「敷居亭なろうTV!」第一回放送の録画と今後のお知らせ
・第一回『敷居亭なろうTV!』お礼+録画公開
2/15日に行った「敷居亭なろうTV!」第一回放送が無事に終わりました。予告通り前半は『レジェンド・オブ・イシュリーン』についての熱いトーク、後半はゲストにきてくれたはぐれっち/藤孝剛志先生(『姉ちゃんは中二病』1巻2巻好評発売中)とトークをさせていただきました。
録画も無事に公開されていますので、お聞き逃した方、聞き直したいという方は下記のリンクよりお願いします。また、チャットやメールでお便りをくれた皆様にも重ねてお礼申し上げます。
姉ちゃんは中二病2 へっぽこ吸血鬼vs.最強の妹!? (HJ文庫)
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内容的には敷居亭配信のいつも通りの雰囲気で僕と敷居さんが語り倒すような感じでしたが、今後もあんな感じを基本線に、色々と微修正を加えつつ番組っぽくやりたいと思っております。基本的には前半がテーマとなる作品語り、後半はなろう全般のトーク(可能な時はwithゲスト)でやっていこうと思いますので、よろしくおねがいします。
ちなみに次回はまだ日程は決定していませんが、取り上げる作品は、木根楽さんがメールでおすすめしてくれた、『この女、小悪魔につき__』(+九曜さんの関連作品群)の予定です。僕も読んでみましたが、かなり面白い、なろうには珍しい学園ラブコメですので、ぜひぜひ読んでもらって、次回放送に遊びに来ていただけるとうれしいかぎりです。
・木根楽さんによるイシュリーン外伝
当日の放送ではチャット欄+メールで木根楽さんも聞いてくださっていました。挙句の果てには、次回作『マキシマム・イン・ラグナロク』の冒頭部分を先行公開いただくなど、本当にファンとしては感涙物(一方で本当にいいのかというジレンマもw)な反応をいただき、配信をしている身としては正直うれしかったです。
それにくわえて、『レジェンド・オブ・イシュリーン』本編においてイシュリーン小説を描いていたハロルドさんを主役にした外伝も公開されています。さっそく読んだところ、メンバー一同なんともこそばゆい恥ずかしい(ちょっと申し訳ない)気分にもなりましたが、楽さんらしい外伝のプレゼントです。
エミリシリーズでいうところの『教授と彼女の秘密な関係 』のようなスピンオフで、読むとさらにコンチネンタル・サーガシリーズを楽しめると思いますので、ぜひぜひ。
レジェンド・オブ・イシュリーン -歴史学者ハロルド- - 1
・ニコ生敷居亭コミュで「裏敷居亭なろうTV!」もやっていきます。
今後も「敷居亭なろうTV!」は月1か2か月に1回程度の頻度でUstreamで配信していこうと思いますが、またそれとは別に、ニコニコ生放送で「裏敷居亭なろうTV!」(GODSGARDENの『裏顔TV!』的なノリ)という形で、なろうジャンキー敷居さんの最近のおすすめ作品を紹介する配信を不定期にやっていけたらと考えています。
こちらはかなりフランクに、いつも敷居さんが僕たちに面白い作品を見つけた時に、その作品の感想をしゃべってるのを、もう配信しちゃって、一人でも多くの人に敷居さんおすすめの作品を知ってもらおうという意図ですね。
こういう形式ならば、ニコニコの方がコメントもしやすくていいかなと思いますし、一見さんも入ってきやすいと思いますので「敷居の部屋」のコミュで配信したいと思います。特に大々的に告知せずにふらっとやることが多いと思いますので、twitterをみてもらったり、コミュに参加してもらってアラートを入れてもらうなりしてもらえればと思います。
こんな感じで、今後もなろうをテーマにした配信を打っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。また、この作品が面白い、この作品や作者さんを取り上げてという意見があればメールお待ちしております。
ハンドルネームを添えて、sikiiteistream@gmail.comまでよろしくお願いします。
*なんかこんな動きもあるようですが((((;゜Д゜)))
@sikii_j 放送お疲れ様でした。公式生放送側でも、小説家になろうに関連するユーザー側の放送を紹介していきたいと思うのですが、該当放送について紹介しても大丈夫でしょうか?
