ニコマス競馬部POG2021/22における指名戦略について
やっぱり毎秒ドラフト会議やりたいな(挨拶)
先週末の土曜日(2021/5/29)にごまP主催のニコマス競馬部POG2021/22のドラフト会議が行われ、今年も参加してきました。詳しい様子は動画を見てほしいのですが、計4時間、1人16頭ずつ×5人の80頭を選ぶとてもとても楽しい時間でした。
参加者の指名馬は上のグラフの通りになったのですが、このブログではどのような戦略に基づいてこの指名をしたのか、簡単に解説したいと思います。ちなみに、血統を中心とした指名馬+指名したかった馬の解説については今晩開催する生配信とGoogleスライドをご覧下さい。
1.指名方針について
去年のPOGではあまりにも字面上の血統・配合、それから思い入れを重視過ぎた結果、指名馬がなかなかデビューしなくてやきもきしたり、牝馬と特殊枠はさすがにやり過ぎて全2勝しかできなかったとか、反省せざるをえない結果になってしまいました。
牡馬も指名後に様々なアクシデントに見舞われてあまり数を使えない運の悪さがある中で5頭中4頭が最終的にはオープン入りしたものの、最終的にはマイラーばかりになってしまったのは全体のバランスとしては微妙だったかなという感じでした。
その反省を踏まえて今年の指名では、牡牝10頭については以下の方針を立てました
①あくまでも自分らしく血統・配合面で最初のフィルターにかける
②その上で馬体重と厩舎で引っかかる馬は指名回避する
③全体の距離・レース選択のバランスを考える
①のフィルターでいくら評判がよくても血統・配合的におもしろみを感じない場合は回避することでまず自分の色を出しながら、②の厩舎と馬体重で事前の情報が少なくても地雷を踏む確率を下げることを狙いました。特に馬体重についてはアルビレオPを参考にさせてもらいましたが、配合は完璧なのに馬体重と厩舎で全く走らなかった去年のロジネイア指名の苦い記憶が何よりも効きました。
その上で、③については
・牡馬:2歳冬~3歳春クラシック路線×2、2歳夏マイラー路線×2、ロマン枠×1
位のバランスで指名したいなと思っていました。
特殊枠の6頭についてはより自由に配合的にピンと来た馬を指名する方針にしましたが、それでも厩舎選びだけは厳格にしようと思いました。特に栗東の有力厩舎(友道、矢作、藤原、斉藤崇、池江)を中心に選ぼうというのを最重視した感じです。
2.上位指名の方針について
指名候補馬については3つの方針に従って当日は大体100頭くらいに絞りました。多分、他の人に比べると独自路線の馬が多いと思ったので100頭もいれば大丈夫だろうという感じで、その中から特に指名したい馬を30頭くらいピックアップしていました。
上位で消えることが予想された馬の中では
・絶対に指名する:キトゥンズクイーン、レッドファンタジア、スキア
・出来れば指名したい:イスパニダ、ゴーイントゥザウインド、アドマイヤミヤビ
・指名出来ればラッキー:カラライナ
といった感じで優先度を付けていました。
この優先度に基づいて一番理想的に取れる場合には以下の通り。
牡馬1位イスパニダ、牝馬1位アドマイヤミヤビ、非社台キトゥンズクイーン
牡馬2位レッドファンタジア、牝馬2位カラライナ
まあ、キトゥンズクイーンは外れ1位で消える可能性がかなり高いのでさすがにこれは無理だろうなと思ってましたが、事前のPOGLVでまさかのスキア上位指名があり、さらにごまPが反応をしていたのをみて、スキアを後の回すのが怖くなってきたという感じで当日に臨むことに。
その結果として、
牡馬1位イスパニダ、牝馬1位スキア
牡馬2位レッドファンタジア、牝馬3位ゴーイントゥザウインド
までは確保できたものの、カラライナとアドマイヤミヤビが牝馬1位と牝馬外れ1位で取られることに。ウェーバー順を考えるとスキアは2位に回しても大丈夫だっただろうし、アドマイヤミヤビは1位で取れたなと反省したのですが、それ以上にスキアがなんとしても欲しかったのが上回りました。牡牝で一番欲しかった2頭が取れたので最低限といった感じですね。
結果的に牝馬2位が空くことになったわけですが、カナロア枠+早期デビューのマイラー枠ということで本来は4位あたりで予定していたフォーエバーモアを取りました。こうなると牝馬1,2位は来週・再来週デビューと言うことになったので、開始から2週間で今年の結果のかなりの部分が左右されることになって怖いですね。どっちも強力なライバル(ラスクバラディー、ハイアムズビーチ)がいるし...
3.下位指名・特殊枠について
上位指名である程度の人気馬・大物候補を取れたので、下位指名、特殊枠では3つの縛りを儲けつつ、好き勝手配合的に好きな馬をとってやろうと考えました。まさか、イスパニダが残っているとは思ってなかったので、牡馬3位あたりで取ろうかなと一瞬頭をよぎりましたが、それよりも自分らしさを優先することに。
各馬の詳しい血統については上の生配信・スライドを見て欲しいのですが、個人的にはトゥリフォーは今年の2歳馬の中で最も心が惹かれた配合でした。母父フランケルは何としても欲しい。しかも、夏頃にはデビュー出来ると言うことなので、堀先生にお任せしたいなと。後、モトカノテソーロは名前の面白さ以上に、イスラボニータの配合としては理想系の一つじゃないかなと思っています。
ウマ娘枠は、事前にやったウマ娘POGの告知生の影響で他人の候補を見てしまった結果、本命に帰ってきてレーヌドブリエにしました。迷うなら一番いいと思った馬を選べという方針ですね。ただ、厩舎を考えると矢作厩舎が取れてなかったので、メジロマリアンにした方が良かったかなと反省しましたが...
後は、今年は全体的に斉藤崇厩舎を全面的に信頼したいという感じでした。今年の出資馬のアンティフォナ(ラウダシオン、ローウェルの妹)が斉藤厩舎に入ることもあって、更に応援したい気持ちが強くなり、Acient Artとシンハリーズの2頭を指名。今栗東手で一番熱い厩舎に頑張ってもらいたいところです。
まとめ
以上、簡単に今年の指名方針についてまとめて見ました。一頭一頭の狙いについてはスライドや生配信を見てもらうとして、総合的には80点くらいのドラフトは出来てたかなと思います。上位の3頭(キトゥンズクイーン、スキア、レッドファンタジア)でポイントを稼いで、それ意外はみんな頑張って少しずつポイントを稼いでもらえればいいやという。
やっぱりドラフトは自分の競馬感をぶつけていくスタイルになってしまうというか、勝てないチームの戦略って感じなんですが、毎年勝つよりも、たまに勝てればいい、それよりも本当は自分に所縁のあったり好きな配合の馬を指名出来ずにクラシックを勝たれるのが悔しいという感じになってしまいましたね。本当はゲームとしては良くないと思いつつも、競馬を長く楽しむためにはこれくらい力を抜いてやるのがいいのかなと思っています。
いよいよ今週末からは新馬戦が始まりますし、来月にはディープ・キンカメが(ほぼ)いないセレクトセールに一口馬主の募集も始まります。競馬界の新たな一年をみんなで楽しみましょう。