯一の不安点にして、オートで戦う本番の戦いにおいては投手のスタミナ消費が勝負を分ける可能性があるというのは去年のVtuber甲子園でもポイントになっていたので、委員長が万が一早めに降板ということになった際に不安がのこります。

それでも上級生を中心に大会ナンバーワンの超強力打線が相手投手を破壊してしまう可能性も高く、現時点では予選一位抜けはもちろん、大会優勝候補ナンバーワンだと思います。

 

 

2.王立ヘルエスタ高校(リゼ・ヘルエスタ監督、グループA)

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そんな投打ともに最強のV西の対抗馬といっても良いのが、リゼ皇女率いる王立ヘルエスタ高校(以下、ヘル高)

さんばかのいにゅいを中心に、2019年デビュー組で固められた打線の破壊力はV西と並んで大会屈指。特に最強クラスの転生二塁手大石大二郎を引いたことで、静岡のスピードスター、最強のリードオフマン夜見が誕生。走力A走塁A盗塁Aで出塁さえすれば盗塁して得点圏確定(本番のオートだとどこまで走るか不確定なところがありますが)だし、静岡の安打製造機いにゅいの2人で点が取れるし、若女将、ういは、メリッサのクリンナップも強い。本当にどこからでも点が取れる強力打線が完成しました。

一方で投手陣もアンジュ、まちゅかいの二枚看板は十分に強力で、途中一悶着あったもののキャッチャーBを獲得したいにゅいのリードを受けて強力V西打線も抑え込みたいところ。特に先発のアンジュは威圧感(相手投手のスタミナを削る)持ち打者が多い今大会において、唯一の闘志持ち(威圧感のスタミナ削りが利かない)であり、本番でも強心臓っぷりを発揮してチームを引っ張ってくれることに期待がかかります。

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その他の不安点を上げるとしたらやはり内野守備でしょうか。特にサードのフレンの送球難。ショートういはと共に栄冠ナインでは送球エラーが目立ってましたし、接戦になるとエラーが勝負を分けるというのは去年もありました。このあたりはキャッチャーB獲得のために迷走した時期があったことのツケかなと思います。

 

栄冠のプレーにおいては隠しきれないジャイアンツ愛で、ヘル高なのに帽子の文字がGになったり、ユニフォームが完全に東京ドーム仕様であったしますが、その分皇女の野球に対する愛情が感じられます。ドラフト3位で指名したパワプロ大好き若女将と一緒に、その野球愛でにじさんじ甲子園の栄冠を勝ち取れるか、期待がかかります。

また、昨日の放送で改めて披露されてショートカットも、実は栄冠ナインの最後の夏の大会で気合いの証として初披露されたもの。本当にこの大会にかける意気込みが伝わってきましたし、皇女の熱い想いが伝わってくる栄冠ナインも大会前に見ておくと本番が非常にエモいものになると思います。


サプライズのリゼ皇女ショートヘアお披露目シーン【にじさんじ リゼ・ヘルエスタ 切り抜き #にじさんじ甲子園】


【パワプロ2020栄冠ナイン】王立ヘルエスタ高校、三年目・夏編 #6【#にじさんじ甲子園/リゼ・ヘルエスタ】

 

 

3.にじさんじ農業高校(舞元啓介監督、グループA)

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昨年度の覇者、ディフェンディングチャンピオンである舞元監督率いるにじ農ですが、今年も栄冠ナインでは非常に苦しい戦いを強いられました。一年目の選手の星の数がV西の約半分。ステも低けりゃ、赤特も多くて、始まったときは絶望しかないところからのスタートでした。

実際に二年目の公式戦では一勝もできず、各高の栄冠ナインの情報交換所と化していた待機所のコメ欄でも加齢衆の間に負けムードが漂っていたり、舞元監督も他校の視察に出向いては「○○君、にじ農に来ないか!」とスカウトムーブを繰り返したり、敗色ムード濃厚な中で育成が進められていました。

 

それでも誰よりもパワプロをプレーしてきた経験を活かした采配は見事で、昨年同様に効果的なコンバートを実施し、今作から加わった新要素スカウトが上手くいったことと併せてなんとか戦えるチームを作り上げました。特にキャッチャーでスカウト候補だった選手をスカウト段階でショートにコンバート要因として獲得したり(ニュイ)、星25というどうしようもない左投げのピッチャーをサードにコンバートしたり(レヴィ)、出来る事をしっかりやるという諦めの悪いおじおじの良さが出たプレーだったと思います。

特に左投げのレヴィをサードに抜擢するという現実ではあり得ない選択ができたのも、サクサクセス→オートペナントでまゆゆを左投げのセカンドとして運用して成功した経験があったからこそで、本当におじおじにしかできない選択だったと思います。

そして、何よりもにじ農の希望は正捕手センシティブ雨森。去年のキャッチャーBに続いて、一年目の夏の段階でキャッチャーAを獲得。これによってニュイのショートコンバートにも迷いがなくなったわけです。そして試合でもステータス以上に打つというのは去年同様で、今年の本番でもセンシティブリード、センシティブ打法での活躍に期待がかかります。

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このセンシティブリードに引っ張られる投手陣も、星川、ふわっちというマイライフ楽天の中継ぎと(首脳陣に嫌われた幻の)エースの組み合わせ。「星川観測」で同じみの酷使される星川は今大会でも健在で、楽天星川の酷使の歴史の原点とかいわれたりもしていますが、一方で能力の高さも確か。

3年目に入り楽天モチーフのユニフォームに変更されたこともあり、本番ではふわっち→星川というマイライフ通りのリレーで勝利を勝ち取れるか期待がかかります。

 

その他にも、理想的なリードオフマンかなかな、なかなか打てなかったのに肝心の試合で逆転3ランを放つなどチャンスAが光る4球団強豪ドラ1葛葉のクロノワコンビ、スーパールーキーとしてにじ農を救ったロアちゃんの加入など、三年目の夏には今回最初の夏の甲子園出場を達成。一回多い合宿と甲子園での経験値をゲットしてV西、ヘル高と戦えるチームに仕上がりました。

プレーとしては三年目の夏には開き直って相手のステータスを気にせず、魔物を含めて自分たちの強みを打ち出す野球で勝ち上がってきたのが印象的でした。パワプロをやりこんできたからこそ、逆説的に選手を信じる野球をする。今年のにじ農もチャレンジャーとして、本大会で見せてくれると信じています。

是非、本大会でもゴートさん作曲のにじ農オリジナル校歌を歌わせてくれ!


【#にじさんじ甲子園】にじさんじ農業高校 最後の夏【にじさんじ/舞元啓介】

 

 

4.横須賀流星高校(社築監督、グループB)

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今回の栄冠ナインで、最終的にはにじ農以上に苦しんだといえるのがやしきず率いる横須賀流星高校。一年目の選手こそまずまずの数値だったものの、その後の特訓、スカウト運の悪さは... やっぱりおととブラザーズは運が悪いのがデフォルトなのか...