お忙しいところ申し訳ないですがご返答をお願いいたします。
— 小説家になろう公式生放送 (@narouradio) 2014, 2月 17
2/15に「敷居亭なろうTV!!」レジェンド・オブ・イシュリーンやります—敷居亭ストモン部本格始動—
デスクトップPCが壊れました(挨拶)
ただ、この時期にいかれてくれたので、ちょうど消費税増税直前のタイミングで新PCを購入する決断が出来ました。もう寿命直前でしたし。これで気兼ねなくストリームもじゃんじゃん打てるから良しとしよう(錯乱)
さて、そんな新環境が整った中で、敷居亭として久しぶりに小説家になろうに関するUstreamを行いたいと思います。今回のテーマは『レジェンド・オブ・イシュリーン』。配信日程・URLなどは以下の通り。
・敷居亭なろうTV!! 第一回:レジェンド・オブ・イシュリーン
・日時:2/15(土)21時から
・配信URL:http://www.ustream.tv/channel/sikiitei-stream
・出演者:敷居(@sikii_j)、レスター伯(@LeicesterP)、さっすま(@sad_smiLey3)
・メールアドレス:sikiiteistream@gmail.com
*ゲストでとあるなろう作家の方が内定してます。誰が来るかは当日のお楽しみ
今年は敷居亭としてもストリームに力を入れていこうということで、今回は第一回放送で、今後も月一か二ヶ月に一回くらいはなろうやSSなどのテーマで配信をしていきたいと思っております。
その第一回のトークテーマとして、我ら三人が愛する作品で、つい先日完結したレジェンド・オブ・イシュリーンを取り上げようというわけです。イシュリーンに関しては過去にもこの三人でUSTをし、その結果作者の木根楽さんともなんやかんやで繋がりが出来たりと、色々と思い入れのある作品なので多分熱く語ることになると思われます。
また、イシュリーンは堀川恵美理シリーズに続く「コンチネンタル・サーガ〜ラグナロク編:第二部」と言うことで、3月からは真打ちである『マキシマム・イン・ラグナロク』の連載も決まっており、その予習もかねての配信です。
*ちなみに前回のイシュリーン配信は録画で聞けるので復習したい人は是非。
番組の構成としては、前半一時間くらいイシュリーンのトークをした後、後半はなろう全般に関する雑談を一時間くらい敷居さんを中心に行う予定です。その際に、とあるなろう作家さんがゲストに来てくれることが内定しているので、そちらもお楽しみに。今後も前半テーマ作品に関するトーク、後半全般的なトーク・ゲストを交えてのトークという形式で配信をやっていきたいと思っています。
ちなみに上記のメールアドレス(sikiiteistream@gmail.com)までお便りをいただければ、番組内で紹介してトークのネタにしたいと思います。既に数件いただいていますが、今回だとイシュリーンの感想・話して欲しい話題だとか、個人的におすすめのなろう作品などを書いてもらえればそれを拾ってトークを広げていきたいと思います。
ちなみに木根楽さんも楽しみにしてくれているようなので、当日は本人がチャットに降臨もあるか!?
さて、今回はなろうをテーマにした配信ですが、今後も色々と企画をして敷居亭ストモン部として配信をしていきたいと思っています。最近再び盛り上がってきている咲SSに関しては、毎週日曜日21時から定期放送している『伯すま咲TV!』の方でちょくちょく取り上げていますが、なんかテーマを決めて企画放送は打っていきたい。
上記のアドレスに「こういう放送やってほしい」とメールをいただければ検討するので、お気軽にお便りをしてもらえればと思います。個人的にはそろそろ思いっきり声豚を解放して声優ラジオについて語る配信だとか、敷居亭の同人誌に関する企画会議的な配信も面白いかなと思っております。あと、艦これのイベントがはじまれば確実にストリームを打つな...
