レスター伯の限界

気付いたらVtuberになってた

SEA SIDE LIVE FES 2013で生洲崎西をみて「じょじょじょ」コールしてきた

 今年の冬コミは敷居亭がブースをださない上に、僕も会場に行けないので、代わりに三連休に東京に行ってきました。滞在時間ほぼ24時間と短い時間でしたが、非常に濃い東京滞在でした。

 

 主目的はSEASIDE LIVE FES 2013 にいって、生洲崎西を見て生「じょじょじょ」コールをすることでした。新宿BLAZEとかほんまいつ以来か覚えてないですけど(昔なんかのバンドのライブで行った記憶がうっすらある)、あの箱に800人ぎっちり詰めてのライブですごい熱狂でした。

 

 墓参り植木代表取締役社長の突発前説(植木コール付き)から始まり、芸人ステージ役者としての貫禄すら漂わせていた中村・田村コンビの「ごぶごぶちゃん」ステージ、予想とは少し違ったけど見事にかみ合ってた社長(浅倉)と部長(中原)コンビの「らぶえんじぇる」ステージを経て、お待ちかねの「洲崎西」ステージ。最後には前組そろってのトークショーで締めと、3時間の非常に濃厚なライブでした。

 

 前半の番組ごとのコンビステージはトークよりも歌がメインでしたが、生バンド付きで、この日のために作られた4曲ずつ計12曲が歌い上げられて、非常に満足度が高かったですね。というのも、合間のトークもですが、当然それぞれのコンビで全然色が違っていて、それが歌とダンスからも伝わってくるのですよ。

 

 ごぶごぶちゃんの先生&少年コンビは、最もステージを広く使って、観客にアピールしつつ会場を盛り上げるステージング。酔いどれむっちゃんの箱版のコーナーでも、芸達者ぶりを見せつけつつ、少しでも相手が隙を見せればぶっ込んでいく芸人魂を発揮してくれました。

 

 らぶえんじぇるの浅倉&中原コンビは、お互いをサポートし合いつつ社長あずみんのかわいさを部長まいまいが引き出す。トークでは、お互いによいしょし合ってるようで、あずとく保身と昇格を狙ってるあたりが、狡猾な2人っぽくて良かった。

 

 そんな先輩達のステージングと比べると洲崎西のステージは本当に初々しい。例えば中村&田村コンビと比べると観客に対するアピールは全然。トークの方が顕著なんですが、2人の距離がすごく近くて、舞台を広く使おうみたいな感覚が欠如してる。なんだけど、全然舞い上がってないし、前進で楽しんでるのがすごく伝わってくるんですよ。

 

 つまり、歌もダンスもトークも全部、ラジオで聞いてるいつもの洲崎西がステージ上にあるんです。距離が近いのもあるし、トークするときに観客の方よりお互いを見てる時間の方が長いんじゃないかと。客席側を見る時も、2人で一緒にこっちを向いてる感じだし。

 

 でも、洲崎西ってラジオは、同い年の2人がたわいもない全方位disを繰り広げながら、下ネタも気にせずお互いに全力で殴りあうのに、結果的にほっこりするってのが魅力な訳ですよ。だから常識的なステージングとは全然違うんだけど、2人が笑顔でいつも通り観客を軽くdisりつつ殴り合うってのは、リスナーが望んでる物をそっくりそのまま提供してくれてることとイコールな訳です。第二回のM1グランプリに「笑い飯」が出た時と近い感覚というか。常識を打ち破るような芸を見せる衝撃と、普段の舞台を知っている人から見れば「これなんだよなあ...」という安心感が混ざり合った感じでした。

 

 生で見えて本当に楽しかったんですよ。こいつら、本当に笑顔で息を吸うようにお互いをdisりあってるなあと。なのに、本当に仲いいんだなあ。西明日香の引き笑いやべえなあ。生「じょじょじょ」コールできたし、生「てんてこてんてこ」見えたし、本当に心の底から楽しんで、笑わせてもらいました。生きてる幸せってこれなんだなと。

 

 他にも全体トークの話題の、「アイムはステップが踏めない」(田村少年のステップが日笠の曲がらない膝と全く同じだった件 & 洲崎様は全体的に不思議な踊りだった)とか、「中村繪里子は舞台では尊敬される先輩だけど、楽屋は半けつでヤバい。あとおっぱい意外と大きい(by西)」とか、あずみんが段々生天目さんに似てきてるなあとか、最後個人の感想も混じりましたが、全体的に大満足のライブでした。植木社長、今後も頑張って続けてください。

 

 あっ、会場で藤原竜也コールが巻き起こったのに、モノマネがなかったので次はよろしくお願いします^^

 

 そんな感じでとても楽しいライブを味わえました。売れ残ってて番組存亡の危機とかいわれてた洲崎西のトートバックも両方とも買ったし、大満足。しかし、このトートバックマジやばい、あやっぺのマジキモい豚ヤバい(by西)、漏れそうになります。

 

http://instagram.com/p/iSHF92hKAy/

洲崎西トートバッグver.西

http://instagram.com/p/iSHJThhKA4/

洲崎西トートバッグver.洲崎

*近いうちにSEASIDE SHOPで買えるようになると思われますので、豚リスナーは買おう(提案)

 

 今年のMVPラジオ洲崎西を生で体験できて本当に楽しかったですわ。来年も漏れガールズ達から目が離せない。

 

同世代の女性声優コンビのラジオが熱い—『洲崎西』のすすめ— - レスター伯の限界

 

アルバム『2B PENCILS』が証明する『神のみぞ知るセカイ』の底力

 みなさんは『神のみぞ知るセカイ』の作中に登場するバンド、「2B PENCILS」をご存じだろうか? 

 

 ちひろ(Vo & Gt)、歩美(Gt)、結(Dr)、京(Ky)、エルシー(Ba)という5人の女子高生(若干一名アクマが混じっているが)によって結成されたバンドは、「女神編」のクライマックスに文化祭(舞高祭)ので初めてのステージを経験する。その際に歌われた『初めて恋をした記憶』は、漫画・アニメともに最高の演出がなされただけでなく、ちひろの心情をこれ以上無い形で表現し、『神のみ』という作品が至高の作品であることを確かなものにした。

 

ちひろの恋と桂馬が作る物語—アニメ『神のみぞ知るセカイ』女神編最終回に寄せて— - レスター伯の限界 

 

 そんな2B PENCILSのアルバム『2B PENCILS』が今回発売された。クライマックスのシーンを彩ったバンド2B PENCILS初のアルバムは、あの感動シーンを音楽的にいかに表現するのかという意味で非常に高いハードルを抱えていたが、その難題を軽くこえる素晴らしい一枚であった。そこで、以下では『2B PENCILS』のレビューをしつつ、2B PENCILSというバンドから『神のみぞ知るセカイ』という作品の底力について語ってみたい。

 

・サウンド的な面白さ

 まず、一枚のアルバムとして、サウンド的にどこが面白いのかについて。

 全体を通して、2000年代の前半あたりのギター・ロックサウンド、特に下北系とか、その延長線上にあるバンドの音に非常に近いものがあって、僕みたいなアラサーロック好きにはたまらないものがある。具体的に名前をあげるなら、たぶんチャット・モンチーを連想する人も多いんじゃないだろうか。 

