レスター伯の限界

なんもかんも政治が悪い......

「舞スバに逃げはない」のインパクト -レスター伯が1ヶ月でVtuberのセカイにどっぷりハマっていった記録-

「舞スバに逃げはない」

敷居亭として6年振りの同人誌を制作、コミケに参加した夏の大型連休の終わり、ふと見始めたとある配信から聞こえてきた言葉である。その時画面には、パワプロの試合とワイプから声援を送る若い女の子とおっさんVtuberの姿が映っていた。

f:id:pushol_imas:20190920132140p:plain

https://www.youtube.com/watch?v=ELXcaslsdVs&t=3272s より

この配信を見たときに、「なんでこんな女の子とおっさんがパワプロの試合を観て盛り上がっているんだ」と「なんかすげーパワーのある、これは観ておくべきものだ」が入り交じった大きな感情が湧き上がってきた。

 

この記事は、この配信を見たことをきっかけとして、レスター伯がVtuberの世界にどっぷりはまることになったことの記録を残すものである。この時出会った「大空スバル」と「舞元啓介」という2人のVtuberを軸に、今個人的に熱いと思っているVtuberのセカイについてどうしても記録を残しておきたいという「エモ」の放出にお付き合いいただければ幸いである。

 

1.Vtuberとの出会いから沼に落ちるまで

僕がVtuberについて本格的に知ったのは2018年の年始だった。ちょうど敷居亭に集まる機会があり、ふとしたきっかけで輝夜月の動画をみんなで見たときだった。当時ブームだった壺(Getting Over It)をハイテンションで実況プレーする動画から感じられるコンテンツ感に、これはなかなか面白いものが出てきたなと感じたのを覚えている。


【Getting Over It】月ちゃんおこだよ!!!!!おこ

 

とはいえ、これをきっかけにVtuberを追うようになったわけではなく、あくまでもそういう面白そうなセカイがあると思ったに過ぎなかった。

 

ただ、この時から敷居さんが徐々にはVTuberのセカイにまっていったので、「おめシスはいいぞ」などと布教を受けたり、入り浸ってるLineグループでも委員長(月ノ美兔)まわりのムーブメントが盛り上がっていたので、2018年の後半くらいから面白い動画の一つとしてVtuberの動画をちびちび見るようになっていった。

その時期に見ていた動画としては、基本10分以内で見やすいおめシス、LoLのプロシーンにはまっている関係から、鷹宮リオンのLoL動画あたりだった。(逆に委員長やでろーんなど、にじさんじ1期生まわりはあんまりみてなかった)


【ドッキリ】撮影中にうんちをもらした結果ww

 


でびリオン】鷹宮リオンの悪魔的LOL講~おにいさんと一緒~

 

 

こうしたなんとなく傍から眺めている状況に変化が起こったのは、当然ながら夏コミの本を作っている時だった。ありらいおんさんとの対談の中で、Vtuberの話をしたのもあるし、ありらいおんさんの夏コミのVtuberデータ本と打ち上げでのVtuber会話が盛り上がったのもあるが、ちょうど敷居亭に泊まり込んで作業をしているときにとある動画を見たのがきっかけだった。それが、雪山人狼こと「Project Winter」のまとめ動画。


【Project Winter】色んな視点で見る自己紹介~1戦目まとめ【雪山人狼】

 

ゲームとしての面白さ、まとめのクオリティの高さ、畳配信などの放送事故(ネタ)などなど、面白さのフックが重層的に詰め込まれた動画をみることで、これはこのゲームに参加しているVtuber達をちょっと追ってみてもいいかなと思ったのである。

しかもこの時に参加していたメンバーは、僕の中では全く知らないVtuberばかりで、なんとなく眺めているだけでは視野に入ってきてなかったメンツだったことも大きかった。つまり、僕が全然知らないだけで、おもしれえやつやおもしれえコンテンツが大量に存在していると感じてしまったのである。


【放送事故】畳と話し出す天開司

 