それ以外にも普段から僕やさっすまが格ゲー配信をしたりしているので、twitterなんかで見かけたら気軽に遊びにきてください。ustream以外にもtwitchでも配信しているので見かけたら是非。
敷居亭ストモン部配信URL
Ustream:http://www.ustream.tv/channel/sikiitei-stream
Twitch:http://ja.twitch.tv/sikiitei_stream
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『スペース☆ダンディ』ともう一つのCOWBOY BEBOPの系譜―坂本真綾『Be Mine!』のすすめ―
2月も1/3が終わってしまいましたね...(挨拶)
それはさておき、年度末で色々と忙しいのですが、今季は博論が終わった分、じっくりアニメを見てます。咲全国編の安定感はもちろんですが(毎週日曜日9時から『伯すま咲TV!』絶賛配信中)、『いなり、こんこん、恋いろは』のファンタジー日常系感もいいですねえ。ヒロイン伏見さんを演じる大空直美の関西弁はここ10年の新人声優の中でもトップクラスじゃないですかね。『かみちゅ!』大好きな僕としては、特に楽しみながらみてます。
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他には、『バディ・コンプレックス』が最近のロボ物の中だと比較的うまく王道展開を織り込みつつ言霊力が高くて楽しみに見てます。相変わらず六花ちゃんのリアクションがくそかわいい『中二病』、今季もスーパー真礼タイムな『ノラガミ』、レズアニメというよりキスアニメなコメディ『桜Trick』あたりは安心してみてます。
それから『ウィッチクラフトワークス』はさすが水島努といった感じで、『ガールズ&パンツァー』で魅せてくれた戦闘シーンだけでなく日常シーンでのCGの使い方のうまさとか、CGと言えば老舗GoHandsが全力の3Dを駆使して全力の下ネタギャグでお送りする『生徒会役員共*』もいろんな意味で素晴らしいですね。あと、この二つは主題歌も素晴らしく、毎日聞いてます。
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そんな感じで楽しめてる今季アニメですが、個人的な思い入れの面で言えば咲に勝るとも劣らないのが『スペース☆ダンディ』。今でも「一番好きなアニメ」ランキングNo.1の座に君臨し続ける『COWBOY BEBOP』の渡辺信一郎監督に、信本敬子、佐藤大らが再集結したスペースコメディで、設定もノリもまさにBEBOPの後継者。
見栄とバカを全力のクオリティと疾走感でやり、それでいて人情話や浪花節も全部やる。5話とかよかったですよね(大河内脚本というのがまた草ですが)。『カブトボーグ』や『あいまいみー』並に全滅エンドが多くても、次の回には何事もなかったように普通に再開し、何をやってもちゃんと『スペース☆ダンディ』になってる。15年ずっとこれをまっててよかった...(『坂道のアポロン』も好きなんですけどね)
あと、BEBOPといえば音楽ですが、ダンディでも一話の終盤の音楽とのシンクロ感がたまらなかったです。また、より世界観へ入り込めるかどうかが重要なダンディだと、岡村ちゃんのOPも、やくしまるえつこ×菅野よう子のいかにもなEDもうまく機能してますね。こちらもITSでぽちってひたすら聞いてます。
BEBOPの遺伝子といえば、今季はダンディ以外にもう一つあるんです。それが、『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』。監督の岡村天斎はBEBOPにおいて『悪魔を憐れむ歌』や『マイ・ファニー・バレンタイン』、『カウボーイ・ファンク』などの印象的な回のコンテを切ってます。それ以降にも『DARKER THAN BLACK』の監督などを務めるなど、外連味と遊びの両方を併せ持った天才演出家。そんな岡村監督の新作が、BEBOPチームと同じ時期に見られるとは幸せこの上ないわけです。