耳鳴り

耳鳴り

 

 

 2B PENCILSのサウンドは、同じ女子高生バンドである『けいおん!』のHTT(HHTはガールズ・バンド的なツボの抑え方がさすがだった)と比べると、より玄人的な演奏で力強さが目立つなど、「これ初心者のバンドじゃねえだろ」感は非常に強い。ただし、それこそが2B PENCILSの作中における立ち位置を象徴いいのである。

 2B PENCILSの編成は、なかに女神が入った2人(歩美、結)、アクマ(エルシー)に、普通の女子高生2人(ちひろ、京)から結成されている。つまり、半分以上はただの女子高生ではない、ある意味で異形によるバンドなのである。

 実際に聞いていくと、特に結のドラムのパワフルさと、玄人好みするソロが目立つと思うが、結は女神編において「男の子」として桂馬を攻略仕様とするキャラだし、元々吹奏楽部の天才パーカッショニストである。つまり、元々力強さ(結)や爆発力(歩美)が持ち味のメンバーが多く、そこに女神ブーストがかかるならば、これくらいのサウンドを鳴らしたとしてもおかしくない。そう思えるくらい、作中でキャラの魅力を描いており、作中でのキャラ描写の積み上げをサウンドに反映させている。

 *なので可能であれば、デカイスピーカーに爆音で聞いて見て欲しい。その方が圧倒的にこのサウンドの魅力が感じられる。

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  また、だからこそ、リーダーであり、バンドの発起人であり、女神編の真ヒロインともいうべき「普通の女子高生」であるちひろの明るさと繊細さの二面性が際立っている。超高校生的なキャラとサウンドに支えられることを踏まえた上で、ちひろの『初めて恋をした記憶』(これは初めて聞いたときにTHGEを思い出した。マジ、結のドラムヤバい)を聞き直して欲しい。サウンド的にも更にガツンとくるはずである。 

 

・アルバムの構成から見えてくる2B PENCILSというバンドの魅力

 アルバム『2B PENCILS』は、前半が既存のキャラソンのバンドアレンジ、後半が2B PENCILSのオリジナル・バンド曲という構成になっている。結成半年足らずのバンドなので、まあ、オリジナル曲は多くないだろうし、曲の並びをみたときにも、こんなもんじゃないかなと思う程度であった。

 

 しかし、実際に聞き込んでいくと、前半のキャラソンのバンドカバーの出来が本当に素晴らしいのである。ある意味でバンドメンバーが「こういうキャラですよ」という紹介を演奏を通して行ってる訳だが、こちらのアレンジが本当に大胆で、バンドの力を見せつける内容になっている。

 歌詞はどことなく(作中のアイドルかのんちゃん同様に)80年代アイドル・ソングをどことなく思わせる、アニメのキャラソンだけど、その後ろでなってるサウンドは明らかにロック。しかも、どことなくグランジ的な臭いがしてて、このギャップがたまらんのである。特に結の『Heart Beatにご用心!』は、そのタイトルからしてぶっ飛んでるが、結のパワフルなドラムとボーカルに圧倒されっぱなしである。

*しかし、現在のアニメ界において、あやひー(高垣彩陽)の歌声を抑えることがいかに重要かということを思い知らされるばかりである。ソニー系列だし、いしわたり淳治プロデュースであやひーボーカルのロックアルバム作ってくれねえかなあ。 

神のみキャラCD.10

神のみキャラCD.10

 

 

 もう一点、前半の曲から感じられることとして抑えておくべきことなのは、京の存在である。京は攻略対象のヒロインでも、お助けアクマでもない、いわばただのモブである。その一方で他のメンバーの親友として、彼女たちをサポートし、女神編のでも随所に非常にいい仕事をしている(桂馬に「もう遅いからな」と言わせる程度に凄い)実際に2B PENCILSの衣装は京作である。

 そんな京は2B PENCILSにおいても、キーボードとしてテクニカルでパワフルな曲を成り立たせるために欠かせない演奏を披露している。『Heart Beatにご用心!』のキーボードとか、京がこのバンドの裏主人公であることを証明している。また、実はバンドにおけるバックコーラスは実は京が務めており、本当に京様なしに2B PENCILSはありえないのである。

 

  それに対して後半は、ボーカルを交代で務めるという点では前半と同じだが、サウンドとしては明らかにバンドとしての一体感を感じさせる内容になっている。発起人であり、バンドの方向性を決めるちひろの本領発揮である。

  シングル版の『初めて恋をした記憶』のカップリングである『キャッチ・ザ・レインボー』で「普通の女子高生」の最強感を明るく表現した上で、そこから桂馬に恋する女の子達の熱い想いをバンドとしてたたみかけてくる。歩美がボーカルを務める『No.1』での呼びかけとか、まさしく女子高生バンドのステージ感があってたまらん。『No.1』は歌詞の内容もあって、歩美とちひろという二人を核にする2B PEINCILSのテーマ曲にふさわしい。

 こうした曲達が歌い上げられた後の『初めて恋をした記憶』なのである。『初めて恋をした記憶』はこれ以上無く女神編のちひろのための曲だけど、やっぱり2B PENCILS、そして特別ゲストを務めたかのんちゃんという、「平凡な乙女の無敵な青春」を体現する名曲なのであるということを思い出させてくれる。

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 その上で、シークレットトラックには『初めて恋のした記憶(TV EDIT)』が収録されている。音が途切れた後、「淡く愛しい日々」とかすれるように歌い上げるアニメ12話のちひろを思い出してやはり涙するのである...

 あと、ちひろを演じた阿澄佳奈に触れないわけにはいかないだろう。正直、これまで阿澄佳奈はラジオは好きだけど、CVとして「これだ!」と感じることはなかった。ちひろも正直最初は不安の方が多かった。でも、ちひろの強気と繊細さを兼ね備えた感じを絶妙に表現する演技を見たときに、本当によかったと思った。このアルバムでも、TV EDITのあの歌声は、本当に代替のしようのないすばらしさだった。

 

 それ以外にも、このアルバムは全員で一挙に演奏し、しかも2日間に凝縮して収録する形式だったそうである。言われてみると納得するしかないし、結果的に凝縮されたアルバムができることに繋がっていると思う。

2B PENCILSのフルアルバム!|eyelisオフィシャルブログ Powered by Ameba

 

 また、アルバムも細かく見ていくと、ちゃんとケースに鉛筆があしらわれていたり、初回特典はピックが付いていたりと、2B PENCILSというバンドの魅力が細かいところまで表現されている。ピックに関しては、1枚は「2B PENCILS」と刻印されている一方で、もう1枚はいわば普通のデザインである。女神編本編におけるピックの意味を思い浮かべると、この2枚が添えられている意味がより深く感じられるのではないだろうか。

http://instagram.com/p/h3CW6vBKJ9/

 

 

  毎回作り込まれたOP・ED、新人だった東山奈央とともにアイドルとして成長していくかのんちゃんの曲などキャラソン、アニメを彩るBGMと、元々『神のみ』は音楽が素晴らしい作品である。 そんな作品が産み出した無敵のバンド2B PENCILSのアルバムが、こんなにも心を打つ内容に仕上がっていたことは本当にファンとして幸せだし、『神のみぞ知るセカイ』という作品がもつ底力を感じさせてくれた。

