好対照なヒロインのカットにゾクゾクした ―『四月は君の嘘』、『惡の華』のすすめ―
フォトカノが延期して絶望してる僕に力をください (´・ω・`)
*追記:12月29日発売と改めて発表されたので、冬コミのお供に決定かな。
*追記の追記:結局公式からまだ未定だよって言われた(´;ω;`)
フォトカノ 特典 初回特典:「ねんどろいどぷち 果音」&大谷桃子お風呂ポスター付き - PSP
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しかし、『アマガミSS』二期決定って、何やるつもりなんだ...
まあ、BD買うのはもう確定してるんでいいですけど(`・ω・´)
二期も主題歌を歌うazusaの1stアルバムは本当によかったので、みんな買うように^^
azusa 1st Album azusa(DVD付)初回生産限定盤
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季節の挨拶はこの程度にしておいて、
今年の夏はコミケを含めて忙しい+体調悪いの絶望的コンボで、
何も更新できなかったわけですが、
色々と消化はしていたので、その中から漫画を二冊ほどおすすめしたいと思います。
どちらもヒロインの圧倒的な魅力に溢れた作品ですが、
その方向性が正反対な二作を選んでみました
1.色のない世界を照らす魅力の光 ―『四月は君の嘘』宮原かをり
個人的な今年のベストはもう『四月は君の嘘』で決まりでいいかなと。
Amazon.co.jp: 四月は君の嘘(1) (月刊マガジンコミックス): 新川 直司: 本
『さよならフットボール』の時点で新川直司には完全にやられてましたけど、
今回のヒロインのかをりちゃんは、前作ののんちゃんクラスにキラキラ輝いたヒロインで、
世界をカラフルに染め上げる魅力に溢れている訳ですが、
のんちゃんにはなかった恋愛要素が加わって、もう最強以外の何者でもないですね。
しかし、新川さんは相変わらず殺人的に好みなカットを描いてくれる作家ですわ。
天才的な才能をもちながら、音楽に絶望を味わう主人公の回復というテーマは、
最近だと『三月のライオン』とも被る部分もおおい訳ですが、
ヒロインの魅力という点で、個人的には『四月は君の嘘』の方をより推したいですね。
参考:フットボールには夢がある! ―新川直司『さよならフットボール』のすすめ― - レスター伯の躁鬱
重層的なリアルが紡ぐ物語 ―『三月のライオン』5巻のすすめ― - レスター伯の躁鬱
さよならフットボール(1) (KCデラックス 月刊少年マガジン)
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2.闇を引きずり出す惡の華 ―『惡の華』仲村佐和
一方で、かをりちゃんとは真逆の魅力に満ちたヒロインが登場するのが、
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こちらは、田舎のもうどうしようもない閉塞感を*1、
これでもかとえぐい角度から切り取った作品ですが、
そのヒロインの仲村さんの表情にゾクゾクする作品です。
主人公の変態性を解き放ち恍惚の表情になる仲村さんはガチでヤバい。
溜まりに溜まった青春の暗黒面を突きつけてくる物語もいいんですが、
とりあえずこの漫画は仲村さんのカットだけで十二分に金をとれますよ。
作者の押見さんは『変態性』というテーマを非常に急角度に、
しかしストレートに切り取った作品を作るので、
カルト的な人気を誇る作家だと思いますが、
『惡の華』はその中でもポップで、だからこそガツンと来る作品に仕上がってます。
とりあえず入門に、最近あらためて出版された初期作『スイートプールサイド』を読んでみるといいかもです。
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まとめ
最近Twitterやザ・インタビューズなんかでも書いたんですが、
僕は最終的には一枚のカットにしびれるために漫画を読んでるんだなと、
そんな事を『四月は君の嘘』と『惡の華』は改めて突きつけてくれた作品でした。
他にも、4巻で終わってしまったのが非常にもったいない『振り向くな君は』とか、
久しぶりに職業漫画としてはまってる野球漫画の『グラゼニ』とか、
最近の展開がヤバい『神のみぞ知るセカイ』なんかもこの夏には印象に残ってますが、
カットが脳にこびり付いてるという点では、この二作には勝てる漫画はこの夏はなかったなあと思います。
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