ズヴィズダーも世界征服をもくろむ秘密結社というテーマを扱いつつ、コメディとシリアスを絶妙なバランスで混ぜつつ、独特の視点とこだわりで描く面白い作品ですね。ダンディが「スペースダンディとは宇宙のダンディである」の一言でその世界観に没入させるように、ズヴィズダーもケイトの妙な説得力がある台詞や振る舞いで世界に入り込ませる見栄の世界と言う点が共通してて面白いんですよね。一端世界に入り込ませて油断させつつ、ちょっとした死角から殴ってくるアニメ。大好物です^^
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そんなズヴィズダーといえば、OPの『Be Mine!』が本当にたまらんのですよ。いや、何度聞いてももうたまらんとしか言いようがない。坂本真綾+the band apart+江口亮とか、ほんま良く組み合わせたとしかいいようがない。
the band apartのファンキーでパンクで美しいロック。2000年代中盤に、よく深夜に木屋町や鴨川を徘徊しながら聞きまくってました。あらゆる要素を詰め込みつつ、それでいてオリジナルで、ノスタルジーもある。バンドにいけば窒息してでもモッシュしたくなる。最高に熱くて心地いいバンドなんですよね。
そんあバンアパが坂本真綾の曲を書くとか「マジか!」と言わざるを得ないわけです。美しくかつアッパーに心地よいロックに真綾の声が非常にあうのですよ。しかも、ストリングスのアレンジに江口亮(いきものががりやschool food of punishmentなどのアレンジでおなじみ)が加わることで、旋律の美しさ、そして爽快感の中に一滴の罪悪感のような物がふりかけられて、もう逃れることが出来ない曲に仕上がってますね。
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ちなみに、坂本真綾といえば、BEBOP8話『ワルツ・フォー・ヴィーナス』において、盲目の少女ステラ・ボナーロを演じています。このステラのエピソードはダンディ5話とにかよった構成で、最後にスパイクがステラに話しかける台詞は本当に最高なのです。
後、テレ東で放送が途中打ち切りされた後、最速で全話放映されたWOWOWでは、二作目のアルバム『DIVE』をリリース前後の若かりし頃の真綾がよくCMで流れていたのを覚えています。『DIVE』の頃と言えば、菅野よう子とのコンビの真っ最中で、この後『プリズム』とかがリリースされるわけです。
そんな坂本真綾が岡村天斎の新作のOPを歌うというだけでも個人的には凄くくるのですよね。本当に僕の思い出回路が色々と刺激されて今季はやばい。
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まあ、個人的な思い入れをおいておいても、『Be Mine!』は最近でもかなり上位にくるアニメOPなので、是非是非聴いてみてください。ちなみにシングルに同梱されている『SAVED』も『いなり、こんこん、恋いろは』のED曲で、これまたいいので本当にお薦めの一枚です。
『咲-Saki-全国編』の放送開始と咲SSの新たなサイクル(2014年1月版)
みなさん『咲-Saki-全国編』楽しんでますか?(挨拶)
3話に入り、ちゃちゃのんも登場し、(もうすぐ40なのに、アスミスにまで先をこされるなんて)「そんなん考慮しとらんよ...」な松来さんのネイティブ広島弁名演技もすばらでしたね。『伯すま咲TV!』でも話していますが、ここまでは丁寧に積み重ねるフェーズという感じですが、来週以降本格的に二回戦が始まるので、より一層楽しみですね。
さて、全国編の放送開始に伴って、このブログでも何度も取り上げてきた咲SSが最近再活発化して来ている印象があります。そこで今回は2013年年末から2014年初頭にかけて面白かった咲SSを紹介しつつ、最近の傾向について少しまとめて見ようと思います。
年末あたりからの咲SSの再活発化に全国編の放送開始が影響を与えていることはほぼ疑いが無いところですが、どのように再活発化しているかといえば、
①単純に量的な増加
②新たなカップリング
③これまでとは異なる方向性のキャラの掘り下げが進む
の3つくらいの傾向が見られると思います。以下でそれぞれの論点について簡単に。
①量的な増加