 作品のファンは当然マストだし、そうでない人にも届くクオリティの一枚になっているので、是非聴いて、『神のみ』という作品と2B PENCILSというバンドに魅了されて欲しい。

 

God only knows -Secrets of the Goddess-

God only knows -Secrets of the Goddess-

 

 

 

 

 

新声優の予習をしながら、『咲-Saki-全国編』に備えよう

 いよいよ『咲-Saki-全国編』の放映まで一ヶ月を切りました。先週末には本編の、今週末には阿知賀編のニコ生一挙放送があるなど、否が応でもテンションが上がらざるを得ない状況になってきましたね。

 

 

 そんな中、先週までは毎日12時きっかりに全国編の2回戦であたるライバル高校(永水女子、姫松、宮守女子)の声優が一人ずつ発表されるという企画も行われていました。最初、URLから音声ファイルが漏れるという事故もあったりしましたが、結構新鮮なメンツが多く、予想勢の予想も外れてて面白かったりしました。

 かくいう僕も事前になんとなく予想していたのとは全然違うラインナップになっていたので、逆に面白いと思いかなと。阿知賀編の千里山なんかもそうでしたが、ここまで規模が大きくなってくると必然的に新しい血を導入するのは必要で、作品を通じてキャラクターと一緒に声優さんが成長していくのを見守るもの楽しい物です。咲という作品は、それを許してくれる懐の広さを持っていると思います。 

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作品概要 | TVアニメ「咲-Saki-」シリーズスペシャルサイト

 

 とはいえとはいえ、あまり声優に興味がない場合には、半分異常は名前も知らないというならびになってるんじゃないでしょうか(僕も3人は調べるまで知りませんでした)

 なので、ここでは過去の出演作やラジオ等を紹介しつつ、永水・姫松・宮守の声優さんの予習をして、全国編をより楽しむための準備をしようぜということです。

 

1.永水女子

 とりあえず永水女子から。声優だけなら「永水、準決勝進出待ったなし!」といわれるくらい豪華なラインナップになっています。  

咲-Saki-(8) (ヤングガンガンコミックス)

咲-Saki-(8) (ヤングガンガンコミックス)

 

 ①神代小蒔(CV.早見沙織

 エース小蒔ちゃんには今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアイムのエース早見沙織(『俺ガイル』の雪ノ下雪乃、『神のみ』のハクア、『俺妹』のあやせ、等々)

 個人的な印象としては正統派のヒロインというより、少し陰と棘があるサブヒロインでいい味を出す印象が強いので、発表された怜は違和感の方が強かったです。しかし、演技の幅は広いので、正統派で天然が入ってる小蒔ちゃんでどんな演技を見せてくれるのかを楽しみにしたいと思います。

 また、ラジオ等ではアイムらしい芸人的な一面を見せてくれますし、「MCに定評のある早見沙織」としてチームにいい雰囲気をもたらしてくれると思います。また、歌唱力にも定評があるので、EDやキャラソンも楽しみですね。

 

②狩宿巴(CV.赤崎千夏)

 次鋒の狩宿巴には、我らがキルミー赤崎千夏が満を持して当番。キルミーBDBOXの売り上げ大勝利同様、最近は声優としても大躍進を遂げている赤崎さんですが、実は鹿児島出身なので、永水での当番に期待されていました(永水は鹿児島弁しゃべりませんが)

  巴ちゃんは永水の中でもお世話役というか、苦労役というか、台詞量こそ少ないものの、チームとしてのまとめりを表現する上で重要な立ち位置なので、『洲崎西』と並んで今期ベストラジオ候補の『俺修羅ラジオ』でかやのくんをメロメロにした「モテカワ赤崎」の本領を発揮してほしいところです。

 麻雀初心者ながら、初上がりが国士無双というモッテルキルミー赤崎を信じろ!

 

 

 

③滝見春(CV.水橋かおり) 

 中堅の滝見春は、 (´_J`)こそ水橋かおり。最近ではまどマギのマミさんでティロティロいってましたが、元々幼女からBBAまで、ショタキャラから無機物まで、あらゆる役を高いレベルで演じ分ける実力派なので、はるるも問題なしでしょう。

 無口キャラからデレるタイプは得意な分野だと思いますし(『零の軌跡』のティオ、『フォトカノ』の実原など)、「それが自慢...(ニッコリ」に期待がかかります。後、役の幅的に、従兄弟のノーウェイ戒能プロの兼ね役とかもないんですかねえ...

 

 

④薄墨初美(CV.辻あゆみ

 永水の悪石ダボ仮面裏鬼門副将こと薄墨初美には、まさかの辻あゆみが登板。最近では『のうコメ』あたりにも出ていましたが、全盛期はやはり『極上生徒会』や『ぽてまよ』の頃(2005-2007年頃)だと思うので、久しぶりだなあという感覚の方が強いです。

 元々、ロリ系の演技が中心でしたし、一ちゃんと並ぶ咲回のロリ痴女ファッションリーダー枠も安心して見ていられるでしょう。また、辻あゆみといえば、デビュー当時の花澤香菜との『ぽてまよラジオ』を思い出す往年の声優ファンも多いと思いますし、こういう形での再会(直接からみませんが)は嬉しいものです。

 

 

⑤石戸霞(CV.大原さやか

 永水で最も見せ場が多いキャラと言えば、やはり霞さんですが、スタッフも万全を期して超大物大原さやかをねじ込んで来ました。『ARIA』のアリシアさんなど、「あらあら系」声優の頂点といっても過言ではないさーやなので、誰も文句はないでしょう。個人的には同じあらあら系でも17歳(意味深)つながりで喜久子お姉ちゃんでもいいかなと思わないでもないですが、こちらは咲さんのお母さんに期待がかかるのですよね(盟友久川綾愛宕母ですし)

 さて、大原さやかといえば、柔らかい雰囲気のあらあら系のイメージも強いですが、結構アクの強い役とか、どこか毒があるタイプ、いたずら好きなタイプも多いイメージ。最近だと『たまゆら』のお姉ちゃんとか。こちらも盟友新井里美が既にすばら先輩で登場済みですし、お姉さんの魅力といたずらっぽい魅力のハイブリッドな演技をみせてほしいですね。

 

 

2.姫松

 キャスト発表前から最も注目度を集めていたのは、やはり姫松でしょう。千里山以上に大阪弁が鍵になる高校なのでどう来るかなと思いましたが、スタッフは思いきって関西出身者で固めてきました。 

咲-Saki-(10) (ヤングガンガンコミックス)

咲-Saki-(10) (ヤングガンガンコミックス)

 

  

①上重漫(CV.伊達朱里紗)

 姫松の不発弾核弾頭、おでこがキュートな鰻漫ちゃんには、81プロデュース伊達朱理紗さんが起用されました。姫松の1発目の時点で、TL上でも「知らん」という声が上がってましたが、僕も知らなかった一人です。現時点ではモブを除けば殆どアニメ歴がなく、これからの成長が期待といったところでしょうか。

 ただ、サンプルボイスを聞く限りいい感じでしたし(事務所のサンプルボイスも関西弁)、なにより前向きに取り組もうとする姿勢がいい(twitterのプロフィールの咲アピールもいい)。緊張して初々しい感じは、前向きに行こうとして失敗しちゃう漫ちゃんのイメージにピッタリじゃないですか。育成の姫松のドラフトを信じろ!