 

栄冠ナインのプレーでは上級生が強かったこともあり、2年目の夏までは順調に勝ち進みました。実際に2年目にはプロ入りが3人出るなど普通に強かった。ただ、3年生世代の強い選手が外野に偏っていたこと、キャッチャーを務める正妻ドーラ様のステータスがイマイチかつキャッチャー能力の獲得が出来なかったこともあり、2年目秋からは一転して苦戦。試合に勝てず、特訓や合宿でも強い青特がゲットできずと本当に苦しかった...

選手を見て行くとお嬢、ヒムラの外野手は十分に戦えるレベルに育ちましたが、同じく外野の一角を担っていたエクスは内野の手薄さを補うためにファーストに転向。期待された2年生が他の内野のポジションを担うことになったものの、ドラフト2位の社長がステ以上に打てない... 去年の力ちゃん、ベルさん的なポジションに収まってしまった感じがして、コメント欄の悲鳴がみていて苦しかった...

 

一方で投手陣については、エースひまちゃん、リリーフ勝くんとまずまず強く育ちましたが、重い球は出来れば勝くんじゃなくて解釈一致ひまちゃん(ライン越えたな)に付いて欲しかったところ。キャッチャー能力も控えだったモイラ様がCを獲得しましたが、ステ的に微妙な所で結局キャッチャーDで本戦を戦う決断をすることになりました。最強エースと打線を誇るV西がキャッチャーDなのと、全体的に育ち切らなかった流星のキャッチャーDでは意味が合いが違うんだよなあ...

ただ、唯一の希望はスーパールーキーとして加入し、一年生で正捕手の座を射止めたロキさん。念願の勝君とのバッテリーも実現し(勝君逃げて...)、きっと本番でも暴れてくれるでしょう。ロキさんといえばやしきず監督、小夜ちゃんとのチャー研ですし、小夜ちゃんも数値以上の活躍するならロキさんも...

それ以外にも最後の夏に活躍した緑仙など、SEEDs一期生の活躍に期待がかかります。期待が低いからこそそれをぶち壊す、そんなSEEDs魂の輝きを本番ではみせてくれ。

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5.にじさんじ高校(椎名唯華監督、グループB)

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パワクズ、Vtuber甲子園と、唯一のこの企画皆勤賞の椎名監督率いるにじ高。ドラフト会議でも2連続でドラ1を外し、チャイカリーダーを指名してレジスタンスコンビが成立したところから危ない路線に突入し、炎上+エロ=不良スク水という暴走ドラフトを実行。リアルにじさんじルーキーズ実現を目指すにじ高が完成しました。

栄冠のプレースタイルも他校とは一戦を画すいつもの運ゲーマーズ。とにかく強い青特を獲得していくスタイル。パリコレと呼ばれる代打連発による特殊能力発動を容赦無く利用したり、何でも良いから勝てばええねんというスタイルは逆にすがすがしい。個人的にはだるそうなしぃしぃの「がんばれ~」が好きなんですよね。監督と言うよりもチアリーダーしぃしぃスタイルは事も健在。

 

そんな運ゲーマーズに引っ張られ、選手達も順調に成長します。炎上系投手の二枚看板ゆめおとグウェル(ゲーミング→グェミング)はなんだかんだで順調に育ち、野手では3年生、2年生を中心に強力に育ちました。特に威圧感、選球眼、カット打ちを獲得したハジキが二番打者として相手にプレッシャーをかけ、この企画おなじみの「デビュー以外は何でも出来る男」こと怪童ユードリックはキャッチャーAかつ4番として4割ホームラン8本と最強のバッターに成長。V西、ヘル高にならぶ強力打線が完成しました。

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ただ、問題は天才肌として登場し、今大会でも委員長に続く星400超を達成したリードオフマンチャイちゃん... ステータスは圧巻のミートS、パワーAと最強クラスなのですが、なぜかしぃしぃが見てる前では打たない。

この法則に従えば、全打席しぃしぃが見守る本番では全く打てないことに...実際にパワクズでも、Vtuber甲子園でもしぃしぃに指名されるも全く活躍出来なかった過去もあるので、今年こそ大活躍してリーダーの面目躍如を果たして欲しい所ですが、こういう所で活躍しないのがチャイちゃんらしいとも言えるし...

まあ、どちらに転んでも美味しい展開になっていますし、そういう展開にきっちり持ち込んで来るあたりがしぃしぃというライバーを象徴してていいですね。果たしてにじさんじルーキーズの成り上がりは実現するのか、戦力的にも十分可能なところまで来ていると思うので、期待がかかります。

後、反則すれすれで誕生したこの企画の産みの親、今大会もアンバサダーで参加するサングラスのあの男の代打にも期待がかかりますね^^f:id:pushol_imas:20200813102225j:plain

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6.聖シャープネス学院(剣持刀也監督、グループB)


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最後に昨年度の優勝投手剣持監督率いる聖シャープネス学院(以下、シャプ学)二期生とロリを中心に構成されたチームで、ぶれないもちさんが象徴されたチームになっています。まあ、にじ農に力ちゃんがいないように、相棒のがっくんは居ないんですが^^

 

栄冠のプレースタイルはしぃしぃとは違った意味で我が道を行くスタイル。いつものようにコメ欄とはレスバを展開し、パワプロのセオリーと言うよりも高校野球はこうやった方が面白いとか、このライバーはこういう風な選手になったほうが面白いという、独自の理論に基づいて育成が進められました。

ただ、このプレースタイルがとても良かったです。試合面でも高校野球だから「転がして何か起これ」ってのは栄冠のプレーのシステムにあっていたり、魔物や黄色い声援など本番にはないけど栄冠では強い能力を有効活用したり、あらゆる手を打ってそれで最後に甲子園出場までたどり着いたのはお見事でした。

また選手に対してもライバーとして突っ込んでいて、ギル様に対して「お前は4000年間配信見る以外やってなかったのか」とか、童田に対して「ニセロリだからエラーするんだ」とか... 

でも、こういう言葉のかけ方が実際にライバーの良さとか特徴とかを的確に捉えている部分が多かったですし、ミスをしても仕方ない、それも含めて君の個性だという風な声かけも多く見られて、本当にライバーという存在をよく分かっている采配、育成で好感がもてました。

でろーんがチームに入り込んでいって最終的には漢泣きしたのもそうですが、やはりにじさんじを背負ってきた一期生、二期生の偉大さを感じさせてくれた栄冠ナインだったと思うので、見てない人は大会終わってからでもいいので是非見てください。

 

チームとしては、一年目から転生河田(ギル様)、二年目に転生高津(有栖ちゃん)と、ヤクルトファンのもちさんのところに現ヤクルトの首脳陣がやってきてくれるなど運も良かったですね。それでいて、強選手に頼るのではなく、全員野球を志向し、細かい継投やバンドなども有効利用し全員野球で勝ち上がってきました。

粘り強いピッチングが身上のドラ1笹木は委員長に続く今大会屈指の投手に育ちましたし、2年夏のエラーで一時的に評判を下げたとはいえチームの柱として引っ張ったギル様(配信して)を中心にどこからでも点をとりにいける打線に仕上がりました。

