レスター伯の限界

気付いたらVtuberになってた

【告知】毎週日曜日21時から『伯すま咲TV!』で咲トーク【定期放送化】

 あけましておめでとうございます。2014年もよろしくお願いします。

 

 昨年後半から、さっすまと一緒に咲関連の感想USTを発売日にあわせて行ってきましたが、2014年はそれを定期放送化(『伯すま咲TV!』)したいと思います。

 全国編の放送も始まったので(関西は今晩からですが)、全国編の感想+その週に発売された咲関連の連載の感想+αという感じで、咲の感想を中心に色々としゃべっていきたいと思います。日曜深夜に関東で最速放送、土曜日晩にニコニコで全国編の配信というスケジュールを考えて、その間にあたる毎週日曜晩にストリームを打つ予定です。

 

 詳細は以下の通り

 

 ・番組名:伯すま咲TV!

 ・配信URL:http://www.ustream.tv/channel/leicesterp

 ・配信日時:毎週日曜日21時から(予定)

 ・内容:『咲-Saki-全国編』、YG『咲-Saki』、BG『シノハユ』『咲日和』の感想

     その他、今日の艦これ、オススメ漫画、格ゲーばなし等々

 ・出演者:レスター伯、さっすま(レギュラー)+時々ゲスト(主に敷居亭のメンツ)

 

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Live streaming video by Ustream

 

 全国編で咲クラスタも盛り上がってますし、アニメが始まると咲に注目するアニメ勢も多いですし、『シノハユ』でりつべ+あぐりのコンビが最高に高まってますし、2014年は咲世界がこれ以上ない成熟した魅力を見せてくれる一年になると思います。僕らもストリームを通じてその盛り上がりに加担できたらなと思っていますので、是非是非よろしくお願いします。

 

 

 

 

HW修道会に寄進してきた (冬コミ告知 2日目東A88b)

 あれは、シコシコと博論の原稿を書いていた11月上旬、一通のDMが届いた...

 

 「まずうちさあ、艦これ本つくるんだけど、書いてかない?」

 「ああ、いいっすねえ...」

 

 その結果がこれだよ...

 

冬コミのお知らせ「Kancolle Admirals] | 坊主めくり

 
■二日目・東-A88-b
 
■サークル名「ハッピーウォーミー修道会」
 
■艦隊これくしょんアンソロジー
 艦これイラスト・漫画・小説・資料・レポートなど
 豪華ゲスト陣の参加による艦これアンソロです

 

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■執筆者一覧

小竹田貴弘 アザミユウコ MDC本舗
内村かなめ 根本邦明 ダンカン
遠藤海成 広江礼威 河内和泉
EXCEL 野上武志 志画内まいと
仁木英之 むむ アグレ510
バケツ shachi ありらいおん
阿羅本 景 木緒なち かきたね
姫ノ木あく 嵩夜あや 橘ぱん
レスター伯 田沢大典 たまごまご
徳岡正肇 蝉丸P サティール

 

 リアルに「ファッ!?」ってなる名前しかないメンツが揃う蝉丸Pのところの艦これ本に原稿を寄進(寄稿)してきました。まあ、声をかけられた瞬間にこういうメンツになると予想はしてましたが、実際に自分の名前がこの中に並ぶと、「ああ、これは殺されるな」と思いました(小並感)

 ただ、「レスター伯 田沢大典 たまごまご」の並びだったので、なんかほっとしたのを覚えてます^^(失礼)

 

 とはいえ、原稿自体はちゃんと書きました。僕は「声優関係で書いてくれる人」という枠で呼ばれたので、艦これのシステムと声優起用に関する話、個人的一推しの声優の話などで書きました。だれを一推ししてるかはこのブログを読んでる人なら容易に予想はつくんじゃないでしょうか(てんてこてんてこ)

 

 ということで、別に僕の原稿なんか関係ないくらい豪華なメンツによる艦これ本になっております。2日目の壁際で配布されているので、頑張って手に入れちゃってください。

 

TVアニメーション「たまこまーけっと」オープニングテーマ ドラマチックマーケットライド

TVアニメーション「たまこまーけっと」オープニングテーマ ドラマチックマーケットライド

 

 

境界の彼方 (1) [スペシャルイベントチケット優先販売申込券 封入] [DVD]
 

 

サークル敷居亭2013年振り返りSP放送(12/27 22時〜)

 昨日は咲の日USTを聞きに来てくれた方が結構いたみたいでありがとうございました。来年もアニメの放送日や漫画の発売日に併せて定期的にやっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

 さて、放送のなかでもやるよといっていた年末USTの日程がきまりました。12月27日(金)の10時頃から、いつもの僕とさっすまid:sad_smiLey3)に加えて、敷居さん(id:sikii_j)をゲストに迎えて、サークル敷居亭2013年振り返りSP放送をお送りしたいと思います。

 

 くしくも、サークル敷居亭の夏コミ新刊『敷居の部屋の最前線』で橙乃ままれさんインタビューに参加した三人で放送することになるので、今年のアニメ、漫画、映画、ニコ動・ニコ生、なろう・SSの話に加えて、夏コミの話や今後の話なんかも出来たらなあと思います。

 

 ・日時:12月27日(金)午後10時頃〜

 ・放送URL:http://www.ustream.tv/channel/leicesterp

 ・参加者:レスター伯、さっすま、敷居(+誰かメンバーがくるかも)