 

②真瀬由子(CV.佳村はるか)

 「マイラブリー大天使のよー」、こと真瀬由子には、モバマスの姉ヶ崎でおなじみの佳村はるかが抜擢されました。アニメ経験こそほぼないものの、シンデレラガールズとしてステージとラジオで結構な場数を踏んでいますし、モバマス勢の取り込みも含めて大きな期待がかかります。

 そしてなにより、彼女はアイム所属ということで芸人部門にも期待がかかります。すでにデレラジでもその片鱗は魅せてくれていますし、咲ラジ(今回は植田・小清水ペア)にゲストで出た際には、事務所の大先輩佳奈様をタジタジにするようなところを魅せて欲しいところですね。モバマスと並んで、咲が飛躍のきっかけになってくれると嬉しい限りです。

 

愛宕洋榎(CV.松田颯水)

 末原先輩と並んで、最もキャスティングに注目が集まった愛宕ネキには、姫松関西新人ラッシュの最後の一人、松田颯水さんが起用されました。 その圧倒的な存在感、数多くの名言、なにより関西弁で相手をかましていくところが「かわいい」ネキの声優さんが誰になるかで全国編の成否が決まるといっても過言ではないくらいまであったと思いますが、そこにド新人が来たのでびっくりしたり、不安な人も多いかもしれません。

 ただですね、僕は松田さんは、愛宕ネキを演じるべくして声優になったと行っても過言ではないと言うくらいに期待してるんですよ。デビューのきっかけとなった「アニソングランプリ」における大阪のJK的な雰囲気、元々麻雀が好きで、咲が大好きという理解度の高さ、そして本人から感じられる熱意。どれも名門姫松の主将、我らが大エース愛宕洋榎に欠かせないものじゃないですか。

 格好つけだけど、どこか抜けてる。それでいて、主将としてお姉ちゃんとして回りを後ろ姿で引っ張る愛宕ネキ。松田さんはきっとネキとであうことで、凄く大きく成長すると思うのですよ。今はまだキャリア的には悪い意味で「格が違うわ」かもしれませんが、「いらんお世話やほっちっち」ですよ。彼女のポテンシャルを引っ張り上げるくらいの魅力がネキには詰まっているのですよ。

 ネキは二回戦もいいですが、準決勝が本領発揮だと漫画の最新話などからは感じられるので、全国編を通じて最も成長して欲しいのも松田さんですね。

 

 

愛宕絹恵(CV.中津真莉子)

 そんな愛宕ネキ大好きな絹ちゃんには、ここ最近の関西弁女性声優界の若手エースといってもいいでしょう、中津真莉子さんが起用されました。『さくら荘』の七海や『銀オフ』のエリカなどで既に実力を発揮済みなので、なんの心配もいらないでしょう。

 個人的にはネキはポテンシャルこそが重視されるべきだと思いますが、絹ちゃんはコンプレックスもあって繊細な演技が求められると思っています。なので、ネキではなく、絹ちゃんの方に中津さんをもってきたスタッフは慧眼だなあと思うのです。お姉ちゃんに負けないように頑張る中津さんの絹ちゃんには期待です。

 あと、ラジオでのトークの実力もピカイチなのも評価高いですね。ほんまにナチュラルな関西弁がたまらんですね。

 

 ⑤末原恭子(CV.寿美菜子

 全国編の裏主人公といえば、誰もが上げるであろう末原先輩には、押しも押されぬ人気を誇る団地妻スフィアの寿美菜子が登板。これにて「Aチャンネル」のメイン4人が咲に集合したわけですが、元々U子の関西弁から絹ちゃんあたりでの起用が期待されていましたが、最も外せない末原先輩にもってきました。

 けいおんの紬ちゃんのイメージが強い人も多いでしょうが、気が強い役も気の弱い役も、基本的にはオールマイティなタイプの声優さんだと思います。最近だと、『俺ガイル』の文化祭実行委員長の小物っぷりもよかったですよね。

 なので、全国編において最も感情の揺れ幅が広い末原先輩にはうってつけでしょう。どんな声でカタカタいってくれるのか期待ですね(ゲス顔)

 

 

 

3.宮守女子

 2回戦が進むにつれて、徐々にその存在感を増していくのが宮守女子。絆を感じる5人には、熱狂的なファンも多いので、声優にも期待がかかってました。 

咲Saki(9) (ヤングガンガンコミックス)

咲Saki(9) (ヤングガンガンコミックス)

 

 

①小瀬川白望(CV.長妻樹里)

 先鋒のシロには、長妻樹里さんが起用されました。長妻さんといえば『たまこまーけっと』の不思議なあんにゅい子のかんなちゃんのイメージが強いですし、「ダルい」でおなじみのシロにはピッタリじゃないでしょうか。同じ一月から始まるアニメ『中二病でも恋がしたい 戀』でも、新ヒロインを演じることが決定しているなど、来年最も注目すべき声優さんが咲にも参戦なのですよ。

 実は准看護師の資格を持っており、最近では『ピンドラ』の荒川美穂や、古くは林原めぐみなど、実は出世ルートに乗ってるのではないか疑惑も。また、すでに金朋先生と互角に渡り合うなど、どことなくただ者ではない感をただよわせているので、シロというつかみ所の無い大物感があるキャラにはぴったりかもしれません。

 

②エイスリン・ウィッシュアート(CV.水野マリコ)

 卓上に理想を描く天使(次鋒戦には天使が二人も^^)、留学生のエイスリンは水野マリコさん。アニメよりも、ナレーションや外画の吹き替えが中心に活動されているのでなじみがない方も多そうですが、『夢色パティシール』などでアニメの経験もある実力派ですね。

 元々お姉さんが帰国子女で英語がぺらぺららしく、外画の経験も活かしてエイスリンのキャラに奥行きをもたらしてくれるのではないでしょうか。外画の俳協を信じろ!

 

③鹿倉胡桃(CV.豊田萌絵

 ころたんと並んで咲界のちびっこ代表胡桃ちゃんには、豊田萌絵さんが起用されました。彼女は小倉唯(怜)と石原夏織(竜華)が脱退後の新生StylipSのメンバーに抜擢されており、「おっ、なんか匂うな」という人もいるかもしれません。

 とはいえ、千里山のメンバーも段々と実力をつけてきたように、彼女もこれから期待がかかる声優さんです。豊田さんの場合には、『境界の彼方』などで少しずつ出番も増えてきていますし、きっと成長してくれるでしょう。ネキと部長の間にはいって「うるさい!」とどこまでいえるか。ステージで培った度胸と、18歳の若々しさで魅せて欲しいですね。

 

 

④臼沢塞(CV.佐藤利奈

 宮守のお母さん主将の塞さんには、大原さやかと並ぶ大物佐藤利奈がきました。これでまたひとり『マリみて』勢(写真部の蔦子さん)が咲の世界に進出です。「サトリナにJKは大丈夫か?」といった意見も見られましたが、彼女は自ら(17)といってますから、大丈夫ですよ(震え声)