特に、ステ以上に強い青特をゲットし、何かやってくれる感が強い未来人リリちゃんがキャプテンとしてグラウンド上でチームを引っ張る姿はいいですね。おじおじには小夜ちゃんが、もちさんにはリリちゃんと、こうした同期の絆は見ていて本当にエモい。オートプレーだからこそ、絆が作り出すドラマに期待がかかります。

もちさんの栄冠プレーは本当によくて、個人的にはにじ農を越える推しチームになったシャプ学。決勝進出→優勝して、麻雀大会に続く、まさかのもちさんの二冠達成を見届けたいですね。

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7.戦力比較と本番予想

以上の栄冠の振り返りと戦力分析を踏まえて、最後に実際にポイントにそった戦力比較した上で、本番の予想をしてみたいと思います。

 

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まずはグループAから。ここは数値的に圧倒しているV西がもちろん本命。キャッチャーDとはいえ7回制の予選で委員長を打ち崩すのは至難の業だと思います。もちろん夜見がかき回してヘル高が機動力も併せて打ち勝つことはあると思いますし、ふわっち・星川のマイライフ楽天投手陣が投手戦で投げ勝つということもあると思いますが、10回やれば6,7回はV西が勝つのではないでしょうか。

ただ、接戦になったときに勝負を分けるのは采配と守備なのは去年をみていると分かります。その意味で、最も戦力的に厳しいと思われるにじ農がつけいる隙はあると思います。なので、印的には「◎V西、▲ヘル高、注にじ農」という感じですが、10回に1回に期待して、以下の番狂わせに期待します。

 

グループA順位予想:1位にじ農、2位V西、3位ヘル高

 

 

一方でグループBはAに比べると打撃戦の予感がします。戦力的にはにじ高が強いかなと思わなくもないんですが、エース笹木の粘りと二番威圧感詩子お姉さんからの二期生クリンナップのシャプ高も負けてはいません。流星はステ的にはにじ農以上にきびしいかなと思います...

印的には「◎にじ高、○シャプ学、×流星」といった感じですが、ポイントは監督間の相性。空気を読まないもちさんの今年の流れの良さなら、しぃしぃの運ゲーマーズが利かないような気がするんですよね。一方でやしきずはでび虐、ささ虐には定評があるものの、しぃしぃの運ゲーマーズには絶対的な運量の差で負けそうな気がする。それらを踏まえて順位予想は以下のようになると思います。

 

グループB順位予想:1位シャプ学、2位にじ高、3位流星

 

 

こうなるとにじ農対シャプ学という「前年度の優勝監督対優勝投手」という非常にエモい決勝戦が実現して、全員野球対決を制してシャプ学が優勝という画が見たくなります。本当にシャプ学いいんですよ、エモいんですよ。ということで期待と願望を込めて最終順位予想は以下の通りです。

 

最終順位予想:優勝シャプ学、準優勝にじ農、3位V西、4位にじ高、5位ヘル学、6位流星

 

 

てな感じで、当てにいくというよりも願望全開の予想になってしまいました。ちなみに麻雀大会の時と同様に、優勝予想、MVP予想などはインサイドで募集されていますので、そちらから投票してみてください。

 

主催者のおじおじから大会前に動画が上がる予告も来ていて、いよいよ本番という空気が漂ってきた今年のにじさんじ甲子園。今年は予選含めて3日間熱い戦いが繰り広げられます。みんなで盛り上がりましょう。

 

追記:折角30頁のメモを取ったので、こちらも公開。

 

追記2:各校の監督インタビューがプレミア公開されるみたいなので、大会前にチェックしよう

 

【配信予告】 レスター伯の歴史講座配信はじめます【日本語で聞ける貴重なフットボール史講座】

一応歴史講座は本業の一部でもある(挨拶)

 

レスター伯の旋回の競馬、Vtuberに続くメインコンテンツである、歴史講座の第一回がようやく始まります。まずはフットボール史編の第一回が2020/8/6(木)の21時からスタート予定。

 


【フットボール史講義 第一回】近代フットボール史の誕生とレフリーの苦悩【英国貴族Vtuberの歴史講座】

 

まだ、日本語だとフットボール史の通史ってないんですよね。レスター伯の講義も完璧にど真ん中というわけではないですが、主にイングランドにおけるプロ・フットボールの誕生から、そのシステムの根幹(リーグシステムと選手の移籍・給与に関する制度)がどのように形成され変化したのか、そしてなぜプレミア・リーグが誕生したのかという歴史について全5回程度で講義する予定にしてます。

多分、日本語で聞けるフットボール史講義としては日本で一番に詳しい物になる...はず...

なので、是非聴きにきてください。

 

第一回は近代フットボール(サッカー)が誕生したプロセスと、その裏で現代まで苦悩することになるレフリーの存在について歴史的に紐解いていきたいと思います。

 

 

【2020/7/26 20時から(予定)】一口馬主のススメ&シルクHC2020年度出資馬検討会の配信します

結局最後は右手が光るかどうかの勝負になるんだけど...(挨拶)

 

先週の配信で予告していたとおり、日曜日20時から一口馬主&シルクHC2020年度出資馬検討会をYoutubeで生配信します。

 


【シルクHC出資馬検討会】英国貴族Vtuber流一口馬主のススメ【究極のメンバーシップ】

 

ニコマス競馬部のメンバーもゲストで来てくれる予定です。みんなで今年のシルクの募集馬を眺めつつワイワイやりましょう。

 

www.silkhorseclub.jp

みんなに笑顔を届ける「発展途上」の変わり続けるプリンセスの物語—推しVtuber語り ① にじさんじ桜凛月編—

くずンボはお互いに発展途上で、ひそかに刺激しあってる関係性がいいんですよね(挨拶)

 

レスター伯の旋回の先週の配信では、競馬に続くコンテンツとして推しVtuberについて語るラジオの第一回放送を取り上げました。直前に美希配信があったり、色々と盛り上がる動きがあったのに簡単に触れながら、りつきんことにじさんじの桜凛月さんを取り上げた第一回放送でした。

 


また、配信の最後で流した、りつきんのこれまでの配信についてまとめた動画もUPしています。始めてVtuberのまとめ動画つくったことになりますね


 

 

今回の記事では、これらの配信・動画について振り返りながら、第一回で取り上げたりつきんについて改めて記事の形で語って行きたいと思います。

 

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目次

1. りつきんとの出会いーVtuberのリアルタイム物語との出会いー

2. りつきんの魅力と桜ンボの存在

3. 「発展途上」:変わっていくというVtbuerの魅力

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1.りつきんとの出会いーVtuberのリアルタイム物語との出会いー

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りつきんとの出会いは去年の夏の終わりでした。ちょうど舞スバの記事でも書いたVtuber甲子園に触れて一気にVtuberのセカイにのめり込み始めた直後にニコニコで、にじさんじタグをたどっていて見つけた以下の切り抜き動画がきっかけでした。