咲SSは2013年後半の咲SSといえば、まとめサイトにまとめられるようなSSが一日1〜2個くらいしか見当たらなく少し寂しい思いをしていましたが、年末あたりから(身長などの情報公開あたりから)3〜5個くらいに増えてきている感じがします。
過去にチームiPS敷居亭支部のコピー本でさっすまがまとめてくれたように、VIPSS(およびSS速報など派生系のSS)は、スレ(VIP、アニメ本スレ、なんJ)が盛り上がることでネタと人が集まってきて、結果的にSSの量と質が上がる傾向にあります。昨年の後半と言えば『シノハユ』の連載が始まりましたが、『シノハユ』はスレが加速するタイプの作品とは少し違うので、やはり年末からの盛り上がりはアニメによるスレの盛り上がりが一番大きいのかなと思います。
人がまた集まりだしてるのは、年末あたりから安価系SSが少しずつ増えてきており、比較的長めの連作SSがぽつぽつ投稿されていることからも分かります。例えば以下のモモSSなんかは、つかみのネタの突飛さや、途中からのドライブがかかってくるところは、最盛期(2012年後半)のシリーズ物SSの感覚に近く、非常に懐かしい気持ちになりました。
「酷い、だが、もっとやれ!」という感覚で読み進めていくのがやっぱり咲SSの醍醐味なんですよね。
・桃子「この声とひきかえにこんなに美しい夜を届けるっす」マンゲファイアー、ゆみ「まんまんワイフの毛根蒻畑」 マンゲファイアー : おかしくねーしSSまとめ
②新たなカップリング
咲SSといえば、やはり欠かせないのがカップリングの妙。とはいえ、既に長年にわたり様々なカップリングが試されてきた咲の二次創作界隈において、新しさを求めるのはなかなか難しい物があります。
ところが最近だと、連載当初はあまり盛り上がらなかった有珠山SSやシノハユ関連のSSがポツポツと投下されるようになることで、文字通り新しいカップリングが出てきている印象があります。
有珠山でいえば、最近なるちかSSをひたすら投下している人がいて、この人のなるちかSSがいい感じで狂気を孕んでいてたまりません。また、有珠山全体も阿知賀に近いバライエティ的なSSがよくあうバランスの高校なので、今後YGでの連載が進むにつれて更に盛り上がることに期待がかかります。
・成香「おち○ちんが生えました」 : おかしくねーしSSまとめ
・誓子「なるかの可愛いポイント全部当てるまで帰れま10!」 : おかしくねーしSSまとめ
また、シノハユSSに関しては本編に対する咲クラスタの好反応とは逆に、SSとしてネタにしずらい雰囲気もただよってましたが、こちらも少しずつその方向性が模索されています。具体的には「ロリチャードソン」系SSを中心に、慕ちゃんの麻雀ジャンキーっぷりをいかしたSSも少しずつ開拓されている印象があります。
・シノ「おじさん、一緒にお風呂入ろうよ」コースケ「!?」 : おかしくねーしSSまとめ
・慕「紙で作った麻雀牌!」山岡「やれやれ」 : VIPとSS
・慕「打てますか?」玄「はい、松実姉妹がお相手ですのだ」 : おかしくねーしSSまとめ
こうした新規参戦校、新規作品関連のSSに加えて、これまであまりなかったカップリング自体もちらほら出現しています。個人的に最近で一推しなのは以下の憧咲SS。憧咲自体はこれまでもいくつかあったのですが、このSSにおける憧ちゃんの咲さんを好きになる感じはこれまでにない新鮮な切り口だったので、是非読んで欲しい一作です。
後、次の傾向とも被るんですが、最近の憧ちゃんは、援交キャラでも、iPSキャラでもない、それ以外の方向性のキャラの掘り下げが進んでいる印象があります。
・憧「泣き顔の綺麗な人が好き」咲「えっ」 : おかしくねーしSSまとめ
③異なる方向性のキャラの掘り下げ
カップリングと併せて、これまでとは異なるキャラの方向性の掘り下げも見られます。これに関しては、特に清澄が多い印象がありますが、全国編前半の主役とも言うべき部長を中心に、アニメが進むとまた進むんじゃないでしょうか。
特に以下のぽんこつ久シリーズは、咲さんのキャラ付けも含めて非常に目の付け所がいい感じで、うまく新たな魅力を引き出しているといえると思います。こういうSSは今後も更に増えて欲しいですね。
・まこ「うちの部長はぽんこつじゃ」 : おかしくねーしSSまとめ
・咲「うちの久はポンコツかな?」 : おかしくねーしSSまとめ