 そんな冗談はさておき、『アマガミ』の薫のように、ちょっと世話焼きタイプのJKも多くやってます。塞さんは苦労人属性も強いですが、そこはまさしくサトリナの得意分野。副将戦という魔境で活躍する塞さんも、サトリナなら安心でしょう。

 後、ヘソキス属性がついちゃったので、来年の夏コミあたりが楽しみですね(ゲス顔

 

 

⑤姉帯豊音(CV.内田真礼)

 宮守の大将、身長的にも能力的にも規格外の大物とよねーには、今最も人気のある若手女性声優であるといっても過言ではないでしょう、内田真礼さんがきました。サンプルボイスを聞いて、「声が少し軽い」みたいな意見もありましたが、閉鎖的な環境から出てきたとよねーは、身長とギャップのあるかわいさが魅力ですし、これくらいはむしろミステリアスさの強調になっていいんじゃないでしょうか。

 というよりも、『あいまいみー』のミーなど、実はエキセントリックな役は得意な方ですし、最近でも「浮き世離れしたヒロイン」であるところの『ガッチャマンクラウズ』のはじめちゃんでの怪演も記憶に新しいところです。なので、お嬢様属性と不思議属性を兼ね備えたとよねーにはまれいちゃんがぴったりでしょう。

 我らが「じょじょじょ」洲崎綾とのラジオなんかでも楽しそうにやってますし、やっぱり期待度はNo.1でしょう。

 

 

 

 以上、駆け足気味に紹介してきましたが、既に有名な声優さんだけでなく、新人さんにもそれぞれ見所とポテンシャルを感じるということが伝わってくれれば嬉しいです。

 元々咲は、「スーパー百合系声優大戦」的な豪華さがありましたが、阿知賀編あたりからは育成力も徐々に発揮するようになってきました。なので、全国編というアニメを通じて、キャラクターと声優がともに成長する過程をみんなで楽しみましょう。

 咲の包容力、育成力を信じろ!

 

追記:全国編のアニメ放送開始にあわせて、毎週日曜日9時から(ニコニコでの配信の翌日)、下のUSTREAMで咲の感想UST(伯すま咲TV!)をやってます。是非是非聞きにきてください。


USTREAM: LeicesterP: 今月のシノハユ感想. ラジオ

 

「ゆかい食堂」を楽しみながら、食文化の歴史も学んでみよう

 くらふとさんのグルメレポ漫画「ゆかい食堂」シリーズ面白いですよね(挨拶)

個人的には熟成肉食いに行きたいです。

ゆかい食堂 - ギャラリークラフト

  堂島の熟成肉のお店で「肉屋のステーキDON!!」を食べる - ギャラリークラフト

 

 サークル敷居亭の夏コミの打ち上げで、僕が超絶プッシュしてる箕面の海鮮居酒屋「ほっこり」に行った際のレポ漫画から火が付いたシリーズだったり(自慢)。「ワシが育てた」かどうかはともかくとして、僕も伯Q(咲のふなQの容姿でキャラクター化)として準レギュラー的に登場してたりで、敷居亭のメンバーの杉浦茂風キャラクターがみんな特徴掴んでてそこもポイントですね。

 

箕面の山中にこんな名店が!海鮮居酒屋「ほっこり」に行ってきました - ギャラリークラフト

海鮮あぶり料理「ほっこり」

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くらふとさんのイラストによる敷居亭の面々(誰が誰かわかるかな?)

 

 どうやら近日中になんか発表もあるっぽい「ゆかい食堂」シリーズですが、作者のくらふとさん(敷居亭のイラストでいつもお世話になってる方です)から次のようなツイートが。

 

 

 これは以前、くらふとさんをはじめ、色々な人に薦めたら好評だった『肉食の思想』じゃないですか。僕も一応西洋史の研究者(博論だしたのも西洋史の研究)なので、西洋史関連なら色々とお薦め出来るなと思い、twitterでも何冊か紹介しておきました。

 

 でも、それだけだと流れちゃうのがもったいないし、それなりにふぁぼってもらったりもしたので、改めてこのブログで数冊紹介したいなと思います。

 

 まずはこちらから。

肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見 (中公新書 (92))

肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見 (中公新書 (92))

 

  くらふとさんのツイートにもある、鯖田先生の『肉食の思想』

 ヨーロッパにおける「肉食」のルーツにせまりつつ、「肉食とは何か?」ということを単純に歴史的に紐解いていくだけでなく、ヨーロッパの様々な文化(宗教や身分制なども)と食分化の関係性、アジアとヨーロッパの食文化の比較など、非常に射程の広い一冊となっています。

 僕は三回生の時に、研究室の読書会で読んで以来、何かある度に人に勧めている本です。ヨーロッパ文化史について食の視点から迫った傑作です。

 

 続いて、ティータイムの文化を語る上で欠かせない二冊。 

茶の世界史―緑茶の文化と紅茶の社会 (中公新書 (596))

茶の世界史―緑茶の文化と紅茶の社会 (中公新書 (596))

 

 

砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)

砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)

 

 僕が専門にしているイギリス史研究者なら、必ず読んでいるであろうこの二冊。「料理がまずい」でおなじみのイギリスですが、逆にティータイムは世界的にも有名ですよね。そのティータイムの文化がなぜイギリスで発展したのか考える上で、お茶と砂糖の物流の歴史は無視できません。

 近代に7つの海を股にかける大英帝国を築き上げたイギリスの歴史について、お茶と砂糖に焦点を当てながら、経済史的視点、生活史的視点から描いた名著2冊。併せて読むと、ヨーロッパの食文化だけでなく、近代ヨーロッパ史を掴む手がかりにいい本です。

 もっといえば、お茶の供給地であるアジア(中国、インド)、砂糖の供給地であるアメリカ、なんかも視野に入ったグローバルな歴史を体感するにももってこいの入門書であります。資本主義の歴史を掴むのにもいいですね。

 

 生活史という視点からみれば、コーヒー・ハウス併せて読むと、なお良しですね。

コーヒー・ハウス (講談社学術文庫)

コーヒー・ハウス (講談社学術文庫)

 

  また、食文化からみる近代ヨーロッパといえばこちらもおすすめです。

ヨーロッパの舌はどう変わったか―十九世紀食卓革命 (講談社選書メチエ)

ヨーロッパの舌はどう変わったか―十九世紀食卓革命 (講談社選書メチエ)

 

 

 あと、イギリス料理については、こちらの本の中のイギリス料理の章で、社会・経済史的にみたイギリス料理衰退の歴史について書かれてあるので、興味がある方は必読です。 

イギリス文化史

イギリス文化史

 

 

 

 もっと長いスパンで観ると、「ジャガイモ」がもったインパクトも忘れてはいけません。

ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争 (岩波新書)

ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争 (岩波新書)

 

  アイルランドなんかでは不作になると、色々と社会情勢があやしくなるくらい、近代ヨーロッパにおける労働者の栄養を支えてきたジャガイモ。芋の歴史は、農業や食文化の歴史の最も重要な部分でもあるので、抑えておきたいですね。

 

 以上は自分が講義をするときに使ったりもしてるのですが、一方で、日本についてはあんまり詳しくありません。昔から料理漫画は好きで一杯読んでますが、最近は『もやしもん』とか『銀の匙』とか、食や農業をテーマにした漫画もありますし、そちらで読んでいくのがいいかもしれません。あと、日本はもっと詳しい人がいると思いますので、誰かまとめてください(他力本願)