 ・テーマ:2013年に楽しんだもの(アニメ、漫画、映画、ニコニコ、なろう・SS等)

 


Video streaming by Ustream 

 

 たぶん、以下の話なんかが中心になるんじゃないかなと思うので、興味がある方はぜひぜひ聞きに来てください。今年は冬コミにサークル参加しないので(3年ぶりくらい?)、そのかわりに色々としゃべり納めしたいと思います。

 

 

 

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1 (MFブックス)

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1 (MFブックス)

 

 

同世代の女性声優コンビのラジオが熱い—『洲崎西』のすすめ— - レスター伯の限界

 ・メジャーラノベ文庫で出る「小説家になろう」出身作品 - 敷居の先住民

・ テキスト系Web創作の”今”を切り取る - 夏コミ新刊『敷居の部屋の最前線-Front Line-』 - 敷居の先住民 

謙虚、堅実をモットーに生きております!(小説家になろう)

レジェンド・オブ・イシュリーン(小説家になろう)

今日は絶好の咲日和、楽しいよ(Ustreamに)おいで

 メリー咲日和!

 

 今年はクリスマスを廃止するまでもなく、自然と咲の日になったのでよかったですね。もちろんみなさん当たり前のように本屋やamazonに出向いてると思いますが、本日2013年12月25日は『咲12巻』、『シノハユ1巻』、『咲日和3巻』、そして『ビックガンガン 2014 vol.01』の発売日でございます。 

 

 

 

 僕も日付が変わると同時に、まずkindle版で全部購入して、朝一で本屋にいって購入してきました。

 

 とりあえず、まず語るべきは『シノハユ1巻』でしょうか。BG読んでない人は初めて本格的にシノハユの世界に触れることになると思いますが、慕ちゃんの圧倒的なヒロイン力にぶちのめされてください。この子のヒロイン力と麻雀愛はこれまでのりつべ神が想像したキャラの中でも間違いなく最強。

 一巻丸々つかって、そんな慕ちゃんのルーツを余すことなく描ききっています。キャラクターもいいけど、りつべとのコンビも二回目で、さらに画力と構成力を上げてきている作画担当のあぐりにも注目。阿知賀編の途中から明らかにブーストがかかってましたが、シノハユでは一話からあれを超えんばかりのテンション。疾走感がまじたまりません。あぐりの見開き最強伝説がここから始まらんとしております。

 あと、単行本も表紙の質感が全然違うし、デザインも変えてて、こういう細かい所からも『シノハユ』っていう作品を全力で作りに来ている感じがして本当に素晴らしいです。メダルもって笑顔の慕ちゃん、まじ大天使

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http://instagram.com/p/iU0CB7BKEc/

 

 そんなシノハユだけでなく、咲本編もいよいよ準決勝が本格的に進んでいきます。今回は先鋒戦と次鋒戦が収録されていますが、ついにベールを脱いだ個人戦全国3位のガイト先輩の圧力、漫ちゃんの爆発力に対してタコスがいかに立ち向かうのか。そして、今回はキンクリを発動させなかったものの、過去の重要なエピソードが発覚したまこの運命やいかに。後、大天使のよーが今回も大天使でかわいかった(*´ω`*)

 なお、今回の表紙はガイト先輩...ではなく、そのガイト先輩との因縁もあり、回想シーンに登場した個人戦全国2位の荒川憩。阿知賀編ではナースのコスプレで登場して騒然とさせましたが、三箇牧の制服自体がナース服っぽいという衝撃の展開が今巻であきらかになります。この子も間違いなく怪物なんだけど、表紙のイラストのとおりやっぱり「あらかわいい」なんだよなあ(*´ω`*)

*ちなみに12巻の表紙は聖地巡礼するまでもなく、毎週の様に通ってる万博公園前(日本庭園前)のエキスポロードですね。Jリーグがある週末はガンバサポでごったがえします。後、歩道橋の横あたりで警察がよくねずみ取りしてますね^^

 後、裏表紙はすこやんで、折り返し裏が照と、扇情的なワンピースのはやりん。てか、はやりん完全に犯罪ですよね、この格好...

http://instagram.com/p/iVLaiEBKHi/

 

 

 そして、こちらは本当に久しぶりの発売となった『咲日和3巻』。今回の表紙はみんな冬の装いで、とよねーとエイスリン、あと三角帽を被りつつも無表情の照がいい味出してます。神が弘世様と呼んでいることが発覚した菫さんの呆然とした表情もいいですね。ちなみにいつものやつはすばら先輩でした。

 肝心の内容は全国編や阿知賀編登場高校の回もゾクゾクと登場していて読みごたえばっちり。あえて見所をあげるならば、やはりカラーで収録されている新道寺の巻でしょう。ころたん回に負けずとも劣らないクオリティの新道寺回、「楽しいよ おいで」

http://instagram.com/p/iUqRvyhKPu/

http://instagram.com/p/Ztv3euhKO6/

 

 

 さて、そんな単行本ラッシュもいいのですが、連載派としては25日といえばやはりBG発売日です。今回はシノハユ巻頭カラーに、咲日和も全編カラーと圧倒的な咲シフト。表紙の小学生慕ちゃんが可愛すぎます^^

http://instagram.com/p/iUqq0MhKAd/

 