 

投稿主のアップルパイさん(当時青リンゴさん)の編集能力の高さも相まって、15分の動画にたっぷり詰まったにじ鯖マイクラ夏祭りの裏側に存在したりつきんの濃密な物語に完全にノックアウトされてしまったんですよね。詳しく文字で説明するよりも騙されたと思ってこの動画を見てください。本当に素晴らしいまとめ動画です。

当時、Vtuberのセカイにハマりかけて、更に深みにはまるためのフックが欲しかった僕としては、①マイクラというゲームプレーと雑談の相性がいいコンテンツを中心にプレーしていたこと、②毎日19時スタートという見やすい配信時間、③まとめ動画が教えてくれたりつきん自信の魅力が凝縮されたVtuberとしての物語、の三点が揃っていたことですっと自分のVtuberどっぷり生活の一部として定着したのがりつきんの配信でした。

 

今でもそうですが、にじさんじといえば、委員長に代表される個性的なライバー、ゲーマーズのような長時間ゲーム配信(これは元ニコ生RTA視聴勢としては入りやすい入り口になりうる)、そしてギバラや「さんばか」に代表される生きの良い新人たちが次々とデビューしている、など、もっとわかり易いフックがあるんですよね。

というか、多様すぎて全てを追うのは無理でも、一通り見てると確実にどこかに自分の感性に引っかかるライバーがいるというのがにじさんじの箱としての強みだと思っています。そしてどこかのフックに引っかかれば、後は豊富なコラボ配信によって他のライバーにも連鎖的にハマっていくという強みにじさんじですよね。

後、当時はホロライブが3期生がデビュー直前くらいで、今の大爆発の状況に比べると比較的落ち着いていて(僕はあの頃のスバルとか2期生とかホロゲーマーズののちょっと変な空気の配信が好きなのですが)、にじさんじの攻めの姿勢がより強くみえやすかった状況だったような気がします。

 

そんな中で、りつきんの配信といえば、基本1時間と短くて、コラボもそこまで多くなく、マイクラ中心に大人しく毎回刺激的な何かが起こるわけではないという感じでした。例えば、僕が同時期にハマった舞元おじおじやスバルなんかもまだまだ視聴者数が安定して多かったわけではなかったけど、コラボや地獄企画も多かったし、コアな人気のあるVtuberという感じでしたが、フック自体はわかり易いために「人に薦めやすい≒一度分かるとはまりやすいVtuber」だと思います。

でも、去年の夏から多分リアルタイムでほぼ全ての配信を見ているという意味ではりつきんが一番で(おじおじですらいくつかは生ではみれてない)、最も僕の生活の中に浸透していった存在でした。

気軽に見やすいというのはもちろんあるのですが、生放送に重きを置くにじさんじやホロライブ型のVtuberの場合には、あっさりとした1時間配信っていうのは武器になりにくい側面もあるんですよね。

企画型の場合には1時間くらいで濃密に詰め込んだ方がいいというのもありますが、逆にりつきんのようなゲーム配信+雑談型の場合には、ゲーマーズ(例えば葛葉)のような長時間配信で時間の感覚を忘れて流し見するというスタイルの方が定着しやすい側面もあって、またYoutubeの仕様上動画の再生数が伸びやすいんですよね。

つまり、りつきんの配信スタイルというのは必ずしもVtuberの正道ではなく、むしろ中途半端な位置づけにあると思います。後追いすることを考えたとしても、企画型動画に比べると一つ一つの配信・動画の文脈を繋げていくのが難しいし、長時間配信に比べると再生数の面で目立ちにくい。わかり易い武器が見えにくいというのはどうしても埋もれがちになっちゃうんですよね。

 

そんなりつきんにとって昨夏っていうのは凄く特別な瞬間だったんだと思います。前述の夏祭りの主催によって新人ライバーを中心とする多くのライバーとふれあうことができ、また多くの新人ライバーがマイクラの凄さ、そしてマイクラの凄さを教えてくれたりつきんの凄さに触れました。

その前後にはにじさんじベストパートナーに抜擢されて、一部でコアな人気のあった「くずンボ」がわかり易くフューチャーされるとともに、D-1グランプリという自分手動の企画が形になり、そこに新衣装発表が重なることで一気にその存在がクローズアップされていった。そうして一度光があたったならば、みんながその魅力に気付いていった。

こうした流れが昨夏の終わりに一気に来たところで、僕は運よくりつきんに出会うことが出来たわけです。ただの偶然なのですが、僕としては舞元おじおじとりつきんという不遇と言われてきたSEEDs二期生の二人の物語が大きく動く瞬間をVtuber文化にどっぷりハマり始めた瞬間にリアルタイムで触れることが出来るという幸運に恵まれた。これを運命の出会いと呼ばずして何を運命の出会いと呼ぶという感じですね。

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以上のように、りつきんとの出会いを通じてVtuberというリアルタイムで展開される物語に出会ったこと、こんな幸運が僕をりつきんを(舞元おじおじとスバルと共に)僕の中で特別な存在に押し上げてくれました。

 

 

2.りつきんの魅力と桜ンボの存在

そんな特別な出会いによってすっかりハマってしまったりつきんの魅力については、細かくはこないだの配信やまとめ動画、それこそ『桜凛月の駆け抜けた夏』など切り抜き動画を見てもらった方が伝わると思うんですが、ここでは配信では語りキレなかった部分について補足してみたいと思います。特に桜ンボといわれる、りつきんリスナーの存在を中心としたセカイとして語ってみます

 

りつきんの配信を見ていると欠かすことが出来ない存在として桜ンボと呼ばれるリスナーの存在があります。もちろん、Vtuberの配信というのは、有料のメンバーシップとスパチャシステムを中心に投げ銭が可能なのことで、リアルタイムの交流が活性化し、「俺たちが推しを支えてる」という感覚を味わいやすいこともあります。最近は毎月の様にスパチャ額ランキング動画が投稿されているように、圧倒的な金銭が動いてることも可視化されるようになってきていますし。

もちろんりつきんも例外ではなく、ランキングの最上位に位置するということはないですが、スパチャは投げられますし、配信のコメを見ているとメンバーの割合も比較的高い方のVtuberだと思います。

 

 

ただ、個人的にずっとりつきんの配信を見ていると、徐々にリスナー(桜ンボ)との間に築き上げられていく暖かい関係性にほっこりするんですよね。この点も舞元おじおじと共通するんですが、この二人のブレイクの影にはリスナー(桜ンボ・加齢衆)の後押しのパワーがかなりあったと思うんですよ。

おじおじの場合には麺屋舞元やパワプロ配信(特にサクサクセス)におけるリスナー参加型コンテンツを前に押し出すことで本人の自由度が高めるとともに(リスナーいじりという実況芸の確立)、なんか面白いことやってるし俺も常連になるかというリスナーが一気に増えた感じがします(あの頃は同説2000位だったのが、今では平日から1万人越えが当たり前になった)