こうして、2018年始〜2019年の夏までの間で、Vtuberのセカイはゆっくりとではあるが着実に自分の近くに寄ってきたわけであるが、そこから一気に僕を沼に引きずり込んだのが冒頭の動画、Vtuber甲子園における「大空スバル」と「舞元啓介」の2人だったのである。

ちなみに、このVtuber甲子園にたどり着いた経緯も、TLでありらいおんさんが楽しそうに実況していたリンクをたどったからなのでやっぱり「レスター伯も舞スバから逃げられない」状況になっていたのだろうな思う。


「VTuber甲子園 -優勝決勝戦-」2019年8月17日放送 #天開司 #舞元啓介 #椎名唯華 #大空スバル #歌衣メイカ

 

 

2.舞スバを全力で(追)体験する

さて、この記事の本題である舞スバである。舞スバとは一体何なのか、その背景には何があるのか、なぜ舞スバにはまったことでVtuberを動画としてではなく、セカイとして追うようになったのか説明したいと思う。

 

舞スバとは2人のVtuber「舞元啓介」と「大空スバル」のコラボ動画、およびコンビそのものを指し示す名前である。主にYoutuberを主戦場として動画やLive配信をしているVtuberは個人のチャンネルを活動の本拠地として持っている。そのチャンネルにおいては個人で配信したり動画を作成したりすることもあるが、Vtuber同士のコラボ動画・配信も盛んに作られている。

そうしたコラボの一つがここで取り上げる舞スバだが、この舞スバはかなり特殊な経緯によって成立したコラボ(コンビ)である(あった)。

 

まず何より僕が冒頭で驚いた様に、①おっさんとJKのコンビである点。『敷居亭の部屋の旋回』のありらいおんさんとの対談でも触れていたが、Vtuberのセカイは一昔前に比べると男女コラボが受け入れられる下地があるとはいえ、いかんせんおっさんとJK。

しかもおっさん(舞元)の方は「農家Vtuber」、JK(スバル)の方は「格闘技部とesports部のマネージャーを務める後輩系JK」。一見すると単体でも属性が渋滞しているのにそんな2人がコラボする... 画をみて混乱し、属性をしってさらに混乱してしまうこと間違いない組み合わせである。  

 

まあ、バーチャルだし何でもありだろうと思うかもしれないが、更にこの2人は②他社コラボである。Vtuberには個人で活動する個人勢も存在しているが、この2人がそうであるように企業が経営する箱に所属して活動するVtuberも多い。

大空スバルはときのそらなどどちらかというとアイドル系女性Vtuberのイメージがあるホロライブ所属(あくまでイメージ)、一方の舞元啓介の方は、月ノ美兔委員長以降、ネタ・何でもありのイメージが強く、女性だけでなく男性Vtuberも在籍するにじさんじ所属。タダでさえ、強すぎる属性の2人が所属会社の壁を越えてコラボしている、ヤベえ匂いしかしないやつである...


とはいえ、ここまでなら、まあ企業の戦略とかあるんじゃないかとなりかねないところであるが、③コラボの経緯が大空スバル(デビュー1週間)が舞元啓介に唐突にコラボを申し込んだ、というぶっ飛びすぎたものである。当時舞元啓介の方もデビュー1ヶ月くらいで迷走気味、何をしていいか迷っていた頃だったと後に回想している。そんなときに、デビューしたばかりでよく分からない、しかも他社に所属するJKのVtuberからコラボしないかと申し込まれたのである。全くもって正気の沙汰ではないが、今から思うと当時の2人が狂気に支配されていて良かった...