 内容の方は「100巻やりたい」との神の宣言にもあったように、じっくりじっくりとした感じで、まだまだ小学生編は続くと言うことでシノハユの名バイプレイヤー、閑無ちゃんの回想。シノハユは能力というより打ち筋にキャラクターが表れる感じですが、今回もそこらへんの細かい描写もしっかりとしながら閑無ちゃんのキャラを掘り下げています。

 また、カラーだった咲日和は、ある種咲日和の大エースの一角、愛宕家の巻②で攻めてきています。よく分かってらっしゃる。本編で雅枝が姉妹の母親であることが確定したところで、今回はオールスターで参戦です。内容も相変わらずのクオリティでやはり木吉紗天才すぎる。

 

 さて、こんな感じで今月号のBGも面白かったですが(巻中カラーの『ハイスコアガール』:の対決もたまらんかった)、毎回BGとヤンガンの発売日にはさっすまと咲感想USTやっています。今日もたぶん9時くらいからやる予定にしてるので、ぜひぜひ聞きにきてください。

 「楽しいよ おいで」


Live streaming video by Ustream 

SEA SIDE LIVE FES 2013で生洲崎西をみて「じょじょじょ」コールしてきた

 今年の冬コミは敷居亭がブースをださない上に、僕も会場に行けないので、代わりに三連休に東京に行ってきました。滞在時間ほぼ24時間と短い時間でしたが、非常に濃い東京滞在でした。

 

 主目的はSEASIDE LIVE FES 2013 にいって、生洲崎西を見て生「じょじょじょ」コールをすることでした。新宿BLAZEとかほんまいつ以来か覚えてないですけど(昔なんかのバンドのライブで行った記憶がうっすらある)、あの箱に800人ぎっちり詰めてのライブですごい熱狂でした。

 

 墓参り植木代表取締役社長の突発前説(植木コール付き)から始まり、芸人ステージ役者としての貫禄すら漂わせていた中村・田村コンビの「ごぶごぶちゃん」ステージ、予想とは少し違ったけど見事にかみ合ってた社長(浅倉)と部長(中原)コンビの「らぶえんじぇる」ステージを経て、お待ちかねの「洲崎西」ステージ。最後には前組そろってのトークショーで締めと、3時間の非常に濃厚なライブでした。

 

 前半の番組ごとのコンビステージはトークよりも歌がメインでしたが、生バンド付きで、この日のために作られた4曲ずつ計12曲が歌い上げられて、非常に満足度が高かったですね。というのも、合間のトークもですが、当然それぞれのコンビで全然色が違っていて、それが歌とダンスからも伝わってくるのですよ。

 

 ごぶごぶちゃんの先生&少年コンビは、最もステージを広く使って、観客にアピールしつつ会場を盛り上げるステージング。酔いどれむっちゃんの箱版のコーナーでも、芸達者ぶりを見せつけつつ、少しでも相手が隙を見せればぶっ込んでいく芸人魂を発揮してくれました。

 

 らぶえんじぇるの浅倉&中原コンビは、お互いをサポートし合いつつ社長あずみんのかわいさを部長まいまいが引き出す。トークでは、お互いによいしょし合ってるようで、あずとく保身と昇格を狙ってるあたりが、狡猾な2人っぽくて良かった。

 

 そんな先輩達のステージングと比べると洲崎西のステージは本当に初々しい。例えば中村&田村コンビと比べると観客に対するアピールは全然。トークの方が顕著なんですが、2人の距離がすごく近くて、舞台を広く使おうみたいな感覚が欠如してる。なんだけど、全然舞い上がってないし、前進で楽しんでるのがすごく伝わってくるんですよ。

 

 つまり、歌もダンスもトークも全部、ラジオで聞いてるいつもの洲崎西がステージ上にあるんです。距離が近いのもあるし、トークするときに観客の方よりお互いを見てる時間の方が長いんじゃないかと。客席側を見る時も、2人で一緒にこっちを向いてる感じだし。

 

 でも、洲崎西ってラジオは、同い年の2人がたわいもない全方位disを繰り広げながら、下ネタも気にせずお互いに全力で殴りあうのに、結果的にほっこりするってのが魅力な訳ですよ。だから常識的なステージングとは全然違うんだけど、2人が笑顔でいつも通り観客を軽くdisりつつ殴り合うってのは、リスナーが望んでる物をそっくりそのまま提供してくれてることとイコールな訳です。第二回のM1グランプリに「笑い飯」が出た時と近い感覚というか。常識を打ち破るような芸を見せる衝撃と、普段の舞台を知っている人から見れば「これなんだよなあ...」という安心感が混ざり合った感じでした。

 

 生で見えて本当に楽しかったんですよ。こいつら、本当に笑顔で息を吸うようにお互いをdisりあってるなあと。なのに、本当に仲いいんだなあ。西明日香の引き笑いやべえなあ。生「じょじょじょ」コールできたし、生「てんてこてんてこ」見えたし、本当に心の底から楽しんで、笑わせてもらいました。生きてる幸せってこれなんだなと。

 

 他にも全体トークの話題の、「アイムはステップが踏めない」(田村少年のステップが日笠の曲がらない膝と全く同じだった件 & 洲崎様は全体的に不思議な踊りだった)とか、「中村繪里子は舞台では尊敬される先輩だけど、楽屋は半けつでヤバい。あとおっぱい意外と大きい(by西)」とか、あずみんが段々生天目さんに似てきてるなあとか、最後個人の感想も混じりましたが、全体的に大満足のライブでした。植木社長、今後も頑張って続けてください。