もちろん、表裏の「こんな配信がしたかった」(ラグビーW杯配信と風俗体験談配信)もありましたが、あの言葉の裏には間違い無くリスナー参加型企画(もっといえばリスナーとのやりとり自体をコンテンツ化する企画)の実験の数々があったのは間違いないでしょう。


 

 

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一方で、りつきんも夏祭り、D-1グランプリとリスナーの意見を聞きながら作り上げていった企画が成功することで、桜ンボとの絆を深めていった感じがします。ただ、これも全てマイクラ配信のように一見さんには一見入りにくいけど、毎日コツコツと配信するスタイルを続けてきたことで、少しずつ常連=桜ンボの気持ちを掴んでいって、一緒に作りあげた企画で注目を浴びることで新たな桜ンボを獲得していくことに繋げてきた成果なんだと思います。僕自身がそのサイクルの中で桜ンボになっていった一人ですし。

コツコツ積み上げていくというスタイルは必ずしも効率が良いわけではないですし、日の目をみないまま折れてしまうことも多々あると思います。だけど、おじおじもりつきんも腐ることなく続けることで、加齢衆や桜ンボの気持ちを掴んで一緒に上がっていった。ここまで含めて物語になっているというのが本当にいいんですよね。

特にりつきんの場合にはそうした変化の裏側に企画だけでなく、新衣装という決意の象徴があったのが本当にシンデレラストーリーっぽかった。配信やまとめ動画でも取り上げましたが、方言の解放と初期衣装の事実上の封印の裏側にあった本人の決意を聞くと本当に心をうたれました。


 



後、個人的に本当にりつきんと桜ンボの関係が好きになったポイントとしては昨年秋のニコニコ町会議があって、あの時に、いつも配信でみかける桜ンボのみなさんが本当に嬉しそうにりつきんと話している姿をみたときでした。ああ、こういう形でやりとりができるんだ、みんな本当にりつきんのことが好きだし、りつきんも桜ンボのことを大事に思っているんだなというのが伝わってきたんですよね。

僕自身はそこまでVtuberのセカイでライブやイベントを重視している方ではないと思うのですが、多分それがりつきんやおじおじがまだリアルイベントに殆ど出てないというのがあると思います。洲崎西のイベントに(チケット落ちた二度目のイベント以外)全通した立場から考えると、多分一度イベントにいくともう戻ってこれなくなる自信がありますね。

 

 

まさしく、りつきんと桜ンボの作り上げるセカイ自体にハマってしまったこと、これが配信で語ったりつきんの魅力(性格・配信スタイル・関係性)と併せて僕が圧倒的にりつきんにハマった要因です。

もちろん、同じ事は他のVtuberについても多かれ少なかれあるんですが、やっぱり最初に体験したことと、関係性の構築が配信スタイルやそれまで積み上げてきた物語とバッチリあっていると感じられたことが大きかったと思います。

 

 

3.「発展途上」:変わっていくというVtbuerの魅力

以上の2点を踏まえた上で、目の前でリアルタイムに変わっていく、ベストパートナーにおける葛葉の名言を借りるならば「発展途上」であることがりつきんの魅力なんだと思います。

最近のマイクラ配信でも唐突に陽キャになって自分からコラボに誘ったり、ハリオ家が活性化することで後輩(ルイス)の面倒をみるようになったり、企画を通じてこれまであまり表では絡みが少なかった先輩達とも交流したりと徐々だけど着実に変わって言ってる姿を見て取れます。

実際に後輩からもカッコイイ、頼りになるというイメージが付いてきてますし、コツコツ、毎日変わらず同じ時間に配信するというスタイルと、だからこそ変化がわかり易く伝わってくるという両面があるのがいいんですよね。昨日のARKのラグナロクボス戦なんかも、完全にりつきんが居なかったら企画倒れになりかねなかったですしね(個人的にはまたしぃしぃとのサシコラボがみたい)


 

 

個人的にVtuberの魅力は、キャラクターでも自分自身そのままでもなく、Vtuberというその中間的な存在であることによって自分ではない誰かになりながら、リアルタイムに成長する様子が自分も他人も一緒に体験出来ることにあるんだと思っています。そんな魅力を体験という意味で、りつきんというのは本当に最高のVtuberです。

配信で語ったように、かわいいりつきん、かっこいいりつきん、つよつよなりつきん、よわよわでふにゃふにゃなりつきん、時にサイコパスな宇宙人りつきん...と様々な側面から魅力について語ることは出来ますが、それ以上にコツコツ積み上げていくことで変わっていくりつきんを見るのが大好きなんです。

 

配信でも話した様にメンタルが壊れはじめた昨夏から、一度完全に壊れて休養をしてようやく復帰出来たこの一年の間に、自分の中でもいかに自分の弱さを受け入れるのかというのは一つの課題でした。その結果、感じたことは弱い自分を変えるのは難しいという当たり前のことでしたが、一方で、弱いままでも何かを積み上げることは出来ると言うことにも気付きました。

その結果がダイエット配信や記事で書いたフィジカルの面から自分を立て直していくことだったわけですけど、同時に毎日Vtuberの、りつきんの配信を見ながらコツコツ積み上げていくことをもう一度やってみようという決意もありました。こうかくとセラピー的に感じるかも知れませんが、改めて思い返してみても本当にそうだったんですよね。

 

自分自身は(特にメンタル面は)大きく変わるわけではない。でも、環境や体調などは少しの工夫で変える事が出来るところもある。そうした部分をコツコツ積み上げながら少しずつ変えていくこと。それを毎日続けていくということの大事さは、毎日同じ時間にマイクラやARKで建築物を積み上げたり、APEXでランクを少しずつ上げたりするりつきんの姿から感じた部分も本当に大きかった。

最終的に自分語りになっちゃっいましたが、Vtuberというコンテンツはそうした自分のあり方というのを映し出す性格も持っているんだと思います。特に、りつきんやおじおじみたいなスタイルの配信者は。

こないだ仕事でとある有名な3Dアーティストの方とも話す機会があったのですが、ヴァーチャルな存在は完全に人間と一緒にしてしまっては面白くない、でも、ヴァーチャルな存在と触れることで人間が自分自身のあり方を見つめ直すきっかけを得ることが出来るかもしれない、それが面白さですねって語ってくれたんですよね。まさに僕にとってりつきんとの出会いはそうした性格の出会いでもあったような気がします。

ある意味自分自身を、もっと言うと自分の人生や生き方自身をコンテンツ化するという事でもあるのだと思いますが、それをリアルとバーチャルの揺らぎの中で体現する存在としてのVtuber。単純にかわいいとか、面白いとか、バカなやってるなとか、もちろんそれで楽しめるというのもあるんですけどね。

 

 

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そういう意味で、個人的には変わっていくVtuberとしてのりつきんや舞元おじおじ、更に言うなら「くずンボ」としてりつきんの天気、もとい転機にもなったコラボ相手の葛葉も好きなんですよね。変わっていくことをリアルタイムに体感させてくれる物語としてのVtuber。こういう視点からVtuberのセカイに入ってみるのもアリだと思います。