・和「うちの部長はポンコツじゃない…です」 : おかしくねーしSSまとめ
以上の3点をまとめると、全国編に伴いスレが再び賑わい、「SSの不可欠なネタと書き手が増加する→新たなカップリングや新たな方向性の掘り下げがはじまる」ということになります。これは量的な増加と質的な変化の両方を伴う変化で、咲SS文化を支える風潮被害文脈の更なる進化の一つの形といえるのではないでしょうか。
そしてこの傾向を象徴する超大作SSが久しぶりに投下されました。
・怜「竜華を欺いて浮気を続ける」憧「そうはさせない!」 : おかしくねーしSSまとめ
このSSを簡単に説明すると竜華を欺いて憩ちゃんと二股浮気を続けようとする怜と、それを阻止しようとする憧ちゃんが、心理戦、推理合戦を繰り広げるSSです。単純に二人のやりとりが「デスノートの月対L」を思わせる非常にレベルが高いもので、咲のキャラについて一通り知っていれば楽しめる、読み物として非常にハイレベルなSSといえます。
しかし、このSSの凄いところは構成力+文章力だけではありません。怜の浮気と言えば、いわゆる初期咲SSを支えた「屑怜」風潮被害の文脈です。怜竜SSの歴史を振り返えるならば、「屑怜→竜華NTR属性→竜華チームiPS入り(からの脱退)→逆に竜華がNTRるSSの増加→ラブラブSS」という風にまとめられると思いますが、このサイクルを踏まえた上で、最初期の「屑怜」に再び戻ってきているのが上記のSSという訳です。
参考:二次創作の最前線はここにあるー咲SSのすすめー - レスター伯の限界
最近の咲SSの流行 ー怜竜の関係性の逆転傾向からみる咲SS回の新たなサイクル- - レスター伯の限界
といっても単純に屑怜SSに先祖返りしているわけでなく、会話における「一巡先」を読む能力、情報収集や連絡のために活用される「怜ちゃん」など、この2年間で本編、そしてSSで積み上げられてきた能力やネタをふんだんに盛り込むことで、屑怜風潮被害をより高次元まで引っ張り上げています。ネタが一周するということは、その界隈が廃れてしまうのか、再び浮上するのきっかけになるのかの分水嶺に当たるわけですが、このSSはまさしく後者の咲SSの再活発化を象徴しているといえると思います。
また、怜だけの問題でなく、相手役の憧に関しても、チームiPS的な要素を匂わせつつも、偏差値70が嘘ではないと言わんばかりの頭脳を発揮して、チート能力持ちの怜と全力で戦っています。これも怜と同様に、憧に関しても過去の風潮被害の歴史を踏まえつつ、更に憧のキャラクターとしての魅力を引き出した演出がなされているといえるでしょう。
以上を踏まえてまとめると、
①全国編の再開に伴い書き手が咲SS界隈に再集結する
②更に2年間積み重ねられてきた風潮被害文化の歴史というベース
この2つの文脈が合わさった上で、ハイレベルな書き手の渾身の一作として投下されたのがこのSSだといえるのではないでしょうか。したがって、この作品は単作のクオリティ的な意味で『大阪デート』と並べても遜色ないですし、それに加えて、歴史的な重要性の意味でも、『カンちゃんシリーズ』、『ゲンツキ・ホー』なんかと並べてもいいのではないかと個人的には思っています。
また、昨年の同じ時期に投下された超大作『学年対抗シリーズ』と比べると、『学年対抗シリーズ』が咲SS界の第一次の盛り上がりを締めくくる意味での転換期を象徴する作品であるのに対して、本作はスケールの面では少し劣るところもありますが、第二次の盛り上がりのきっかけという意味で転換期を象徴する作品となるだけの潜在力を持っていると思います。
久しぶりに読了後の興奮冷めやらない超大作だったので、ついつい長い記事を書いてしまいました。咲SS界が再び盛り上がるんじゃないかという期待を抱かせてくれる、ほんとうにすばらな作品でした。咲は知ってるけど咲SSは殆ど読んだことないという人にも、咲SSはずっと読んでたけど最近離れていたと言う人にも、その両方に是非読んで欲しい超大作なので、是非是非一読してみてください。
TVアニメ 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A キャラクターソング vol.6