 ただ、個人的には発酵食品大好き人間なので、小泉武夫は欠かせませんね。

 

くさいはうまい (文春文庫)

くさいはうまい (文春文庫)

 
食と日本人の知恵 (岩波現代文庫―社会)

食と日本人の知恵 (岩波現代文庫―社会)

 
発酵―ミクロの巨人たちの神秘 (中公新書)

発酵―ミクロの巨人たちの神秘 (中公新書)

 

 

 こんな感じで、くらふとさんのグルメレポを楽しみながら、おいしいものを食べに行きつつ、ついでに食文化について軽くお勉強するのはどうでしょうか。 

 ビールとか酒の歴史もまとめたいけど、それはまた別の機会に。

 

秋の夜長にビールを飲もう ―海外ビールのすすめ― - レスター伯の躁鬱

今年のクリスマスは咲の日(近況報告)

 リアルの方が一区切りしました(訳:博論提出した)

 

 いや、まだ諮問とか色々と残ってるんですけど、とりあえず一区切り付いたので、だいぶ気持ちが軽やかになりました。仕事の方も年度末にかけて激動になりそうだけど、精神的にはでかい宿題が一つ終わった気分なので気が楽です(慢心)

 

 とりあえず、当分はまったりBBCPやったり、閃の軌跡やったり、嫁(くまりんこ)のプラモ作ったりしたいと思います。

 

BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA

BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA

 

 

英雄伝説 閃の軌跡 (通常版)

英雄伝説 閃の軌跡 (通常版)

 

 

1/700 ウォーターラインシリーズ No.342 日本海軍 重巡洋艦 三隈 31342

1/700 ウォーターラインシリーズ No.342 日本海軍 重巡洋艦 三隈 31342

 

  

 これでブログで書いたり、次の同人誌何作ろうかなあと考えたり、少し余裕が出来るかなと思います。今年の冬コミはサークル敷居亭も、チームiPS敷居亭支部も、何も動いてないので行かない予定です。ただ、個人としては近いうちに小さい告知があるかもしれません。

 

 最近はブログ書かない代わりに、咲関連の発売日(ヤンガン、BG)とか、映画見たときとかに、さっすまとまったり感想UST(with 今日の艦これ)やってたりします。TLで見かけたときは、まったり聞きにきてくれるとうれしいなって。WebCamも新調したので、プラモ配信とかもしてみたい。

 

 とりあえず、今後はもう少しブログ更新しつつ、色々と動いていきたいと思います。

 

 あっ、今年のクリスマスはガッツリ咲な日なので楽しみですね^^

 『シノハユ』はお世辞抜きに超弩級の面白さなので、まだ読んでないという人、咲知らないぜって人も、ぜひ一巻を手にとってくださいね。大傑作の予感がぷんぷんです。

 「慕ちゃん、マジ天使」をこえて、「慕ちゃん、マジ弥勒」

 

 

 

咲日和 (3) (ビッグガンガンコミックス)

咲日和 (3) (ビッグガンガンコミックス)

 

 

*追記:12/22(日)のシーサイドコミュニケーションズのイベントで東京に行く予定にしております。生洲崎西楽しみすぎる。

 ということで、今年はコミケの前に東京に遊びに行きます。

SEASIDE LIVE FES2013 

【通常盤】洲崎西 DJCD vol.1 - シーサイドSHOP~シーサイド・コミュニケーションズのネットショップ 

 

**追記2:リハビリで作った暁。楽勝だと思ったけど、パーツ小さすぎて苦戦した...

 くまりんこはもっと本気出す。

http://instagram.com/p/hgVoiwBKGu/

暁できた

神のみUSTのお知らせ

 アニメ女神編も最終回を迎え、ここ一週間ずっと揺さぶられた方も多くいたのではないでしょうか。そんな中、女神編を中心にした神のみUSTをやりたいと思います。詳細は以下の通り。

 

 日時:10月4日(金)夜10時から2時間程度(予定)

 参加者:レスター伯、敷居さっすま

 放送URL:http://www.ustream.tv/channel/leicesterp

 

 とりあえずちひろの話が殆どになっちゃうと思いますが、僕は女神編の話に加えて、こないだの記事でも書いた神のみの構造や、過去編を含めた話を出来たらと思っています。よろしくお願いします。

 

ちひろの恋と桂馬が作る物語—アニメ『神のみぞ知るセカイ』女神編最終回に寄せて— - レスター伯の限界 

神のみぞ知るセカイ 19 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 19 (少年サンデーコミックス)

 

 

 

初めて恋をした記憶

初めて恋をした記憶

 

 

 

 

ちひろの恋と桂馬が作る物語—アニメ『神のみぞ知るセカイ』女神編最終回に寄せて—

 「本当にね、もうね、どんだけ泣けばいいんだよ......」

 

 アニメ『神のみぞ知る世界』の最終回を見終わって、あらためてちひろというヒロインの魅力に打ちのめされています。見逃しているという人は、女神編だけでも大傑作なので、今週の日曜まで視聴可能な11話までのニコ生一挙放送のTSと土曜日夜に更新される最終回(12話)を是非みてください。なんなら、最近UPされた一期二期もみればいい。

  

 

 

 

 

 今回アニメで女神編をみて、そして原作を読み返して(何回読んでも、二日続けて読んでも、19巻は涙無しには読めないわけですが)、色々と神のみの構造のすごさとか、なぜちひろがああいう立場にならざるをえなかったのかとか、今回改めて考えました。僕の中では現時点での一通り考えはまとまったし、まわりでも神のみブームがきているので、近いうちに「神のみUST」をやろうという話になっています。

 

 ただ、見終わったばかりの今は、とりあえず何かをぶちまけておかないとヤバいくらい高まっちゃってるので、ちひろ、そしてちょっとだけ天理にも触れつつ、女神編(特に最終回)の感想を書きます。

神のみぞ知るセカイ 19 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 19 (少年サンデーコミックス)

 

 

 女神編のちひろは結局、「女神がいなかった=攻略対象ではなかった」がためにあの屋上での展開になったわけですが、それと同時に攻略対象ではないがゆえに桂馬と同じ位置に立つことが出来たわけです。最後のライブシーン、構図としては翼がでた女神達はステージの下手側(向かって左)に立っていて(結は中央ですが、カメラ構図的にも下手側より)、上手側(向かって右)からちひろはその姿をみて自分には「特別な物は何もなかった」ことを改めて思い知らされ、涙をながします(あの週のサンデーは今でも大事に保管してます)。

 

 アニメだと特に顕著なのですが、位置的にちひろは女神たち(ルナとミネルヴァ含めて)よりも上手側にはいるものの、正確にはステージの中央に立っています。あの時の2B PENCILSはかのんちゃんを含めたツインボーカルなので、バランス的にはちひろがもう少し右に寄る選択肢もあったはずです。でも、ちひろは中央に立っていた。

 

*詳しい構図は以下のリンクを参照

『神のみぞ知るセカイ 女神篇』12話(最終回)感想 切なくて泣ける完璧な最終回だった:萌えオタニュース速報 

 