そして、今年の8/22にはまたマイクラ夏祭りがりつきん主催で開催されますし、今年の夏もまた熱い物語が、そしてそこでブレイクするVtuberが出てくることが楽しみでなりません。

おじおじの3D披露、そして多分、今年も少し形を変えながらも開催されると予想されるVtuber甲子園、本当に楽しみです。

 


 

 

ウマ娘POGのお礼と今週の物販(七夕賞予想)

早くも勝ち馬が出てしまった、しかもモーリス産駒の初勝利という形で(挨拶)

 

木曜日に無事にPOG生放送を実施して、ウマ娘POG開始しました。

結果、今の所4名(+シモン・シモーヌ兄妹の6名)が参加してくれて、嬉しい限りです。みんなかなり個性的な指名をしてくれて、ウマ娘になっている名馬たちの底力を感じてる限りです。

まだ、7月一杯は参加を募集しているので、興味がある方は上の動画、もしくは下の記事を参照して登録してくれると嬉しいです。よろしくお願いします。

 

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で、今週も物販動画(予想動画)を作って上げたのですが、今週ウマ娘POG指名馬の出走があることをすっかり見逃していて、動画に組み込めてませんでした。とかやってると、いきなり勝ち馬がでてしまうというやらかし^^



函館5R芝1200メートルの新馬戦で、カイザーノヴァ(グラスワンダースペシャルウィークマルゼンスキー持ち)が勝ち上がり一号に。しかも、新種牡馬のモーリスの嬉しい勝ち上がり第一号となりました。

結構マニアックな指名馬が並んでいるのでなかなか勝ち馬でないかなと思ってたのですが、(企画開始からの)初出走馬が初勝利と幸先の良いスタートになりました。


と言う形で、軽い気持ちで始めた企画も、やっぱりやってみると楽しいことになるという、POGってすげーなという気持ちです。ちなみに今週も物販の支出が増えているのはなぜなのかという感じですが...

 

【企画告知】ウマ娘関連馬限定POG&シルクHC一口出資馬検討会【POG&一口馬主】

思いついたらやるしかない(挨拶)

 

今週木曜日と再来週終末に、YouTubeの「レスター伯の旋回」チャンネルでPOG一口馬主に関する生配信をやろうと思っているのですが、その配信内で以下の2つの企画をやろうと思っています。付き合ってやっても良いぞと言う方は是非配信を見た上で参加してもらえれば泣いて喜びます。

 

ウマ娘関連馬限定POG

7/9(木)21時からに「絶対にマネしてはいけないPOG」というノリで、「POGに参加するとおもしろいよ、まだ間に合うよ」という生配信をやろうとおもっているのですが、その中で一つ企画を思いついたのが「ウマ娘が血統表の中に入っている馬限定のPOG」。

実際にルールを考えて、調べて見るとそれなりに該当馬がいたので、もし付き合ってくれる人が居たらやってみたいと思います。


  

ルールは以下の通り

・日程は2020/6/5~2021年日本ダービーの日まで(通常のPOGと同じ、溯って成績を適用するので既に出走した馬も選択可能、かつ、その成績も加算する)

・1人5頭、牡牝の区別無し。収得賞金の合計で勝負

・応募〆切は7月中くらいで(多分)

・集計はPOGスタリオンを利用。他人と被るのはOK。

 

・選択出来るのはウマ娘関連血統馬のみ:関連血統馬の定義は以下の通り

ウマ娘該当馬は以下のURLを参照

 

①牝系の場合(一番下のライン)は一頭でもウマ娘が入っていればOK

直接の母ではなくても、母母(おばあちゃん)や母母母(ひいおばあちゃん)などでもOK。父系やその他の血統に関しては何でもアリ

 

②現役種牡馬の場合は、5代血統表のどこかに他に1頭ウマ娘が入っていればOK

ゴールドシップトーセンジョーダンなど父がウマ娘の場合、血統表のどこかに後一頭ウマ娘が入っていればOK。ただし、①とちがって父父(おじいちゃん)や父父父(ひいおじいちゃん)などではダメ(③で考える)

 

③その他の場合、血統表のどこかにウマ娘が3頭以上入っていればOK

 単純に血統表の中に3頭以上ウマ娘が入ってればOKです。

 

実際にこの条件でさっと探してみた該当馬がこんな感じ。

まあまあいるとみるか、難しいとみるか。ちなみにかなり面白い血統の馬もいたので、当日の配信では紹介予定。かなりロマンあふれる血統の馬もいますね。

 

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まあ、少し考えると分かるのですが、エアグルーヴ牝系とか、ゴルシはゴルシってだけで条件みたしてる(母父マック)などもあるのですが、そこらへんは僕以外にもし参加するような奇特な人がいた場合には多分うまくバランスを取ってくれるだろうと言うことで手を入れない感じで。

とりあえずハードルを下げるためにも条件①、②、③のどれかを満たしていればOKです。ちなみに特にチェックはしないですし、間違ったという場合は言ってもらえれば修正します。ちなみに僕は当日までに色々とバライエティに富んだ選択肢を厳選しておきたいと思います。

 

配信当日に詳しくは説明しますが、配信を見なくても以下のリンク先にとんでもらって登録してもらえば、とりあえずそれだけで参加したことになります。特に表明とかはいらないです(POGスタリオンにアカウント登録が必要ですが)。また探すの難しいという人がいたら、Twitter等で言ってもらえれば候補馬リストを渡します。

特に商品とかなにも考えてないので、まあ一緒に楽しんでもいいかという人がいれば参加してもらえると嬉しいです。まあ、突発だし、僕(一応シモンとシモーヌの2人分で参加予定)だけになっても泣かない。兄妹の勝負だけでも勝手にネタにする^^

 

 

 

2.今年のシルク一口馬主出資馬検討会

もう一つの企画は、再来週に生配信で、今年のシルクHCの一歳馬のどれに出資すべきか検討する配信をしたいと思います。多分、ニコマス競馬部の誰かが来てくれる予定。

これに関しては「一口馬主とは何か?どういう魅力があるのか?」について、僕(+ゲスト)の出資馬を検討しつつ、来年のPOGに向けてこういう馬がいるのかというのをワイワイ話すのが趣旨です。

 

ただ、その配信を見る際に、シルクHCのカタログを請求しておいて、手元に持っていると楽しく遊べるよということで。7/10までにHPから請求しておくと7/20前後に無料で送られてくるので、なんとなく興味がある人は資料請求しておくといいかなと思います。配信が楽しく見れるだけじゃなくて、大人気シルクHCの一歳馬のカタログがタダで手に入ります。

シルクHCといえば、アーモンドアイやインディチャンプ、サリオスなど、ここ最近非常に強いG1馬を続々と輩出している今一番勢いのあるクラブです。特に損はないので、スケジュール的に7/10までに、以下のURLから資料請求するだけしておこう^^


 

ということで、今週来週とやる配信と、それに合わせた企画の告知でした。1のウマ娘POGはハードルが高い気がしますが、2のシルクの資料請求と併せて気軽に参加してもらえればと思います。