 

 あっ、会場で藤原竜也コールが巻き起こったのに、モノマネがなかったので次はよろしくお願いします^^

 

 そんな感じでとても楽しいライブを味わえました。売れ残ってて番組存亡の危機とかいわれてた洲崎西のトートバックも両方とも買ったし、大満足。しかし、このトートバックマジやばい、あやっぺのマジキモい豚ヤバい(by西)、漏れそうになります。

 

http://instagram.com/p/iSHF92hKAy/

洲崎西トートバッグver.西

http://instagram.com/p/iSHJThhKA4/

洲崎西トートバッグver.洲崎

*近いうちにSEASIDE SHOPで買えるようになると思われますので、豚リスナーは買おう(提案)

 

 今年のMVPラジオ洲崎西を生で体験できて本当に楽しかったですわ。来年も漏れガールズ達から目が離せない。

 

同世代の女性声優コンビのラジオが熱い—『洲崎西』のすすめ— - レスター伯の限界

 

アルバム『2B PENCILS』が証明する『神のみぞ知るセカイ』の底力

 みなさんは『神のみぞ知るセカイ』の作中に登場するバンド、「2B PENCILS」をご存じだろうか? 

 

 ちひろ(Vo & Gt)、歩美(Gt)、結(Dr)、京(Ky)、エルシー(Ba)という5人の女子高生(若干一名アクマが混じっているが)によって結成されたバンドは、「女神編」のクライマックスに文化祭(舞高祭)ので初めてのステージを経験する。その際に歌われた『初めて恋をした記憶』は、漫画・アニメともに最高の演出がなされただけでなく、ちひろの心情をこれ以上無い形で表現し、『神のみ』という作品が至高の作品であることを確かなものにした。

 

ちひろの恋と桂馬が作る物語—アニメ『神のみぞ知るセカイ』女神編最終回に寄せて— - レスター伯の限界 

 

 そんな2B PENCILSのアルバム『2B PENCILS』が今回発売された。クライマックスのシーンを彩ったバンド2B PENCILS初のアルバムは、あの感動シーンを音楽的にいかに表現するのかという意味で非常に高いハードルを抱えていたが、その難題を軽くこえる素晴らしい一枚であった。そこで、以下では『2B PENCILS』のレビューをしつつ、2B PENCILSというバンドから『神のみぞ知るセカイ』という作品の底力について語ってみたい。

 

・サウンド的な面白さ

 まず、一枚のアルバムとして、サウンド的にどこが面白いのかについて。

 全体を通して、2000年代の前半あたりのギター・ロックサウンド、特に下北系とか、その延長線上にあるバンドの音に非常に近いものがあって、僕みたいなアラサーロック好きにはたまらないものがある。具体的に名前をあげるなら、たぶんチャット・モンチーを連想する人も多いんじゃないだろうか。 

耳鳴り

耳鳴り

 

 

 2B PENCILSのサウンドは、同じ女子高生バンドである『けいおん!』のHTT(HHTはガールズ・バンド的なツボの抑え方がさすがだった)と比べると、より玄人的な演奏で力強さが目立つなど、「これ初心者のバンドじゃねえだろ」感は非常に強い。ただし、それこそが2B PENCILSの作中における立ち位置を象徴いいのである。

 2B PENCILSの編成は、なかに女神が入った2人(歩美、結)、アクマ(エルシー)に、普通の女子高生2人(ちひろ、京)から結成されている。つまり、半分以上はただの女子高生ではない、ある意味で異形によるバンドなのである。

 実際に聞いていくと、特に結のドラムのパワフルさと、玄人好みするソロが目立つと思うが、結は女神編において「男の子」として桂馬を攻略仕様とするキャラだし、元々吹奏楽部の天才パーカッショニストである。つまり、元々力強さ(結)や爆発力(歩美)が持ち味のメンバーが多く、そこに女神ブーストがかかるならば、これくらいのサウンドを鳴らしたとしてもおかしくない。そう思えるくらい、作中でキャラの魅力を描いており、作中でのキャラ描写の積み上げをサウンドに反映させている。

 *なので可能であれば、デカイスピーカーに爆音で聞いて見て欲しい。その方が圧倒的にこのサウンドの魅力が感じられる。

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  また、だからこそ、リーダーであり、バンドの発起人であり、女神編の真ヒロインともいうべき「普通の女子高生」であるちひろの明るさと繊細さの二面性が際立っている。超高校生的なキャラとサウンドに支えられることを踏まえた上で、ちひろの『初めて恋をした記憶』(これは初めて聞いたときにTHGEを思い出した。マジ、結のドラムヤバい)を聞き直して欲しい。サウンド的にも更にガツンとくるはずである。 

 

・アルバムの構成から見えてくる2B PENCILSというバンドの魅力

 アルバム『2B PENCILS』は、前半が既存のキャラソンのバンドアレンジ、後半が2B PENCILSのオリジナル・バンド曲という構成になっている。結成半年足らずのバンドなので、まあ、オリジナル曲は多くないだろうし、曲の並びをみたときにも、こんなもんじゃないかなと思う程度であった。

 

 しかし、実際に聞き込んでいくと、前半のキャラソンのバンドカバーの出来が本当に素晴らしいのである。ある意味でバンドメンバーが「こういうキャラですよ」という紹介を演奏を通して行ってる訳だが、こちらのアレンジが本当に大胆で、バンドの力を見せつける内容になっている。