なお、この時の裏話として、にじさんじ(舞元)側は警戒を示したのに対して、ホロライブ(スバル)側はノリノリだったというのがあり、2人だけでなく所属する会社自体が狂気に支配されていたといっても過言ではないだろう(後をみるとむしろホロライブ的には正常なのがポイント。ほんまVTuber界のアイムエンタープライズ)。


【辞めるかもしれないと思ってた】舞元啓介が感謝してもしきれない、大空スバルとの出会い

 

コラボの属性を説明するだけでもうお腹いっぱいになってしまうのだが、実現した第一回のコラボの内容がよりによって「激辛ペヤングMAXEND早食い対決」である。まさに地獄... 罰ゲームの「舞元コピペ」全力読み上げを含めて本当におかしいとしか言い様がない狂気の沙汰である。


ペヤング激辛MAXEND早食い対決! 舞元啓介vs大空スバル


【罰ゲーム】舞元啓介&大空スバル 謝罪会見

 

しかし、この後2人のコラボは現在まで続いている。舞元おじおじの(何かとあればネタで)炎上(と煽られる)体質、スバルの芸人気質(ASMRなどに顕著な特徴のある声や地獄企画メーカー)が合わさり、毎度毎度地獄配信が繰り広げられている。


大空スバルの内なるドナルドと戦う新感覚ASMR

 

しかし、その配信からは目が離せないのである。スバルと舞元(おじおじ)のやりとりには親子のような、おじさんと姪っ子のような絶妙な雰囲気がある。特にスバルのデザインを担当したしぐれういママ(Vtuberのセカイではデザイナーをママと呼ぶ風習がある)を合わせた3人で行われる大空家配信では、ういママが加わることで微笑ましい家族的なやりとりの温かみといつも通りの地獄の両方が加速するため必見である。


【#大空家】大空家で行くドリームクラブ【地獄】

 

 

また、この2人のコラボは他のホロライブやにじさんじのメンバーも巻き込んだコラボへと波及し、FAMS対にじさんじレインボーダンディーズなど、にじさんじとホロライブ周り(にじホロ)のセカイに確実に影響を与えたと言えるだろう。まあ、そこで展開されるのは大体が地獄企画だけど...だが、それがいい! あと、スバ谷くん(男声のスバル)はガチ!


【ホロライブFAMS】#にじホロイケボ 選手権【にじさんじレインボーダンディーズ】

 

さらに細かく紹介しようとすると止まらなくなるのでこれくらいにしておく。間違い無く、舞スバは面白い、狂ってるけどそれが良い、たまらないのである。もちろん、個人の動画も面白いのだが、コラボだと本当にあり得ないシナジーの面白さなのである。

 

こうして狂気から始まり、周りを巻き込みながら展開して来た舞スバの一つの到達点が冒頭のVtuber甲子園なのである。初コラボから11ヶ月、幾多の地獄をくぐり抜けてきた2人が、パワプロの栄冠ナインで自社のVtuberをモチーフに作ったチームで対戦する。しかも、予選リーグ最終戦→決勝戦という2連戦で...

僕が何も知らないまま、あの日たまたま観た配信から感じた熱気の背景にはそんな歴史があったのである。「舞スバには逃げはない」は、幾度もの地獄を共に駆け抜けてきた戦勇が発する言葉だったのであり、2人の間には、そしてリアルタイムに2人の歴史を追ってきた視聴者にとっては言葉に出来ない重みとエモさがつまっていたのである。

Vtuber甲子園から一ヶ月、後追いでその経緯を追体験して来た僕から観るとなんともうらやましい体験である。しかし、Vtuber甲子園でたまたま知った後、追体験としてではあるが追うことが出来たのは幸せであったし、過去の動画を観た後に再び見た決勝戦の景色はより輝いて見えたのも確かである。

ちなみに決勝戦のフィニッシュの虚空ボール、本当にあれは神だったよね... 天開司の実況も含めて... キャラ育成から生放送していたので過去放送を見れば見るほど思い入れが強くなるし、モチーフになったVtuber同士の関係を知ればより楽しめる、本当にVtuber甲子園は素晴らしい企画だった。


【緊急集合】Vtuber甲子園振り返り放送【夏の思い出】

 

そして、この追体験を可能にしてくれたのが、Youtubeという生配信のアーカイブが自動で動画に残るプラットフォームの存在もあるが、切り抜きやまとめ動画、そして非公式Wiki(特ににじさんじ非公式Wikiは記事の充実度、過去の配信へのリンク集として圧倒的に優れている)の形で記録を残してくれた数多のVtuberファンの存在である。