30年ずっと寄り添ってくれた競馬を「推す」ことの意味—「馬券は物販」という言葉に込めた意味—

僕もメンタルが完全に立て直せたら、「レスター伯、奇跡の復活!」って実況して欲しい(挨拶)

 

ダイエットの記事が割と好評頂いた様なので、勢いのママに同じように生配信で語った「『推しごと』としての競馬の始め方」についても記事にしておきたいと思います。配信や動画はプレゼンなのに対して、ブログでは少し自分他語りをするという感じで。

 


 

 

5分ダイジェストの動画版はこちら



今回はYouTubeで「レスター伯の旋回」というチャンネルを始めるにあたって、なぜ「競馬」をメインコンテンツにしようと思ったのかということを軸に語って見ようと思います。その理由こそが、「30年楽しめる」コンテンツとして競馬を薦める理由に繋がるからですね。

 

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目次

1.競馬とレスター伯の関係:ずっと寄り添ってくれることのありがたさ

2.競馬って本当にスケールがでかい

3.血統という推しを無限に作り出す競馬の神髄

4.「馬券は物販」という言葉に込めた意味

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1.競馬とレスター伯の関係:ずっと寄り添ってくれることのありがたさ

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大体僕は30年前、オグリキャップ武豊で平成の競馬ブームが絶頂を迎えた直後に競馬に本格的に出会い、毎週の様に見るようになりました。まさしく最初に書いた「トウカイテイオー、奇跡の復活!」の有馬記念がきっかけで、ナリタブライアンバブルガムフェローウマ娘のメインの題材となっているスペシャルウィークら98年世代なんかを生でみて、VHSがすり切れるくらいまで何度も録画で見返したものです。


 

あの時代はダビスタも面白かったし、優駿サラブレなど競馬雑誌も凄い勢いがありました。まだ家にインターネットがなかったので、ロキノン、World Soccer Digestと並んで、競馬雑誌は僕の世界のかなりの部分を作ってくれたメディアでした。

また、高校時代には友達達となんちゃってPOGをやったり、ダビスタオーナーブリーダーカップで対決したり、買ったつもりで馬券予想の勝負をしたり、想像の翼を広げまくって競馬をたのしんでましたね。グリーンチャンネルにも入ってないからレースを見れるのは10Rと11Rくらいでしたが、スポーツ新聞の競馬欄に書き込みをしながら、毎週末はMBSの競馬中継をかじりつくように聞いてましたね。

後、18切符を使って阪神競馬場に行ったりもしてましたね、特に春休みの桜花賞。始めて生で見たG1だったキョウエイマーチメジロドーベルの雨の桜花賞はずっと記憶に残っているので、シモーヌちゃんはキョウエイマーチ好きって設定になっています。

 

そんな馬券を買えなかった時代を経て、大学で京都にきた後は実際に競馬場やWINDSに通ったりしました。特に菊花賞は毎年現地で観戦してましたね。ディープの3冠はもちろん、ヒシミラクルデルタブルース菊花賞は地元から友達がきて一緒にいって、万馬券が当たって大宴会をした記憶があります。

ただ、競馬場には簡単には行けず、馬券も買えなかった中高生時代ほどの熱量があったかといえば、微妙な感じでした。インターネットもブロードバンドの時代を迎え、またYoutubeやニコニコはなかったとはいえ簡単に情報が手に入るようになると、逆に熱が冷めた所があります。ちょうどサンデーサイレンスが亡くなったのも大きかったような気がします。

 

そんな感じで、イギリスに留学した位の時期から(ちょうどウォッカダイワスカーレット時代の後くらい)、徐々に競馬からは離れていった気がします。オルフェーブルの菊花賞はTV観戦だったし(ダービーの時はウインズでウィンバリアシオンの複勝で大もうけしたのを覚えてますが)、ゴールドシップドゥラメンテキタサンブラックなんかはなんとなく眺めてたくらいの感覚でした。

それでも興奮したのはキズナのダービー、いや、違う、僕の視点からみればエピファネイアとユーイチのダービー。あれは本当にショックでしたね... この馬でもユーイチはダービーを勝てないのかと...

 

そんな感じで競馬を30年弱続けてきたというものの、実際の熱意は徐々に下がってきていたというのが本当の所です。ただ、2017年の中京の新馬戦、そうワグネリアンとヘンリバローズのあの新馬戦をみて、今度こそユーイチがダービーを勝てるのではないかと思った頃から、少しずつ熱が戻ってきたような気がします。

それは動画でも言ったように2018年のダービー勝利に結び付き、今再びの競馬熱に繋がってくるわけですが、なぜ僕はワグネリアン福永祐一によって競馬に対する熱を取りもどすことが出来たのか。これを論理的に考えて、プレゼンの形にしたのが上記の配信での語りになるわけです。

 

以下ではそれを文章の形で説明するわけですが、その前に僕と競馬の歴史を振り返ってみれば、競馬は僕の競馬熱の上下に関係なくずっと寄り添ってくれていたということに尽きると思います。もちろん客観的には競馬が淡々と行われていただけなのですが、主観的には寄り添っていてくれただし、その上でいつでも帰ってこれるような魅力・要素が競馬にはあるというのがいいんです。

昔、アイマスの劇場版を見た時の感想記事で、主題歌を聴いたときに「アイマスはずっと僕の日常の側にあったんだな」と書いたことがありましたが、あれをもっと長いスパンにすると僕と競馬の関係になるような気がします。

 

 

2.競馬って本当にスケールがでかい

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競馬というのは本当にスケールのでかいスポーツです。まず、何より競馬場がデカい。中央競馬JRA)なら収容人数は5万人くらいから最大で20万人。コースの広さは大体一周1600メートル〜2000メートル。そして雄大な芝生とダート(砂)。競馬場に行くだけで本当に気持ちいいんです。

そして、馬は本当にデカい。約500キロある生き物が1分〜3分間、時速60キロで走り続けるんです。パドックで暴れる馬もいますが、近くでみるとデカいけどかわいいし、かっこいい。特に目が可愛い馬はいい。あのディープインパクトの金子オーナーは目で馬を選ぶそうですが、目が綺麗な馬は強いし、引き込まれます。

 

正直いって、「競馬ってちょっと...」って思う人ほど、競馬場に行って欲しい。あの広さと馬のかわいさ・格好良さに振れて、ちょっと買った馬券が当たればあっという間に競馬の虜になると思います。最近はUMAJOって形で女の子向けのグッズや施設も増えてますし、子どもも馬をみれば興奮すること間違いなし。

おすすめはシモーヌちゃんの動画でも言いましたが、桜花賞。満開の桜の下で、JKな3歳牝馬達が華麗に駆け抜ける。本当に素晴らしい光景です。僕はずっと西日本なので、G1を現地で見た回数は桜花賞菊花賞が抜けてますね。

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配信でも話しましたが、TLに1人はお節介競馬おじさんがいると思うので、「競馬場行きたいな(チラッ」ってつぶやけば簡単に食らいついてくるはずです。無観客状態から脱却されればですが...