 歌詞はどことなく(作中のアイドルかのんちゃん同様に)80年代アイドル・ソングをどことなく思わせる、アニメのキャラソンだけど、その後ろでなってるサウンドは明らかにロック。しかも、どことなくグランジ的な臭いがしてて、このギャップがたまらんのである。特に結の『Heart Beatにご用心!』は、そのタイトルからしてぶっ飛んでるが、結のパワフルなドラムとボーカルに圧倒されっぱなしである。

*しかし、現在のアニメ界において、あやひー(高垣彩陽)の歌声を抑えることがいかに重要かということを思い知らされるばかりである。ソニー系列だし、いしわたり淳治プロデュースであやひーボーカルのロックアルバム作ってくれねえかなあ。 

神のみキャラCD.10

神のみキャラCD.10

 

 

 もう一点、前半の曲から感じられることとして抑えておくべきことなのは、京の存在である。京は攻略対象のヒロインでも、お助けアクマでもない、いわばただのモブである。その一方で他のメンバーの親友として、彼女たちをサポートし、女神編のでも随所に非常にいい仕事をしている(桂馬に「もう遅いからな」と言わせる程度に凄い)実際に2B PENCILSの衣装は京作である。

 そんな京は2B PENCILSにおいても、キーボードとしてテクニカルでパワフルな曲を成り立たせるために欠かせない演奏を披露している。『Heart Beatにご用心!』のキーボードとか、京がこのバンドの裏主人公であることを証明している。また、実はバンドにおけるバックコーラスは実は京が務めており、本当に京様なしに2B PENCILSはありえないのである。

 

  それに対して後半は、ボーカルを交代で務めるという点では前半と同じだが、サウンドとしては明らかにバンドとしての一体感を感じさせる内容になっている。発起人であり、バンドの方向性を決めるちひろの本領発揮である。

  シングル版の『初めて恋をした記憶』のカップリングである『キャッチ・ザ・レインボー』で「普通の女子高生」の最強感を明るく表現した上で、そこから桂馬に恋する女の子達の熱い想いをバンドとしてたたみかけてくる。歩美がボーカルを務める『No.1』での呼びかけとか、まさしく女子高生バンドのステージ感があってたまらん。『No.1』は歌詞の内容もあって、歩美とちひろという二人を核にする2B PEINCILSのテーマ曲にふさわしい。

 こうした曲達が歌い上げられた後の『初めて恋をした記憶』なのである。『初めて恋をした記憶』はこれ以上無く女神編のちひろのための曲だけど、やっぱり2B PENCILS、そして特別ゲストを務めたかのんちゃんという、「平凡な乙女の無敵な青春」を体現する名曲なのであるということを思い出させてくれる。

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 その上で、シークレットトラックには『初めて恋のした記憶(TV EDIT)』が収録されている。音が途切れた後、「淡く愛しい日々」とかすれるように歌い上げるアニメ12話のちひろを思い出してやはり涙するのである...

 あと、ちひろを演じた阿澄佳奈に触れないわけにはいかないだろう。正直、これまで阿澄佳奈はラジオは好きだけど、CVとして「これだ!」と感じることはなかった。ちひろも正直最初は不安の方が多かった。でも、ちひろの強気と繊細さを兼ね備えた感じを絶妙に表現する演技を見たときに、本当によかったと思った。このアルバムでも、TV EDITのあの歌声は、本当に代替のしようのないすばらしさだった。

 

 それ以外にも、このアルバムは全員で一挙に演奏し、しかも2日間に凝縮して収録する形式だったそうである。言われてみると納得するしかないし、結果的に凝縮されたアルバムができることに繋がっていると思う。

2B PENCILSのフルアルバム!|eyelisオフィシャルブログ Powered by Ameba

 

 また、アルバムも細かく見ていくと、ちゃんとケースに鉛筆があしらわれていたり、初回特典はピックが付いていたりと、2B PENCILSというバンドの魅力が細かいところまで表現されている。ピックに関しては、1枚は「2B PENCILS」と刻印されている一方で、もう1枚はいわば普通のデザインである。女神編本編におけるピックの意味を思い浮かべると、この2枚が添えられている意味がより深く感じられるのではないだろうか。

http://instagram.com/p/h3CW6vBKJ9/

 

 

  毎回作り込まれたOP・ED、新人だった東山奈央とともにアイドルとして成長していくかのんちゃんの曲などキャラソン、アニメを彩るBGMと、元々『神のみ』は音楽が素晴らしい作品である。 そんな作品が産み出した無敵のバンド2B PENCILSのアルバムが、こんなにも心を打つ内容に仕上がっていたことは本当にファンとして幸せだし、『神のみぞ知るセカイ』という作品がもつ底力を感じさせてくれた。

 作品のファンは当然マストだし、そうでない人にも届くクオリティの一枚になっているので、是非聴いて、『神のみ』という作品と2B PENCILSというバンドに魅了されて欲しい。

 

God only knows -Secrets of the Goddess-

God only knows -Secrets of the Goddess-

 

 

 

 

 

新声優の予習をしながら、『咲-Saki-全国編』に備えよう

 いよいよ『咲-Saki-全国編』の放映まで一ヶ月を切りました。先週末には本編の、今週末には阿知賀編のニコ生一挙放送があるなど、否が応でもテンションが上がらざるを得ない状況になってきましたね。