配信自体の熱はもちろん、セカイを取り巻く人々の熱の存在が、僕が後追いでもこのセカイにどっぷりはまることが出来た要因である。ある意味でファンがメディアとして機能すること、もっといえばファンが歴史を、ストーリーを語り、残してくれているからこそ、Vtuberのセカイ自体にどっぷりハマった」のである。

 

3.このセカイの雰囲気を僕は既に知っている

こうして約一ヶ月で一気に沼にハマってしまったわけであるが、それは多分僕が似たような雰囲気のセカイを既に知っていたことも大きい。例えば、詰み重ねたストーリーの果てに繰り広げられる狂ったまでの戦い(プロレス)、緊張と緩和、雑談が本編化する生放送(ニコ生RTA)、そして数多の人の手によって次々とコンテンツが作られることで成り立つセカイ(ニコマスやなろう)...

Vtuberのセカイはこうした僕がこれまでの人生で体験してきた、楽しんできたセカイと親和性があって、もちろん違いはあるけれどもその楽しみ方が自然と応用されることで圧倒的な速度でハマれたのだと思う。そんな中でも特に同じにおいを感じたのが、そう、声優ラジオのセカイ。

 

最近は記事を更新してないのでめっきり忘れられてる様な気がするが、このブログの最多更新記事は洲崎西であり、シーサイドコミュニケーションである。この狂気をはらんだ面白さ、殴り合いあり、地獄あり、それでいてベストパートナーとしかいいようのないやりとり。そしてそんなラジオを支える家族的な会社やスタッフの存在。そう、僕の中では洲崎西やシーサイドと舞スバまわりのセカイは同じにおいのする存在である。

奇しくもこの7月から洲崎綾文化放送Vtuberに関するラジオのMCを務めている。そしてめちゃくちゃ相性が良いのである、ぺとVtuber

 

また、スバルの配信ではいつもいじられる存在がいる。ホロライブ社長の谷郷(たにごう)さん。配信ではYAGOOといじられ、一頭身のキャラクター化し、フリー素材化している。このいじられ方。ラジオでいじられ、イベントで(声優以上に)緑のペンライトが光るシーサイドの植木社長を思い出すやつ。


【いつも】#YAGOOを救いたい【ありがとう】

 

先日開催されたスバルが所属するFAMS(元々ネタ動画から始まったホロライブのユニット)がリアルイベントを開催した際、ステージ上には舞元おじおじとういママから送られたバーチャルフラワースタンドが並び、終演後にはファンによるおじおじ(他社なのに)とYAGOOに対するコール。こんなに愛された空間が、空気が、僕は好きで好きでたまらない。 

 

 

4.これからも広がり続ける芳醇なセカイを楽しむ

さて、これくらいにしておこう。本当はもっともっと書きたいことはある。舞スバから始まって、今でも一番好きなのは間違いないけど、他にもいっぱい面白いVtuberやコラボ、企画にあふれている。にじさんじやホロライブ以外にもいっぱいいっぱいVtuberはいるし、その広がりこそが魅力である。

最近だとりつきんのマイクラ配信(特に夏祭り以降の展開は本当に泣ける)、ぺこみこ戦争、エビフライオン対うさちゃん先生をさばくゆめおのMC力(どことなく鷲崎さんを思い出すやつ)、D(ダジャレ)1グランプリのアッキーナ唐辛子からのちまちゃんのダジャレージア... いや、書き切れない...


【兎田ぺこら】マイクラ大戦争 開幕編 ~繰り返される悲劇~


【#マスコッツ大戦】相剋、にじさんじマスコッツVSホロライブマスコッツ【ほのぼのコラボ】


にじさんじD-1グランプリ【にじさんじ】

 

 

でも、これだけはいえる。このセカイは本当に面白い。「舞スバに逃げはない」をきっかけにハマってしまったこのセカイをこれからも追っていきたいと思う。「舞スバからは逃げられない」のだ...

明日から札幌でラグビーW杯みてくるけど、9/22の舞スバコラボ一周年記念配信が楽しみ過ぎてね、本当にね^^