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TVアニメ 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A キャラクターソング vol.2 Live A-Life
- アーティスト: 新子憧(東山奈央),ZAQ,木ノ下慶行,木之下慶行
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追記:追加で特にジャンルレスに昨年後半に面白かったSSをピックアップ。読み落としてるのがあれば是非読んでみてください。
・咲「清澄と風越の部員は相部屋ですか!?」久「何か問題でも?」 : おかしくねーしSSまとめ
久しぶりにチームiPSの香りがしつつ、さらっと混じるカンちゃん
・姫子「おばあちゃんになっちも一緒におろうね」 : おかしくねーしSSまとめ
新道寺SSは息が長いですね。哩姫もいいけど、個人的には姫すばが大好物です。
・憧「iPS力たったの5。ゴミか」優希「じぇ?」 : おかしくねーしSSまとめ
帰ってきたスタジオあらたそ
阿知賀編が完結して主人公の重圧から解放された最近の穏乃はフリーダム
・憩「宮永照と」照「荒川憩の」照&憩「何かと戦ってる系!」:えすえすMode
ラジオ好きにはたまらない一作。照&憩のコンビもすばら
・和「王様ゲームしませんか?」京太郎「まじで!?」 : おかしくねーしSSまとめ
下半期の安価系SSといえばこれかな。ハギヨシとセーラがいる時点で狂気確定
・モモ「先輩と別れて欲しいっす!」久「じゃアナタが代わりになる?」 : おかしくねーしSSまとめ
昨年の下半期はゲス部長SSが多かったですね。これが全国編によってどう変化するのかも今年の見物です。
昨年中旬に(一部界隈で)一世を風靡した京牌SS。ただ、これは極まった狂気というよりは、原作、SSなどあらゆるネタを取り入れつたスケールのデカイ大作
・絹恵「憩ちゃん変わったな」憩「かもな」 : おかしくねーしSSまとめ
大阪の同級生だけど、なかなか無かったカップリングの絹憩。個人的にはツボなので、続きも期待してます。
・洋榎「新年早々やかましいのが来よった」セーラ「せやな」 : おかしくねーしSSまとめ
やっぱり洋セがナンバーワン!
1/19(日)こみっくトレジャー23にサークル敷居亭で参加します
今週末に大阪で行われるこみっくトレジャー23にサークル敷居亭で参加します。
イベント名:こみっくトレジャー23
日時:2014年1月19日(日)11時〜
ブース番号:ナ-18b
去年の冬コミには参加できなかった分、二度目のこみトレに参加することになりました。関西でのイベントは滅多にでないので(というか敷居亭にみんなやってくる)、関西近郊にお住みの方は是非是非足を運んでください。
頒布物としては、去年の夏コミの時の新刊を中心に既刊を大体一式持って行く予定になっております。
①『敷居の部屋の最前線』(700円)
「小説家になろう」「VIPSS」を中心にテキスト系WEB小説の最前線に迫った一冊。『まおゆう』に引き続いて、現在アニメも絶賛放映中の『ログホライズン』の原作者橙乃ままれ先生のルーツに迫る独占インタビューを巻頭に掲載。
その他にも、小説家になろうの累計ランキングでついに一位になり、まもなく書籍版が発売される『無職転生』の理不尽な孫の手さんのインタビュー、『神様のいない日曜日』『魔法の子』のラノベ作家入江君人さんによる「書き続けるための創作講座」など、好評なコンテンツを満載。計114頁の充実した内容になっております。
自信をもってお薦めできる本にしあがってますので、まだ手に入れてないと言う方は是非是非お手にとってもらえればと思います。
②『敷居の部屋の終幕』(500円)
アイマス、ニコマスの歴史をずっと追ってきたサークル敷居亭のアイマス系同人誌の集大成ともいえる一作。ニコマスPが選ぶ魂の一選、豪華対談、ライブ・声優・ミリマスなどに関する個別記事などを詰め込んだ内容になっています。くらふとさんによる気合いに入ったライブイラストの表紙も素敵です。
③『敷居の部屋の混沌』(500円)