 

 

 そんな中、先週までは毎日12時きっかりに全国編の2回戦であたるライバル高校(永水女子、姫松、宮守女子)の声優が一人ずつ発表されるという企画も行われていました。最初、URLから音声ファイルが漏れるという事故もあったりしましたが、結構新鮮なメンツが多く、予想勢の予想も外れてて面白かったりしました。

 かくいう僕も事前になんとなく予想していたのとは全然違うラインナップになっていたので、逆に面白いと思いかなと。阿知賀編の千里山なんかもそうでしたが、ここまで規模が大きくなってくると必然的に新しい血を導入するのは必要で、作品を通じてキャラクターと一緒に声優さんが成長していくのを見守るもの楽しい物です。咲という作品は、それを許してくれる懐の広さを持っていると思います。 

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作品概要 | TVアニメ「咲-Saki-」シリーズスペシャルサイト

 

 とはいえとはいえ、あまり声優に興味がない場合には、半分異常は名前も知らないというならびになってるんじゃないでしょうか(僕も3人は調べるまで知りませんでした)

 なので、ここでは過去の出演作やラジオ等を紹介しつつ、永水・姫松・宮守の声優さんの予習をして、全国編をより楽しむための準備をしようぜということです。

 

1.永水女子

 とりあえず永水女子から。声優だけなら「永水、準決勝進出待ったなし!」といわれるくらい豪華なラインナップになっています。  

咲-Saki-(8) (ヤングガンガンコミックス)

咲-Saki-(8) (ヤングガンガンコミックス)

 

 ①神代小蒔(CV.早見沙織

 エース小蒔ちゃんには今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアイムのエース早見沙織(『俺ガイル』の雪ノ下雪乃、『神のみ』のハクア、『俺妹』のあやせ、等々)

 個人的な印象としては正統派のヒロインというより、少し陰と棘があるサブヒロインでいい味を出す印象が強いので、発表された怜は違和感の方が強かったです。しかし、演技の幅は広いので、正統派で天然が入ってる小蒔ちゃんでどんな演技を見せてくれるのかを楽しみにしたいと思います。

 また、ラジオ等ではアイムらしい芸人的な一面を見せてくれますし、「MCに定評のある早見沙織」としてチームにいい雰囲気をもたらしてくれると思います。また、歌唱力にも定評があるので、EDやキャラソンも楽しみですね。

 

②狩宿巴(CV.赤崎千夏)

 次鋒の狩宿巴には、我らがキルミー赤崎千夏が満を持して当番。キルミーBDBOXの売り上げ大勝利同様、最近は声優としても大躍進を遂げている赤崎さんですが、実は鹿児島出身なので、永水での当番に期待されていました(永水は鹿児島弁しゃべりませんが)

  巴ちゃんは永水の中でもお世話役というか、苦労役というか、台詞量こそ少ないものの、チームとしてのまとめりを表現する上で重要な立ち位置なので、『洲崎西』と並んで今期ベストラジオ候補の『俺修羅ラジオ』でかやのくんをメロメロにした「モテカワ赤崎」の本領を発揮してほしいところです。

 麻雀初心者ながら、初上がりが国士無双というモッテルキルミー赤崎を信じろ!

 

 

 

③滝見春(CV.水橋かおり) 

 中堅の滝見春は、 (´_J`)こそ水橋かおり。最近ではまどマギのマミさんでティロティロいってましたが、元々幼女からBBAまで、ショタキャラから無機物まで、あらゆる役を高いレベルで演じ分ける実力派なので、はるるも問題なしでしょう。

 無口キャラからデレるタイプは得意な分野だと思いますし(『零の軌跡』のティオ、『フォトカノ』の実原など)、「それが自慢...(ニッコリ」に期待がかかります。後、役の幅的に、従兄弟のノーウェイ戒能プロの兼ね役とかもないんですかねえ...

 

 

④薄墨初美(CV.辻あゆみ

 永水の悪石ダボ仮面裏鬼門副将こと薄墨初美には、まさかの辻あゆみが登板。最近では『のうコメ』あたりにも出ていましたが、全盛期はやはり『極上生徒会』や『ぽてまよ』の頃(2005-2007年頃)だと思うので、久しぶりだなあという感覚の方が強いです。

 元々、ロリ系の演技が中心でしたし、一ちゃんと並ぶ咲回のロリ痴女ファッションリーダー枠も安心して見ていられるでしょう。また、辻あゆみといえば、デビュー当時の花澤香菜との『ぽてまよラジオ』を思い出す往年の声優ファンも多いと思いますし、こういう形での再会(直接からみませんが)は嬉しいものです。

 

 

⑤石戸霞(CV.大原さやか

 永水で最も見せ場が多いキャラと言えば、やはり霞さんですが、スタッフも万全を期して超大物大原さやかをねじ込んで来ました。『ARIA』のアリシアさんなど、「あらあら系」声優の頂点といっても過言ではないさーやなので、誰も文句はないでしょう。個人的には同じあらあら系でも17歳(意味深)つながりで喜久子お姉ちゃんでもいいかなと思わないでもないですが、こちらは咲さんのお母さんに期待がかかるのですよね(盟友久川綾愛宕母ですし)

