コメンタリーのやり取りから醸し出される『日常』の魅力 ―『日常のブルーレイ』第一巻のすすめ―
『日常』のBD第一巻が届きました。
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2011/06/24
- メディア: Blu-ray
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『日常』のBDといえばニコ動での公開期間の短縮や、
限定版の「買って満足 角川商品」など、
発売前から色々と物議をかもしていましたが、
実際に買ってみると非常によかったです。
BD特捜版を買ったのですが、カバーとジャケットで二種類のイラストが楽しめ、
その他にもディスクを外したら見えてくる「1000円で買った!」のみおイラストなど、
凝った作りで非常に満足度が高いです。
肝心の本編映像の方はBD画質でみるOP・EDに感動し、
「シャケだ!」、「バ、バカヤロウ!」やトランザムなどの名シーンをより迫力ある絵で見ると、
ニコ動で見るときとはまた違った面白さがあってとてもいいですねえ。
特に日常は細かい部分の描きこみや色使い、効果音がいい仕事しているので、
BDで改めてじっくり見返すとまた新たな魅力が見つかりますね。
【MAD】トランザムのBGMにしてみた【日常】 by わかば アニメ/動画 - ニコニコ動画 |
危険なちゃんみお by なまこ アニメ/動画 - ニコニコ動画 |
また、ゆっこ&みおの中の人によるコメンタリーが、
本編とはまた違った意味で『日常』ならではの掛け合いがあって聞き応え十分。
僕はもともとみお役の相沢さんが大好きなのでそれだけでも十分お得なんですが、
ゆっこ役の本多さんのボケっぷりがまさにゆっこな感じでたまりませんw
本多「私、ゲソとイカが別物だと思ってました」
相沢「本多はバカだなあ...」
とか、2828せざるをえません*1
声優陣の自然な演技がアニメ版『日常』の特徴の一つとなっている訳で、
コメンタリーでの二人のやり取りにも『日常』の魅力がぎっしり詰まってます。
あんまり聞けてなかったのですが、日常のラジオも今後要チェックですね。
参考:「日常」のラヂオ
そして、豪華な特典としてはノンテロップOP・EDや白石ら声優陣による特典映像や、
サントラとラジオのダイジェストなどが入った特典CDがつくなど盛りたくさん。
個人的には特典映像の中のロケハンがとても興味深かったです。
原作者のあらゐけいいちもロケハンに参加していたのですが、
原作の作者の記憶を元に描いてた時定の風景が、
ロケハンによって伊勢崎の風景と解け合っていく様子は、
空間描写を重視する「日常系」アニメを考える上で非常に貴重な資料だなあと感じさせてくれます。
今後の巻でも続きが見られるようなので、楽しみにしたいと思います。
参考:日常系としての新しさと古典性/ノスタルジー ー日常系としての『日常』の新しさー - レスター伯の躁鬱
実際に買ってみて見ると非常に満足度が高い一本だった『日常』BD第一巻。
これから一年以上マラソンが続きますが、じっくり「日常」を楽しみたいと思います。
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2011/07/22
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*1:後、本多さんがもいもいのことをもい様と呼ぶのがとてもツボですw