こちらは二年前に作った同人誌ですが、執筆当時より更に発展したニコニコ動画の格ジャンル論(MUGEN、RTA、ゲーム実況、アニメ)、ブームが始まった頃のなろうに関する対談を扱った一冊。敷居亭メンバー的には既刊の中でも屈指の出来との声もあがるなど、現在読んでも十分に楽しめる内容になっています。
長いこと在庫切れの状態が続いていましたが、この度増刷したので、是非お手にとっていただければと思います。
その他にも在庫がある既刊は持って行く予定です。当日は最近「ゆかい食堂」で大活躍中のくらふとさんもブースにきてくれる予定になってたりするので、ぜひぜひ遊びにきてください。
終幕だけど最前線—サークル敷居亭C84新刊のすすめ— - レスター伯の限界
【告知】毎週日曜日21時から『伯すま咲TV!』で咲トーク【定期放送化】
あけましておめでとうございます。2014年もよろしくお願いします。
昨年後半から、さっすまと一緒に咲関連の感想USTを発売日にあわせて行ってきましたが、2014年はそれを定期放送化(『伯すま咲TV!』)したいと思います。
全国編の放送も始まったので(関西は今晩からですが)、全国編の感想+その週に発売された咲関連の連載の感想+αという感じで、咲の感想を中心に色々としゃべっていきたいと思います。日曜深夜に関東で最速放送、土曜日晩にニコニコで全国編の配信というスケジュールを考えて、その間にあたる毎週日曜晩にストリームを打つ予定です。
詳細は以下の通り
・番組名:伯すま咲TV!
・配信URL:http://www.ustream.tv/channel/leicesterp
・配信日時:毎週日曜日21時から(予定)
・内容:『咲-Saki-全国編』、YG『咲-Saki』、BG『シノハユ』『咲日和』の感想
その他、今日の艦これ、オススメ漫画、格ゲーばなし等々
・出演者:レスター伯、さっすま(レギュラー)+時々ゲスト(主に敷居亭のメンツ)
Live streaming video by Ustream
全国編で咲クラスタも盛り上がってますし、アニメが始まると咲に注目するアニメ勢も多いですし、『シノハユ』でりつべ+あぐりのコンビが最高に高まってますし、2014年は咲世界がこれ以上ない成熟した魅力を見せてくれる一年になると思います。僕らもストリームを通じてその盛り上がりに加担できたらなと思っていますので、是非是非よろしくお願いします。
「咲-Saki- 全国編」 一 (初回特典:新規描き下ろしコミック付き) [Blu-ray]
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シノハユ1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックスSUPER)
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HW修道会に寄進してきた (冬コミ告知 2日目東A88b)
あれは、シコシコと博論の原稿を書いていた11月上旬、一通のDMが届いた...
「まずうちさあ、艦これ本つくるんだけど、書いてかない?」
「ああ、いいっすねえ...」
その結果がこれだよ...
*冬コミのお知らせ「Kancolle Admirals] | 坊主めくり
■執筆者一覧
リアルに「ファッ!?」ってなる名前しかないメンツが揃う蝉丸Pのところの艦これ本に原稿を寄進(寄稿)してきました。まあ、声をかけられた瞬間にこういうメンツになると予想はしてましたが、実際に自分の名前がこの中に並ぶと、「ああ、これは殺されるな」と思いました(小並感)
ただ、「レスター伯 田沢大典 たまごまご」の並びだったので、なんかほっとしたのを覚えてます^^(失礼)
とはいえ、原稿自体はちゃんと書きました。僕は「声優関係で書いてくれる人」という枠で呼ばれたので、艦これのシステムと声優起用に関する話、個人的一推しの声優の話などで書きました。だれを一推ししてるかはこのブログを読んでる人なら容易に予想はつくんじゃないでしょうか(てんてこてんてこ)
ということで、別に僕の原稿なんか関係ないくらい豪華なメンツによる艦これ本になっております。2日目の壁際で配布されているので、頑張って手に入れちゃってください。
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