 さて、大原さやかといえば、柔らかい雰囲気のあらあら系のイメージも強いですが、結構アクの強い役とか、どこか毒があるタイプ、いたずら好きなタイプも多いイメージ。最近だと『たまゆら』のお姉ちゃんとか。こちらも盟友新井里美が既にすばら先輩で登場済みですし、お姉さんの魅力といたずらっぽい魅力のハイブリッドな演技をみせてほしいですね。

 

 

2.姫松

 キャスト発表前から最も注目度を集めていたのは、やはり姫松でしょう。千里山以上に大阪弁が鍵になる高校なのでどう来るかなと思いましたが、スタッフは思いきって関西出身者で固めてきました。 

咲-Saki-(10) (ヤングガンガンコミックス)

咲-Saki-(10) (ヤングガンガンコミックス)

 

  

①上重漫(CV.伊達朱里紗)

 姫松の不発弾核弾頭、おでこがキュートな鰻漫ちゃんには、81プロデュース伊達朱理紗さんが起用されました。姫松の1発目の時点で、TL上でも「知らん」という声が上がってましたが、僕も知らなかった一人です。現時点ではモブを除けば殆どアニメ歴がなく、これからの成長が期待といったところでしょうか。

 ただ、サンプルボイスを聞く限りいい感じでしたし(事務所のサンプルボイスも関西弁)、なにより前向きに取り組もうとする姿勢がいい(twitterのプロフィールの咲アピールもいい)。緊張して初々しい感じは、前向きに行こうとして失敗しちゃう漫ちゃんのイメージにピッタリじゃないですか。育成の姫松のドラフトを信じろ!

 

②真瀬由子(CV.佳村はるか)

 「マイラブリー大天使のよー」、こと真瀬由子には、モバマスの姉ヶ崎でおなじみの佳村はるかが抜擢されました。アニメ経験こそほぼないものの、シンデレラガールズとしてステージとラジオで結構な場数を踏んでいますし、モバマス勢の取り込みも含めて大きな期待がかかります。

 そしてなにより、彼女はアイム所属ということで芸人部門にも期待がかかります。すでにデレラジでもその片鱗は魅せてくれていますし、咲ラジ(今回は植田・小清水ペア)にゲストで出た際には、事務所の大先輩佳奈様をタジタジにするようなところを魅せて欲しいところですね。モバマスと並んで、咲が飛躍のきっかけになってくれると嬉しい限りです。

 

愛宕洋榎(CV.松田颯水)

 末原先輩と並んで、最もキャスティングに注目が集まった愛宕ネキには、姫松関西新人ラッシュの最後の一人、松田颯水さんが起用されました。 その圧倒的な存在感、数多くの名言、なにより関西弁で相手をかましていくところが「かわいい」ネキの声優さんが誰になるかで全国編の成否が決まるといっても過言ではないくらいまであったと思いますが、そこにド新人が来たのでびっくりしたり、不安な人も多いかもしれません。

 ただですね、僕は松田さんは、愛宕ネキを演じるべくして声優になったと行っても過言ではないと言うくらいに期待してるんですよ。デビューのきっかけとなった「アニソングランプリ」における大阪のJK的な雰囲気、元々麻雀が好きで、咲が大好きという理解度の高さ、そして本人から感じられる熱意。どれも名門姫松の主将、我らが大エース愛宕洋榎に欠かせないものじゃないですか。

 格好つけだけど、どこか抜けてる。それでいて、主将としてお姉ちゃんとして回りを後ろ姿で引っ張る愛宕ネキ。松田さんはきっとネキとであうことで、凄く大きく成長すると思うのですよ。今はまだキャリア的には悪い意味で「格が違うわ」かもしれませんが、「いらんお世話やほっちっち」ですよ。彼女のポテンシャルを引っ張り上げるくらいの魅力がネキには詰まっているのですよ。

 ネキは二回戦もいいですが、準決勝が本領発揮だと漫画の最新話などからは感じられるので、全国編を通じて最も成長して欲しいのも松田さんですね。

 

 

愛宕絹恵(CV.中津真莉子)

 そんな愛宕ネキ大好きな絹ちゃんには、ここ最近の関西弁女性声優界の若手エースといってもいいでしょう、中津真莉子さんが起用されました。『さくら荘』の七海や『銀オフ』のエリカなどで既に実力を発揮済みなので、なんの心配もいらないでしょう。

 個人的にはネキはポテンシャルこそが重視されるべきだと思いますが、絹ちゃんはコンプレックスもあって繊細な演技が求められると思っています。なので、ネキではなく、絹ちゃんの方に中津さんをもってきたスタッフは慧眼だなあと思うのです。お姉ちゃんに負けないように頑張る中津さんの絹ちゃんには期待です。

 あと、ラジオでのトークの実力もピカイチなのも評価高いですね。ほんまにナチュラルな関西弁がたまらんですね。

 

 ⑤末原恭子(CV.寿美菜子

 全国編の裏主人公といえば、誰もが上げるであろう末原先輩には、押しも押されぬ人気を誇る団地妻スフィアの寿美菜子が登板。これにて「Aチャンネル」のメイン4人が咲に集合したわけですが、元々U子の関西弁から絹ちゃんあたりでの起用が期待されていましたが、最も外せない末原先輩にもってきました。

 けいおんの紬ちゃんのイメージが強い人も多いでしょうが、気が強い役も気の弱い役も、基本的にはオールマイティなタイプの声優さんだと思います。最近だと、『俺ガイル』の文化祭実行委員長の小物っぷりもよかったですよね。