ただ、競馬は別に生で見る以外でも楽しむ方法はあります。何よりプロ野球Jリーグと違って中断すること無くずっと続けてきたスポーツですし。でも、ここで言いたいのはそういうことでは無く、かつて、中高生時代の僕がそうだったように、競馬に関する情報を手に入れて少し勉強すれば、机上でも楽しむ事ができるのです。

そう、血統の出番です!

 

 

3.血統という推しを無限に作り出す競馬の神髄

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競馬で走る馬のことをサラブレッド(Thoroughbred)と呼びますが、その名の通り(完璧な品種)近代競馬におけるサラブレッドは全てその血統を溯ることができます。つまり、現代日本競馬で走っているサラブレッドのお父さんやお母さんもサラブレッドであり、基本的には殆どの馬が現役の競走馬として活躍した馬なわけです(特に牡馬の場合)。

 

ということは、競馬初心者の人が好きになった馬がいたとして、その馬を好きになればその馬のお父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんの活躍についても知ることでより楽しいことになります。そして何年か競馬を続けていれば、自分の好きだった馬の子どもや孫が活躍し出します。

その周期は上のスライドにもあるように一世代で約10−15年。つまり、僕のように30年くらい競馬を続けていれば自分が最初に好きになった馬の孫からひ孫あたりが今現役で活躍しているわけです。これを実際に体験すると凄い事だとよく分かります。人間だとなかなかこの速度で世代が展開することはないですからね。

大体ウマ娘のキャラクターは20年くらい前の馬が中心なので、ちょうど孫の世代が活躍している感じです。

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血統というのは予想のツールでもあり、高速かつ濃密に品種改良的に血を凝縮してきたサラブレッドにとって、血統というのはその馬の得意な距離や条件などを表すバロメーターになっています。特に僕のようなアラフォー世代というのはゲームの影響もあり、90年代くらいの血統については殆どの部分を覚えているというのがありますし、あの頃から血統評論家といわれる人たちが一気に増えてきたことで、予想のバロメーターになると同時に、競馬を楽しむための重要な要素として定着しました。

 

そして世代が高速展開するということは、無限に推しが増えて行くことを意味します。気付いたら好きだった馬の子どもがでてきて、油断してると孫が出てくるわけです。なんとなく競馬新聞をみて、その馬のお父さんをみると自分の好きだった馬だったときにはなんとなく嬉しくなるし、ついつい応援の意味で馬券を買ってしまうものです。

僕が競馬に帰って来れたのも、福永祐一というジョッキーがずっと好きだったからというのもありますが、同時にワグネリアンという馬がディープインパクトキングカメハメハという生でみた馬の血を引いた馬であったということが大きいわけです。

あの強かった二頭(しかも両方とも同じ金子オーナーの持ち馬)の血を引く馬で、ユーイチがダービーを勝ったんだというところに、勝手に僕の競馬の歴史を感じてしまったから、また競馬を本気で楽しもうと思ったわけです。

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強い馬ほど種牡馬繁殖牝馬になって子どもを残す可能性が高いというのもあるのですが、競走成績と繁殖成績が比例しないことはよくあります。ただ、強い馬の子どもというのは親に非常によく似た形に出やすいといわれる事があります。

つまり、自分が好きだった馬の子どもの中で強い馬ほど自分が過去に好きだったあの馬に似ている可能性が高くなるわけです。好きだったあの子に似ている子を見つけたと思ったら実は娘だったみたいなやつが、頻繁かつあっという間に起こったりするわけですね。そして危ない交際に発展する危険性もなく、健全に応援馬券を買うことで後ろめたさもなく推すことができるわけですね。何て素晴らしいことでしょう。

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少し気持ち文章になってしまった気がしますが、これも競馬の楽しみ方の一つであるのは間違いないわけです。これ以外にも色々な楽しみ方がありますが、血統というサラブレッドがサラブレッドであることの証明が、僕たちを更に魅了してくれるわけです。これもまた競馬の奥深さの一つだと思いますし、この奥深さが競馬の多様な楽しみ方を提供する核の一つになっています。

 

 

4.「馬券は物販」という言葉に込めた意味

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こういう風に競馬がずっと寄り添っていてくれたこと、競馬場という最強の空間のイベント空間があること、そして血統という推しの無限製造機があること、これらをひっくるめて僕は「馬券は抽選券付き物販」だといいました。そしてこの物販という言葉は、現代のイベントに通うオタクなら分かると思いますが、応援する、推しに感謝をするという意味が込められた行為だとわかってもらえるんじゃないでしょうか。

もちろん、抽選券が当たって(予想が当たって)払い戻しがあるのは嬉しいし、上手く予想が出来たというのは優越感にも繋がります。でも、そんなことより、数十年、もっといえば数百年、血を繋いできてくれたこと、無事に走って感動をあたえてくれていること、それに対する感謝を馬やジョッキー、調教師や厩務員、馬主や生産者など、競馬に関わるあらゆる人に還元したいという気持ちがあるのは本当です。

 

別にその二つは背反する物じゃないわけです。だから、少額でもいいんです。推しを応援する気持ちを込めて馬券を「物販」だと思って買ってみましょう。凄く楽しいですよ。今は応援馬券ってのもありますし。

もちろん競馬はギャンブルであり、危険性もあることは百も承知です。競馬で身を持ち崩したやつを見たこともあります。でも、同時に自分の予算に無理のない範囲で競馬を楽しむ仲間達もいっぱい見てきました。だから、僕ももっと沢山の人と一緒に競馬を楽しみたい。この楽しさを知って欲しいと思います。

そしておじいちゃん、おばあちゃんになっても一緒に競馬をみたいじゃないですか。俺たちはあの馬の5代父を見てたんだぞと若者に言いたいじゃないですか。「菊の季節に桜」(by杉本清)だぞって、ディープインパクトは「日本近大競馬の結晶」(by馬場鉄志)なんだぞって、「音速の末脚が炸裂して、近代競馬の常識が音を立てて崩れさった」(by三宅正治)んだぞって。


 

 

こんな素晴らしいコンテンツ、スポーツ、文化に僕たちは触れることができる幸せをかみしめるだけじゃ無くて、多くの人に伝えて一緒に楽しみたい。これこそが僕が競馬をチャンネルの核に据えようと思った理由です。

そのためにどうしたら良いのか、例えばPOG一口馬主っていう楽しみ方があるぞっていうのは今後の動画や配信、そしてこのブログで伝えていけたらと思いますが、本当に競馬はいいぞ、こんな素晴らしい「推しごと」もなかなかないですよ

無観客状態が解除された暁には、みんなで競馬場にいってビールでも飲みながら一緒に物販を握りしめて推しウマを応援したいですね。

 

 

そういえば、ウマ娘っていうここで書いた内容を上手く表現出来ているアニメがあったんですが、いつになったら本体のゲームは発走するんですかね^^

 

 

umamusume.jp