 

 この時、上手側にいたのはエルシィと京。この二人は女神編においては殆ど出番がないものの、裏でサポートする役割を果たす二人です。そしてエルシィはご存じの通り悪魔であり、「神」である桂馬をサポートする役割を担うキャラです。

 

 あのステージは神のみの世界における「神」桂馬が、女神を攻略するためのステージの象徴であると考えると、下手側には攻略対象である女神が、上手側には攻略を手助けする悪魔が配置されています。その中にあって、ひちろはその中間、つまり本来ならば桂馬が位置する「神」の位置にいて、『初めて恋をした記憶』を歌い上げるのです。

 

*この理論に従えば、京は女神と神(ちひろ)を繋ぐ天使であると言うことになりますね。京様ファン歓喜。

 

 

 つまり、このライブシーン自体が女神編の構図をまさに象徴的に表しています。ちひろは9話の告白のシーン以降、桂馬という「神」と行動をともにするプレーヤーの位置に立っていました。何となくしかわからないものの、攻略をすることで世界を救うことを決断した桂馬を後押しすることに徹する。

 

 歩美への告白に際して、きちんと向かい合うように、きちんと恋をするように諭すちひろは、あの時点で桂馬と同じ視点に立っていて、「歩美との恋」に向き合いつつも、桂馬が目的(攻略を完遂すること、翻って歩美を救うこと)を達成できるように動いています。この時点で分かっているんですよね、「神=桂馬」は恋をすることが出来ないのだと。

 

 もちろん、ちひろは情報に欠けが多いし(歩美以外の攻略についてはほとんど知らない)、桂馬という「神」に比べれば、単に「神」の視線の一部を体験したにすぎません。そしてなにより、直前まで桂馬に対して本気で恋をしていたのです。

 

 すべてが終わり桂木家に戻ってきたシーンで、自分の中には何もなかったのかなと問うちひろ。そして何もなかったと告げる桂馬。この台詞、普通に考えれば、「ちひろには女神がいなかった=攻略対象ではなかった」なのですが、ちひろが神の視点を体験し、桂馬が何をしていたのか(一部ではあるが)知った後では、このやりとりは「攻略対象ではない=神(桂馬)にとって重要な対象ではない」という意味と同時に、「『攻略対象=恋する対象』ではない=本当に恋をしていたんだよ」という意味も持ちえます。

 

 

 もちろん、この時の二人は自分の中のある想いを消化しきれていないので、そんなことを考える余裕はなかったんでしょう。桂馬は「今日のバンド...聴くよ、必ず」としかいえなかったし、ちひろも最高のライブを魅せると約束した上で、逆光の中でとっておきの笑顔を見せながら「バイバイ」と告げています。

 

 あの演出は「分かっててもやられる」まさしくガー不な演出でしたが、後光がさしてるシーンからライブまでの一連の流れは、ちひろが一時的に「神=桂馬」と同じ立ち位置を立ったことを表現しているんだと思います。

 

 もちろんあの世界の「神」である桂馬は全然完璧じゃないし、失敗もたくさんするけど、だれよりも真剣に女の子に向かい合っています。そんな桂馬と同じように、ちひろも懸命に真剣に生きて、桂馬とともに女神編を終わらせました。そんなちひろに、最後「神」の立ち位置が与えられた。

 

 でも、当然辛いんですよね。だって、「神」は恋をできないんだから。しかも、ちひろはそれを「神」(桂馬)の視点を体験することによって身をもって知ってしまった。だからこそ、ちひろは桂馬に「バイバイ」としか言うしか無かった。

 

 また、ライブにおいては、ステージという「神」がプレーする「舞台」に立ったのはちひろで、桂馬はちひろを「地上」から眺めるしかなかった。ここで二人の関係が逆転し、桂馬はステージ上の「神」となったちひろに対してあまりにも無力であることを改めて思い知らされてしまいます。

 

 最後、ちひろが涙を流しながら「初めて恋をした記憶」を歌い上げたとき、桂馬は屋上にいました。屋上といえば、女神編においてちひろを「攻略」しようとした「舞台」であり、そこで桂馬は一人後悔を口にし、涙を流します。まさしく、「神」である自分の「舞台」に引きこもるしか無かったわけです。

 

 

 ここまでくると、桂馬とちひろの二人の関係がより明確になります。元々、作者もいっているようにモブとして設計されたちひろは、「神」によって攻略されるべき存在ではありませんでした。だからこそ、ちひろの中に女神はいなかったし、「攻略」の記憶も残っていません。女神が入っている6人と神である桂馬は、元々、同じ舞台に立っていた(それこそギャルゲー的攻略が繰り広げられる神のみぞ知るセカイ)に対して、ちひろは「身分」違いな存在でしかなかった。

 

 つまり、ちひろの恋は、「(人間には)許されざる神との恋」という古代から延々と続く物語の系譜上で展開されていて、他の6人のギャルゲー的な攻略(特に歩美に顕著)とはレイヤーが違います。桂馬にとって、あくまでも恋は手段であり、攻略という目的(性格にいえば攻略によってもたらされる安寧)のために、女神が入っている6人とは特別な関係を築く(攻略する)ことになります。でも、ちひろは1度は攻略対象になったとはいえ、神との特別な関係(攻略)をいつまでも保ち続けることは許されてはいないのです。

 

 ただ、逆にいえば、ちひろは神である桂馬とも真正面から恋をすることができる。身分違いの「神」に、庶民が恋するなんてどうしようもない、でも、だからこそ恋が成就すれば、それはこの上なくロマンチックなものになる。なんとも少女漫画的ですが、だからこそちひろの恋は王道で、(僕みたいな「りぼん」大好きっ子は特に)感情移入しやすいのです。

 

 『初めて恋をした記憶』のサビはそんなちひろを真っ向から表現しています。

 

  二度ない瞬間と感触は 消えていたけれど 

  心にまだ残る純粋と 初めて恋をした記憶

 

攻略の記憶(「神=桂馬」との特別な関係の記憶)は無くなってしまっても、桂馬に対する想いは残り続ているのです。

 

 

 でも、神のみの「主人公=神」は桂馬なんですよね。特に女神編では、桂馬は攻略という目的の完遂を何よりも最優先している。王様ならともかく、桂馬は「セカイを作る神」なんですよ。明らかにハードルが高すぎる。

 

 そして、「神」としての桂馬の苦悩をちひろも体験してしまった。その上でちひろに出来ることは、自分も一時的にではあるけれども「神」の位置に立つことで、涙を振り絞って「想い」を伝えることだけなのです。

 

 

 とまあ思わず長々と書いてきましたが、正直、こんな小難しいことを考えなくてもいいんです。だって、アニメでも漫画でもちゃんと物語を見てれば、ちひろの想いは痛いほど伝わってくるし、桂馬が苦悩していることも分かりますから。つまり、この文章は、ちひろが報われないことを自分に納得させるために考えていることを書いているんですね。それくらいちひろの恋は凄いんです。

 

 でも、ちひろと桂馬は「初めて恋をした記憶」によって通じ合ったのだと思います。これ以上無く残酷な形で。二人はコインの裏表なんですよね。この世界のためには、バランスを崩すことは出来ないと分かっている、だから今は「バイバイ」なんです。

 

 