 なので、全国編において最も感情の揺れ幅が広い末原先輩にはうってつけでしょう。どんな声でカタカタいってくれるのか期待ですね(ゲス顔)

 

 

 

3.宮守女子

 2回戦が進むにつれて、徐々にその存在感を増していくのが宮守女子。絆を感じる5人には、熱狂的なファンも多いので、声優にも期待がかかってました。 

咲Saki(9) (ヤングガンガンコミックス)

咲Saki(9) (ヤングガンガンコミックス)

 

 

①小瀬川白望(CV.長妻樹里)

 先鋒のシロには、長妻樹里さんが起用されました。長妻さんといえば『たまこまーけっと』の不思議なあんにゅい子のかんなちゃんのイメージが強いですし、「ダルい」でおなじみのシロにはピッタリじゃないでしょうか。同じ一月から始まるアニメ『中二病でも恋がしたい 戀』でも、新ヒロインを演じることが決定しているなど、来年最も注目すべき声優さんが咲にも参戦なのですよ。

 実は准看護師の資格を持っており、最近では『ピンドラ』の荒川美穂や、古くは林原めぐみなど、実は出世ルートに乗ってるのではないか疑惑も。また、すでに金朋先生と互角に渡り合うなど、どことなくただ者ではない感をただよわせているので、シロというつかみ所の無い大物感があるキャラにはぴったりかもしれません。

 

②エイスリン・ウィッシュアート(CV.水野マリコ)

 卓上に理想を描く天使(次鋒戦には天使が二人も^^)、留学生のエイスリンは水野マリコさん。アニメよりも、ナレーションや外画の吹き替えが中心に活動されているのでなじみがない方も多そうですが、『夢色パティシール』などでアニメの経験もある実力派ですね。

 元々お姉さんが帰国子女で英語がぺらぺららしく、外画の経験も活かしてエイスリンのキャラに奥行きをもたらしてくれるのではないでしょうか。外画の俳協を信じろ!

 

③鹿倉胡桃(CV.豊田萌絵

 ころたんと並んで咲界のちびっこ代表胡桃ちゃんには、豊田萌絵さんが起用されました。彼女は小倉唯(怜)と石原夏織(竜華)が脱退後の新生StylipSのメンバーに抜擢されており、「おっ、なんか匂うな」という人もいるかもしれません。

 とはいえ、千里山のメンバーも段々と実力をつけてきたように、彼女もこれから期待がかかる声優さんです。豊田さんの場合には、『境界の彼方』などで少しずつ出番も増えてきていますし、きっと成長してくれるでしょう。ネキと部長の間にはいって「うるさい!」とどこまでいえるか。ステージで培った度胸と、18歳の若々しさで魅せて欲しいですね。

 

 

④臼沢塞(CV.佐藤利奈

 宮守のお母さん主将の塞さんには、大原さやかと並ぶ大物佐藤利奈がきました。これでまたひとり『マリみて』勢(写真部の蔦子さん)が咲の世界に進出です。「サトリナにJKは大丈夫か?」といった意見も見られましたが、彼女は自ら(17)といってますから、大丈夫ですよ(震え声)

 そんな冗談はさておき、『アマガミ』の薫のように、ちょっと世話焼きタイプのJKも多くやってます。塞さんは苦労人属性も強いですが、そこはまさしくサトリナの得意分野。副将戦という魔境で活躍する塞さんも、サトリナなら安心でしょう。

 後、ヘソキス属性がついちゃったので、来年の夏コミあたりが楽しみですね(ゲス顔

 

 

⑤姉帯豊音(CV.内田真礼)

 宮守の大将、身長的にも能力的にも規格外の大物とよねーには、今最も人気のある若手女性声優であるといっても過言ではないでしょう、内田真礼さんがきました。サンプルボイスを聞いて、「声が少し軽い」みたいな意見もありましたが、閉鎖的な環境から出てきたとよねーは、身長とギャップのあるかわいさが魅力ですし、これくらいはむしろミステリアスさの強調になっていいんじゃないでしょうか。

 というよりも、『あいまいみー』のミーなど、実はエキセントリックな役は得意な方ですし、最近でも「浮き世離れしたヒロイン」であるところの『ガッチャマンクラウズ』のはじめちゃんでの怪演も記憶に新しいところです。なので、お嬢様属性と不思議属性を兼ね備えたとよねーにはまれいちゃんがぴったりでしょう。

 我らが「じょじょじょ」洲崎綾とのラジオなんかでも楽しそうにやってますし、やっぱり期待度はNo.1でしょう。

 

 

 

 以上、駆け足気味に紹介してきましたが、既に有名な声優さんだけでなく、新人さんにもそれぞれ見所とポテンシャルを感じるということが伝わってくれれば嬉しいです。

 元々咲は、「スーパー百合系声優大戦」的な豪華さがありましたが、阿知賀編あたりからは育成力も徐々に発揮するようになってきました。なので、全国編というアニメを通じて、キャラクターと声優がともに成長する過程をみんなで楽しみましょう。

 咲の包容力、育成力を信じろ!

 

追記:全国編のアニメ放送開始にあわせて、毎週日曜日9時から(ニコニコでの配信の翌日)、下のUSTREAMで咲の感想UST(伯すま咲TV!)をやってます。是非是非聞きにきてください。


USTREAM: LeicesterP: 今月のシノハユ感想. ラジオ