 こうして、ちひろは女神達とは違うけれども、桂馬にとって特別なヒロインとなりました。現時点での桂馬には、ちひろと再び向かい合う準備はまだ出来ていません。でも、この先、桂馬とちひろは再び恋をするはずだと信じています。

 

 そして、二人が再び恋をするために必要なのが(かなりちひろ寄りな見方ですが)、現在サンデーで連載されている過去編です。その過去編でキーマンになっているのは、女神編においてちひろと同様に、特殊な立ち位置にいた天理です。

 

 女神編における天理、そして天理の中にいる女神ディアナは、ハクアとともにお助けキャラ的な立ち位置にいます。最後のライブシーンでも、ステージに立っていないルナ(月夜)とミネルヴァ(栞)が下手側(向かって左)にいるのに対して、ディアナ(天理)は(アニメだと詳細な場所はよく分かりませんが)、一人は離れた場所(裏側?)にいます。

 

 つまり、ちひろとは違った意味で、ディアナと天理は攻略対象ではないけども、特別な位置にいるヒロインです。そもそも1週目の攻略の時点で、天理は通常通りの攻略を受けていません。天理は元々桂馬のことが好きで、しかも「ゲームをしている桂馬くんが好き」だといいます。この言葉は、天理が単なる幼なじみを超えて、攻略されずとも「神」である桂馬と特別な関係を築ける存在であることを示しています。

 

 女神編では、過去編に繋がる伏線がいくつもちりばめられていて、特に最終回で天理がディアナに秘密を告げたシーン(その結果ディアナの翼が復活しているのでかなり重要なこと)は、現在サンデーで連載中の展開にダイレクトに繋がっていることでしょう。そこらへんの伏線もアニメではうまく処理されていて、これは過去編もやってくれるんだろうなと期待が高まります。

 

 この先、神のみの鍵を握るのは間違いなく天理だし、ちひろとともに特別なヒロインとして一歩抜け出している存在かなと思います。もちろん女神6人全部よかったのですが、アニメはこの二人の描写が本当によく出来ていて、スタッフには感謝しかありません。今後、どうなるのか、より一層目が離せなくなるすばらしいアニメでした。

  

初めて恋をした記憶

初めて恋をした記憶

 

 

 

 

 

*ここから先は天理とちひろの立ち位置について書いてますが、過去編のネタバレを含むので、アニメから入った人、単行本派の人でも、まだ23巻を読んでない人は注意。

 

神のみぞ知るセカイ 23 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 23 (少年サンデーコミックス)

 

 

 

 

 

 

 

 さて、過去編で明かされた謎の一つとして、「女神編のシナリオを書いたのは誰か?」という問題があります。駆け魂捜索編から女神編の時点では、ドクロウ室長が裏で糸を引いているように見えるし、女神編でもヴィンテージによって処分されている(ように見える)ことから、ドクロウ室長が何らかの形で関与していることはみんな予想していたでしょう。その一方で、女神編において桂馬が「誰がこのシナリオを書いたんだ」と問いかけており、一筋縄ではいかないことも容易に予想がついていました。

 

 その謎が解明されるのが過去編で、過去に戻った桂馬自身がドクロウを通じて女神編のシナリオを自ら書いたことを知ります。正確には、ヴィンテージの策略に対応するために、未来に解決策を託したドクロウ室長と桂馬の共謀なわけですが、桂馬は女神編という未来を先に体験することで、答えを知った状態で過去に戻り、ドクロウを通じて女神編に繋がる布石を自ら打つわけです。なんという時間SFの王道的展開。

 

*直接関係ないですが、『タイムリープ』は名作なのでぜひ読むように^^

 

 

 で、この桂馬自身が未来から過去に遡ることでシナリオを書いた(まさしく「神」ですね)という展開は、実はちひろと天理という二人のヒロインの特別さに繋がる重要なポイントです。

 

 現在サンデーで連載中の過去編(学校ヒロインバトル編)において、天理は自分の中に引き籠もってしまった桂馬の心に寄り添いながら、桂馬を優しく包み込んであげます。さらには、今週号の台詞にもあったように、二人で「新しい物語を作る」役割を担うことになります。

 

 要するに、女神編とは、桂馬と天理(+ドクロウ)が過去に作り上げたプロットの上で展開する物語なのです。天理の攻略時にみた浮島の秘密と、それに対抗するための手段(現在過去編で構築しているもの)、その二つこそが女神編を根底で支える条件です。

 

 その二つを女神編において知っていたのは、天理だけです。過去編において天理とともに新たな物語を作ると決断した桂馬は、未来(女神編)を経験した桂馬に他なりません(桂馬の時間遡行はタイムリープ型なのでタイムパラドックスは生じない)。

 

 逆に言えば、女神編の時点(未来だけど桂馬的時間軸では先)での桂馬は、過去編の時点(過去だけど桂馬的時間軸では後)で何があったかを知っていません(知っていたとしたらタイムパラドックスが起きる)。つまり、女神編の時点において、天理は桂馬が過去に何をしていたかを知っているけれども、それを知らない桂馬に対しては隠し通さないといけないわけです。

 

 つまり、天理は過去編において桂馬とともに「物語を作る」という特別な絆をえながら、その絆を女神編では活かすことが出来ないのです。天理がディアナに最後に打ち明けたのは、これから過去編で描かれるであろう、桂馬と一緒に作りあげた物語(女神編)のプロットなのではないかと思います。

 

 

 ここ三週間のサンデー紙上における桂馬と天理のやりとり(特に文字通り引き籠もった桂馬を引っ張り上げるシーンと、今週の舞台袖のやりとり)をみると、ヒロインとして天理サイキョになっちゃいがちです。 

 

 しかし、忘れてはならないのは、天理とともに物語を作る桂馬は、女神編におけるちひろを経た後の桂馬なのです。つまり、客観的な時間軸では「天理>ちひろ」ですが、桂馬の主観的時間軸においては「ちひろ>天理」の順なのです。実際に、桂馬がロリちひろとの「再会」でダメージをうけて引き籠もっちゃいますしね。

 

 幼なじみであるが故に、桂馬と秘密を共有し、「神」として桂馬の隣に自然に立てるけれども、逆に女神編においてその秘密を明かすことが出来ず、介入することが出来ない天理。女神が入ってないゆえに、「神」である桂馬と特別な関係を保つことが許されないけれども、本当の意味で恋をし、桂馬と同じ「神」の立場を経験することで、過去における天理と桂馬の特別な関係にも未来から影響を与えているちひろ。

 

 過去編が終わった後は、この二人が中心となって物語が更に展開していくことは間違いないでしょう。もう、毎週震えながらサンデー読むしかないじゃないですか。若木先生、あんたなんてものを作ってくれてるんや......

 

 再び動き出す純粋と 初めて恋をした記憶

 

 (2B PENCILS & 中川かのん『初めて恋をした記憶』)

 

 

 

 ん、誰かわすれてないか? 「マイ・ラブリー・デビル」ハクアたんの未来はどっちだ!? 

神のみぞ知るセカイ 20 DVD付特別版 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 20 DVD付特別版 (少年サンデーコミックス)

 

アルバム『2B PENCILS』が証明する『神のみぞ知るセカイ』の底力 - レスター伯の限界